アマチュアの一筆参らせ候②〜時空を超える音楽
先月のNHK交響楽団定期演奏会は、「定期」では珍しいことですが、終演後、その指揮者に対して満席の聴衆がスタンディングオベイションを捧げていました。
プログラムは、シューベルトの交響曲「未完成」と「ザ・グレート」を一夜で演奏する珍しいプログラムで、振ったのは、齢97歳のマエストロ・ブロムシュテット。
若い頃の、あの颯爽たるイケメン指揮ぶりを昔から見慣れてきただけに、コンサートマスターに支えられながら登壇し、時間をかけて着座するまでの老マエストロの姿は、痛々しくさえ思えました。