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「学びを変える」インタビュー

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起業・転職・副業など、さまざまな立場で「学びを変える」を仕事にしてきた先輩のストーリー。
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#探究学習

地方の生徒に可能性を。探究学習の効果検証と事業化にチャレンジ Edo New School(エドゥニュースクール)

地方の生徒に可能性を。探究学習の効果検証と事業化にチャレンジ Edo New School(エドゥニュースクール)

「人が育つ地域の生態系を強くしたい」

そう語るのは、岐阜県飛騨市で中高生向けの探究スクール「Edo New School(エドゥニュースクール)」を運営する、株式会社Edo代表の関口祐太さんと副代表の盤所杏子さん。

「『やってみたい』を見つけ『やれる!』と思える自分になる」をコンセプトに、興味関心を見つけ深めることのできる探究スクールを運営しています。さらに、難しいと言われる教育効果の可視化に

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公立小学校から探究型スクール・ラーンネットへ転職。複業にも取り組み、「自分軸」で働く

公立小学校から探究型スクール・ラーンネットへ転職。複業にも取り組み、「自分軸」で働く

埼玉の小学校で9年間教員を務めたのち、2022年4月より神戸の探究型オルタナティブスクール「ラーンネット・グローバルスクール」のナビゲータ(子どもの学びをサポートするスタッフ)となった齊藤勇海さん。

子どもの好奇心や探究心を引き出す学び場を全国に広げるため、現在はナビゲータとしての活動に加え、学校コンサルティングやセミナー講師、講演活動など幅広く活動されています。

公務員からパラレルワーカーと

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アパレル事務所の一角で始まった、子どもたちのクリエイティブな居場所「ASOMANABO(アソマナボ)」

アパレル事務所の一角で始まった、子どもたちのクリエイティブな居場所「ASOMANABO(アソマナボ)」

大学教授による科学実験や、元劇団四季のメンバーによる表現に特化したプログラムなど、他にはない個性的な習い事が集結したクリエイティブスペース「ASOMANABO(アソマナボ)」。「カラフルな居場所」「面白いオトナとの出会い」の2つを軸に、活動しています。

2018年に世田谷区の三軒茶屋で始まったアソマナボ。大人の服や子ども服のデザイナー兼ディレクターで、アソマナボ代表を務める大澤麻衣さんに、設立ま

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現役京大生たちが、「探究」を伝える塾。GOALOOK学習塾のチャレンジとは?

現役京大生たちが、「探究」を伝える塾。GOALOOK学習塾のチャレンジとは?

2015年4月、京都で設立された「GOALOOK学習塾」。特徴的なのは代表も講師も、メンバーも全員が現役京大生ということ。マンツーマンの受験指導に並行して、子どもたちの好奇心を育む場として「白熱教室」を実施。京大生や教授から大学の授業や研究活動で得た知見について、直接学べる時間になっています。

さらに、2022年度から高校で「総合的な探究の時間」が開始されることを受け、探究学習型オンラインサービ

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公立中学校教員から教育起業家へ。オルタナティブスクール「ウイングスクール」をつくった理由。

公立中学校教員から教育起業家へ。オルタナティブスクール「ウイングスクール」をつくった理由。

子どもたちが「幸せな未来を築く力」を身につけていけるようにー。そんな想いから、子どもたち一人ひとりが自分らしく輝く新しい時代を目指し、活動を続けてきた田上善浩さん。2018年4月より、自然豊かな熊本を拠点としたオルタナティブスクール「ウイングスクール」で、代表理事と校長を務められています。

ウイングスクールの柱となっているのは、子どもたちが「自分らしくいても良い」という安心感の中で、「感性」「知

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企業での経験は教員になっても活きる。 IT企業勤務から新渡戸文化小学校の校長補佐を務めるまで。

企業での経験は教員になっても活きる。 IT企業勤務から新渡戸文化小学校の校長補佐を務めるまで。

「学校の先生が、より自分らしい教育をするはどうしたら良いのか?」そんな問いを持ち続けて学校改革に取り組んでいるのが、新渡戸文化学園で小学校統括校長補佐兼教諭を勤める遠藤先生。

教育に興味を持っていたものの、大学卒業後は学校教育に対する違和感から、教員にはならずに民間企業で働くことを選択。その後、認定NPO法人Teach for Japanのフェローとなり、公立小学校の教員として2年間勤務されまし

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鳥取で育ち、NYで起業を経験。「コードアカデミー高等学校」立ち上げや途上国でのICT教育など、“IT×教育”でチャレンジし続ける理由。

鳥取で育ち、NYで起業を経験。「コードアカデミー高等学校」立ち上げや途上国でのICT教育など、“IT×教育”でチャレンジし続ける理由。

インターネットビジネスを起業された後、“IT×教育”の分野で再度起業され、キャスタリアを立ち上げられた山脇智志さん。日本初のプログラミング教育を必修化した通信制高校“コードアカデミー高等学校”の設立にも携わられ、さまざまな不条理を克服していくために、海外でもオンライン学習の分野で事業を展開されています。

