観葉植物を取り入れたらイライラ度が4分の1になって感情を学べた話
早速だが、↑の図は、先日木曜日のこころのバロメーターを表したもの。
(あまりにも殴り書きだったのでちょっと清書しました)
イライラとか、爆発、と私が呼ぶ感情のパーセンテージは「80%」だった。
あと少しで、トリガーとなるものがあったら、うめき声をあげ、泣き出す、私なりの爆発現象が起きるところ。
なんとかやり過ごす日々が続いていた。
ある日は、1日中寝まくったかと思えば
ある日は、ボードゲーム「ブロックス」がしたくなったり。
どうやってやり過ごしていたか、不明な点が多いけど、上記2つを皮切りに心境に変化が出た。
観葉植物がほしい。
もともと自然に囲まれた空間は好きな方。
だけど、これまで金魚以外飼育の経験なんてないし、末っ子で兄弟のお世話をした経験もない。もちろん、未婚なので、我が子のお世話の経験もない。
自分で自分が一番驚いていた。
なんでまた急に?
お世話、できるの?
そう自分に質問していると、「いや、お世話がしたいの。」的な回答を得た。
ペットと同じ感覚、植物だって水をやって温度など環境調整をする必要がある。
サボったら、植物に申し訳ない。
だから、「観葉植物_初心者」で試しに検索をかけてみる。
そしたら、比較的お手軽な観葉植物の中で、「これ、好き。」とときめくものがあった。
ガジュマル。
なんだろう、この感覚。
きっと人はこれを「一目惚れ」と呼ぶのだろう。
さりげなく、スーパーの隣にあるホームセンターで園芸コーナーに寄ってみる。
初めて来たよ、このコーナー。
んでもって、知らない植物ばっか。
その中で突如姿を見せてびっくりした。
これがガジュマルか。
なんか、あまり惹かれなかった。
でもこのお値段なら買える。という学習はした。
それから調子良さげなときに、ガジュマルについて調べた。
「幸福の木」なんだって。いいじゃん。
もうちょっと他のガジュマルを見てみたくなった。
理想は、窓辺における、可愛らしいサイズ。
また別の機会に、園芸店に立ち寄った。
園芸店だけあって、いっぱい種類があった。
植物の世界ってめっちゃ奥深いじゃん。
ガジュマルコーナーを探すうちに、「ボタニカル・ワールド」に入っていった。
久しぶりに感じる、好奇心がくすぐる感覚。
直感で、「お気に入りのガジュマルを見つけてみせる」と燃え出した。
ガジュマルコーナーを見つけると、ガジュマルは数点だけあった。
(それだけ人気なのかな? という感想)
またまた久しぶりに、「本気でお悩みモード」が始まった。
(この中からお気に入りを選ぶか、知らない植物にするか…)
血迷って、名前ももう覚えていない、カイコンショクブツも惹かれたけど、リスクと天秤にかけて、ガジュマルコーナーに戻った。
そして、決めた。
このガジュマルにしよう!
悔いなし。
余は満足じゃ。
この日はこれで終了したけど、ガジュマルの気持ちを想像していた。
鉢、小さくて窮屈ではないのか?
水はけのいい土ってなに?
ってことで、日を改めて調べ直し、
・植え替えるなら9月までに
・観葉植物用の土がある
・ガジュマルにとって環境の変化が小さくて済むように、との趣旨
を学習、隙間時間に道具を手配した。
はじめての植物のお世話。
ここまでは順調にできた。
次、鉢からガジュマルを取り出すまでは緊張した。
やさしく、やさしく、余分な土をとって、根を切らさないようにした。
この瞬間が一番、愛おしく感じた。
土の湿っぽさから、「ああ、園芸店でもちゃんと大切にされていたんだね」とか、
土の細かさから、「ああ、こういうフカフカなお部屋が好きなんだね」とか。
おそらく、人生初の経験だろう。
愛情たっぷり注ぐ、とはこのことか。
中学以来、(おそらく)人間不信になっている私には、縁のなかった感情。
植物こそしゃべってはくれないものの、赤子が泣いてなんで泣いているのか読み解ける親の能力。
本能が、ガジュマルのおかげで、目を覚ました(とまでは言いすぎか?)。
余分な土をとった後は、そうっと支えながら周りに新しい土を入れていった。
根の長さが入りきらず、やり直しもした。
そして、できた。
最後に水をたっぷり、かけた。
からっからの土に、水が吸い込むとき、「キュルキュル」と音を立てて窄まっていくさまも美しく見えた。
この水がガジュマルを元気にしてくれるのねー。
というか、私たちも水にお世話になっているじゃないの。
ふふふ。
1人でなんかほんわかしているのが透けて見えてないといいけど。
ガジュちゃんって呼ぶのか、マルちゃんって呼ぶのか、まだ定まっていないけど、「ちゃん付け」は決定。
2週間は様子見だそう。
そうそう、2週間といえば私のメンテナンスが回復するか、悪さで定着するか、どちらかの指針の数字。
ちなみに、私は、たまたま観葉植物に興味を持ってガジュマルさんをゲットしたけど、ストレスとなっているお悩みが解決したわけではない。
だけど、ガジュマルさんを大切に、大切に扱うことで、自身も大切に扱える気がしている。
葉水を定期的に行うことは、自分のメンテナンスを意味している。
ガジュマルを大切にする気持ちがわかるようになった今なら、自分を大切にする感覚もわかるよね。
だから、(未来のことは断言できないけれど)ガジュマルがそばにあるなら私も成長しているのが想像できる。
そういう安心から、冒頭の図は変更している。
爆発とかイライラとか、そんなの抜きに、私には大切なもの=ガジュマルがある。そのことを考えていられる間は…大丈夫!
ガジュマルがなかったときと比べて、最低でもイライラ度は4分の1にまで減った、ということだ。
この可視化だけでも勇気づけられる。
そして、「癒し」という表現では収まりきらないほどの、「愛おしい」感覚を学んだ。
これからも、へこたれても、成長していく人でありたい。