シェア
Kei
2024年11月21日 00:00
読後、イメージしたイラストです。
2024年11月14日 00:08
常に弱々しく、周囲を窺い、自己評価を他者に委ねたり「わたしは、つまらない人間なのだ。取るに足らない人間なのだ。」などと繰り返して恥じない男は、大抵が、自己憐憫、甘え癖のある男なのだ。言葉と真逆に、自己肯定の権化なのだ。その種の男に、取り乱してよ、なんて願うはずもなくw既にツマラナイのだから。いっそ、仮面でもつけて黙ってなさいよ、とー内心毒づくけれど♪つい思い出したタイトルのフレーズであ
2024年10月31日 00:04
坂口安吾「桜の森の満開の下で」映画化もされています。耽美と狂気の世界… 岩下志麻が髑髏を抱き、首遊びするシーン、魅せられました。前に描いた絵をアレンジし【髑髏を抱く女】をイメージしました。おやすみなさい✨
2024年10月28日 09:38
カフカの橋を読む度に、その時々の私の心により、感想は異なる。不条理なる文学、橋=私、これは読まれた方が皆、代用して、思考、想像するだろう。主語は橋=わたし橋は、寂しい。橋は、優しい。橋は、偏狭の地で待つ、待つ、待ちわびる。思いがけず、出現した旅人(要は、こんな場所には来ないであろうという突然の出来事、未知なる感動、不安、えとせとら)に、たじらぐも暫定”彼”を、落ちない
2024年10月27日 07:09
山椒魚は悲しんだ。彼は彼の棲家である岩屋から外に出てみようとしたのであるが、頭が出口につかえて外に出ることが出来なかったのである。今は最早、彼にとっての永遠の棲家である岩屋は、出入口のところがそんなに狭かった。そして、ほの暗かった。強いて出て行こうとこころみると、彼の頭は出入口を塞ぐコロップの栓となるにすぎなくて、それはまる二年の間に彼の体が発育した証拠にこそはなったが、彼を狼狽させ
2024年10月23日 06:18
カフカに心酔したという安部公房は、同じく幻想譚、アリエナイ物語を最期まで書き続けた。作品紹介するのも長いだけだし止め。遺作とされる「カンガルーノート」この作品に対しても、多くの方が論評、考察文など、プロアマ問わず記載しているので、これも止め。賽の河原の少女垂れ目の看護士垂れ目の女が他にも数人安部公房の母は垂れ目だったのだろうと、推測出来るのですが。死に瀕した彼の絶望
2024年10月21日 12:24
例えば猥褻だと断定され裁判沙汰になった野坂昭如例えば子宮作家と呼ばれ創作活動を停止に追いやられた瀬戸内晴美例えばオカマ作家と呼ばれた丹羽文雄と継承者と嘲笑された連城三樹彦例えばエロ小説の大家と嘲笑われた吉行淳之介谷崎淳一郎川端康成人は世につれ世は人につれ。評価に絶対性など無く賞など取った日にゃ芸術、純文学と笑えるほどの大昇格!むぅ、人の物差しの何と
2024年10月17日 09:30
つげ義春の「無能の人」、映画化もされたから知ってる方も多いかと思います。主人公は石を売って歩くんですね、いつも川原で石を集めてる。ふと、私の父も兄も石を収集してた事を思い出しました。放蕩三昧の若き日の父は、ここで書けない程のエピソード沢山あり。宝石だって何だって買えた当時の父が、何より大事にしていたものが沢山の石でした。その石を父が母に「これ、凄いだろ」と見せたそうな。母
2024年10月16日 09:11
岡本かのこが袂に入れていたのは、小さな観音様だったと言う。何故、観音様なのですか?編集者の問いに、かのこは朗らかに率直に「だって、一番、美しいもの」と答えたそうな。岡本かのこの伝記小説「かのこ繚乱」を、随分前に読んだ。二十前後だろうか。瀬戸内晴美さんが寂聴さんになる前だ。かのこという女性。比類な奇々怪々なる人物と、愛した男たち。夫、岡本一平は、当時、売れっ子の漫画家だ
2024年10月15日 05:57
柴田よしきRIKOシリーズ女神(ヴィーナス)の永遠聖母( マドンナ)の深き淵月神(ダイアナ)の浅き夢他、「聖なる黒夜」「私立探偵 麻生竜太郎」など、リコシリーズに登場したキャラの別物語など、あります。リコという女刑事に、一時期、共振し読み耽りました。おそらく、「月神の浅き夢」で完結だと思いますが、続編、読みたいと切望。柴田よしきは、最近、SFジャンルの作品が多く
2024年10月14日 06:55
坂口安吾「救いが無いということ自体、救いであります」「所謂、母というヤツは妖怪だ」狼に食べられる赤頭巾ちゃんは、愛らしく無邪気で罪が無かったのか?プツリと突き放される切なさ・理不尽さ=赤頭巾ちゃん、という風に「文学のふるさと」で安吾は書いています。小説であれエッセーであれ、また安吾を語る誰かの評であれ、実に、どこを切り取っても、衝撃的かつ愉快である。三好達治は、安吾を
2024年2月1日 16:35
常に弱々しく、周囲を窺い、自己評価を他者に委ねたり「わたしは、つまらない人間なのだ。取るに足らない人間なのだ。」などと繰り返して恥じない男は、大抵が、自己憐憫、甘え癖のある男なのだ。言葉と真逆に、自己肯定の権化なのだ。その種の男に、取り乱してよ、なんて願うはずもなくw既にツマラナイのだから。いっそ、仮面でもつけて黙ってなさいよ、とー内心毒づくけれど♪つい思い出したタイトルの
2024年2月2日 15:42
澁澤龍彦が絶賛する最も美しき裸体ベラケラス「裸のヴィーナス」に於ける『ミカエルの菱形』ですhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8F%A1%E3%81%AE%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B9ヨーロッパにおける美人の条件としての菱形。男性の力強さの象徴としても使われます。検索されてください。ミカエルの菱形
2024年2月2日 16:04
例えば猥褻だと断定され裁判沙汰になった野坂昭如例えば子宮作家と呼ばれ創作活動を停止に追いやられた瀬戸内晴美例えばオカマ作家と呼ばれた丹羽文雄と、継承者と嘲笑された連城三樹彦例えばエロ小説の大家と嘲笑われた吉行淳之介谷崎淳一郎川端康成人は世につれ世は人につれ。評価に絶対性など無く賞など取った日にゃ芸術、純文学と笑えるほどの大昇格!むぅ、人の物差しの何と頼りないことか。。