“学歴”で将来が決まる現実に違和感、能力重視のインターネットビジネスへ—— 起業家という立場

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ウガンダの先生は副業が普通、教師の経験しかない自分が悔しかった。

ウガンダの先生は副業が普通、教師の経験しかない自分が悔しかった。

大学で中学・高校の教員免許を取得。卒業後は青年海外協力隊(現:JICA海外協力隊)として、アフリカのウガンダ共和国で理科・数学・ICT教育に携わってきた小野健太さん。

帰国後は環境調査会社に就職し、その後フリーランスを経て、現在は「あふ理科のお兄さん」として日本やアフリカに理科や算数の楽しさを広めるための活動を続けながら、東京・中野にある探究型の全日制マイクロ・スクール「東京コミュニティスクール

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MITメディアラボを経て、「CANVAS」「デジタルえほん」を起業。多くの子どもに教育を届ける方法とは?

MITメディアラボを経て、「CANVAS」「デジタルえほん」を起業。多くの子どもに教育を届ける方法とは?

NPOなどの様々な教育団体を立ち上げ、学校外から教育に関わりながら、デジタル教科書に関する法改正、プログラミング教育の必修化、教育情報化推進法の成立などにも尽力し、学校内からも学びを変えている、石戸奈々子さん。

東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学で客員研究員を経験した石戸さんが、日本で「学びを変える」ことを決めた背景には、どんな思いがあったのでしょうか。

慶應義塾大学の教授でもあり

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今だったら、教育に関われるかも。20代で起業した僕が、放課後NPOアフタースクールに入社した理由。

今だったら、教育に関われるかも。20代で起業した僕が、放課後NPOアフタースクールに入社した理由。

アパレル会社での勤務や、飲食プロデュース会社の起業を経験された後に、教育NPOで仕事を始められた森澤雄基さん。子どもたちに安全で豊かな放課後を届ける、放課後NPOアフタースクールで、子どもたちに向けた様々なプログラムを企画されています。

異業種での経験は、どのように教育業界に活かすことができるのでしょうか。その実践をされている森澤さんに、これまでの歩みについて伺いました。

農業を体験したことを

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コンサル勤務×教育NPO、教育複業で視野を広げる【「学びを変える」を仕事にする/桶谷建央】

コンサル勤務×教育NPO、教育複業で視野を広げる【「学びを変える」を仕事にする/桶谷建央】

日系コンサルティングファームで働きながら、パラレルワーカーとして教育NPOで働く桶谷さん。日本全国の様々な環境の子どもたちに出会いと学びの機会を届ける認定NPO法人カタリバで、プロジェクトリーダーを勤めています。

幼少期をインドネシアのジャカルタで過ごし、都市部と地方の経済格差・機会格差に課題意識を感じてきた桶谷さんが、ビジネスと教育NPOとの”複業”というキャリアを選択した経緯を聞きました。

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【「学びを変える」を仕事にする/川辺洋平】あえてビジネスを経験してから、教育NPOをつくった

【「学びを変える」を仕事にする/川辺洋平】あえてビジネスを経験してから、教育NPOをつくった

小学校教員の資格を持ちながら、教育学部卒業後は広告会社や出版社に就職し、ビジネスマンとして働いてきた川辺洋平さん。

会社員をしながら子どもに関わる活動を続け、2014年に哲学対話を社会に広く提供するNPO法人「こども哲学 おとな哲学 アーダコーダ」を設立し独立。このコロナ禍では、年齢や地域を越えて同じ関心を持つ仲間と専門家から楽しく学べる対話型オンラインサービス「おうちチャンネル」をスタートさせ

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【「学びを変える」を仕事にする/今村祐樹】 屋久島で仲間と始めた、家族を育てるキッズキャンプ

【「学びを変える」を仕事にする/今村祐樹】 屋久島で仲間と始めた、家族を育てるキッズキャンプ

屋久島の雄大な自然の中で、自然の“翻訳家”と一緒に家族で過ごす四季。子どもたちは自然とともに生きることを学び、大人は家族のこれからについて問い直す時間になる。そんなキッズキャンプが、屋久島を拠点にした合同会社モスガイドクラブ・モスオーシャンハウス代表の今村祐樹さんと、磯野謙さんから始まりました。

経営のプロ・磯野さんと、自然とともにある現場のプロの今村さんが出会うことで、どんな学びの場が生まれた

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【「学びを変える」を仕事にする/竹村詠美】 Peatix創業者が考える、教育を変えるためのアイデア(後編)

【「学びを変える」を仕事にする/竹村詠美】 Peatix創業者が考える、教育を変えるためのアイデア(後編)

なかなか変化しない…と言われる教育業界。それは、異業種からの参入が少ないことも要因の1つかもしれません。

全くの異業種から教育業界に飛び込み、これまでになかった新たな風を吹かせているのが、シリアルアントレプレナーの竹村詠美さん。ウェブサービス「Peatix.com」の創業後、現在は「Learn by Creation」など、創造的な学びを日本に広めていくムーブメントづくりを精力的に行っています。

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