20240128 川内追廻 (仙台市)-EP 0- #風景誤読
追廻地区のすぐ隣には広瀬川が流れている。
思えば、まじまじと近くで見たことがなかった。
追廻地区のことについて少しずつ知れば知るほど、この広瀬川は追廻地区の住民と密接な関係であることがわかる。
*
「ある日の観察日記」
-エピソード0 -(序章)
追廻地区から広瀬川へと向かう途中、野
菜のような葉っぱが自生している。
(ここで綺麗な水面をみながら、おにぎりを食べたり畑仕事のお手伝いをしたりする生活も楽しかっただろうな。。。)
*
それにしても広瀬川はこんなにも、綺麗だったのか。。見るたびに感慨深い驚きに包まれる。
追廻地区で想いを馳せていると、心の奥に潜めていた内なる感情も顔をのぞかせては饒舌に脳内で話しかけてきた。
1.追廻地区での生活は
戦争で生活が苦しくなった方が暮らしていたこの地域。当初は荒みまくり貧しさの中で生きるのがやっとの生活だった。しかし住民が仕事に就けるようになり収入を得るようになってからは少しずつ人間らしい生活ができるようになる。
この地が住宅地の全盛期であったころ、永住する覚悟で新築を建てた住民もいた。次第に地域住民が自分たちの家族や親戚であるかのような間柄に。
生活困窮者と普通の社会人が仲良く暮らしていたところでもあったのだ。
2.近頃の社会問題と追廻地区での出来事はどこか似ている
例えば、次のような出来事
追廻に住んで居た方の移転先でもある現在の集団市営住宅は元来、国が所有していた土地だ。以前は政府の倉庫として使われていた土地で、戦時中には爆薬庫などが保管されていた。
「国の土地に家をつくらされる」というのは変わらないのが不思議でしかたがない。再び行政の都合で何十年か後に、一方的な理由で追い出したりされないのか心配になる。
例えば、”ここに交通の利便性の高い道路をつくる、この地にショッピングセンターをつくって地域を活性化させたい。だから、追々出ていってほしい” なんて、残酷なことにならない確証はどこにもない。
少なくてもその土地が国のものであったのなら尚更だ。
3.私の身の回りの出来事に置き換えて考えてみた
罪のない人を一方的にいじわるする人や誹謗中傷するユーザーなどは、その被害者に対してどのような感情をもっているのだろうか。
*
思い出に溢れた地元がいつの間に行政のものになり、既存の姿をぶち壊されて全く新しいものにされてしまうときが来たらどうしよう
時として、それは新しい道路かも知れないし
新しい複合施設かもしれない。
もしくは植物たちが痛々しく引っこ抜かれるかもしれないし、除草剤で殺された挙句その上から新しい街がつくられるかも。。。(´-﹏-`;)
4.新しい道路の建設計画によって町内会も分断される
仙台では現在大規模な道路の建設計画がされており、その1つが「宮沢根白石線」である。
この道路は仙台市の交通渋滞緩和を目的に作られる道路である。すでに着工されて完成しているエリアもあり、全線の開通を待ち望む声も多い。だけれども、この計画には気になる点があるのだ。
それは、住宅地が密集している「南光台地区」である。
「宮沢根白石線」概要
参照:https://youtu.be/4t1XiAQDfks?si=d2YiYh0ALS2MNzcb
南光台地区
参照 : https://youtu.be/BXza0yHT0cg?si=JZ6LMNWFWHP6npJX
参照:toujitu.pdf (city.sendai.jp)
5.なんだか人ごとに思えない
私が幼少期に暮らしていたエリアもこの対象地区に含まれている。
それは植物が豊かに育っている憩いの場も大規模道路の下敷きになるということでもある。
時として排気ガスに溢れた空間もしくは当時お世話になっていた地域住民とのつながりも寸断される懸念が残る。
6.お金では買えないもの
そうした人と人の見えない温もりは何よりも代えがたいものだと感じる。
対象エリアの住民には住居と保証金が支給されるのだからそれで満足じゃないかと思われる方もいるかもしれない。
だけれども今回の追廻地区のように、原風景の感じない様子に変わってしまうと前の風景と共に記憶しているささやかな思い出さえも徐々に消される感覚になる。
同時に、なにもない風景のなかにある”憩いの場”さえ失ってしまう気持ちにさえなる。
7.反対派が多数だが、なぜだか現実味を帯びてきた
この話は実は20~30年近く前から噂話として私も近隣住民から聞いていた。もしかすると、それ以上前から持ち上がっている計画なのかもしれない。
だが最近、宮沢根白石線の河原町周辺区間で新しい道路が完成した。南光台区間の入口のようなトンネルも何年か前に完成されている。
明石台区間では、まだ開通していないが新しい道路が少しつくられていた。
となると、小松島新堤区間も他人ごとではなくなってきた。
8.原風景を記録する日記を制作する
そこで滴々さんの風景誤読で、私の原風景をアーカイブする日記を制作しようと決めた。
ちょうど滴々さんから面白い企画(風景誤読)のお話も伺っていたし、実際、滴々さんと話していると普通に面白くて個人的に共感する部分も多い。(まるで、子供のころからの知り合いみたいな?)
ということで、私の幼少期の思い出の地である「小松島新堤」と
面白いことがおこりそうな「風景誤読」を掛け合わせた日記を綴ろおうと思い立った。
9.続けて少しずつ分かってきたこと
例)
1.追廻地区
”広瀬川”、”国や政治”とは切っても切れない関係であると感じる。
2.小松島新堤
”自由奔放な植物”、”今の道路が開通する前は、謎の道路だけがある場所”、”今のように車が開通する前は、あの道路が近隣の子供の遊び場”ということもあり、橋の下や傾斜のあるコンクリート、ガードレールの裏のちょっとした座れるスペースなどをみては幼少期の思い出が蘇る。
とはいいつつ、中身は今もあまり変わらないので植物観察やコンクリートの座れるスペースで日向ぼっこをしてしまう。
そのようなことから始まった「 #ある日の観察日記 」
もし、内容に間違いがあったり傷つけてしまった表現があれば逐一訂正して参りますので、そのときは遠慮なくお申し付けくだると幸いである。
*
♩..♬
参照:https://youtu.be/DUJLRxr48Ds?si=6VbBMqoQsxdn64en
.。o○(もしかすると、天才ロックバンドを
見つけちゃったかもしれない。)
♬..♪..♩♬
参照:https://youtu.be/1Q4XBBH5gsw?si=UmSecIaVkSeSsaai
♫〜… ♫…♪
参照: https://youtu.be/8iuLXODzL04
もし計画を止めれたら、どんな気持ちになるのだろう
[りな]