「精米機抱えて梨泰院クラス ~ギャルと電気毛布と紙タバコ、人生の伏線回収劇~」
どこから話すべきか迷うけれど、まず、私がまさか精米機を抱えながら梨泰院(イテウォン)クラスにいることになった顛末から始めよう。
ここまで聞いて「え?」と思ったそこのあなた、そう、まさにその「え?」が私の人生の標準装備だ。
それはある日、ギャルの友達と遊びに行った日のことだった。
ギャルといえばヒールサンダルのイメージが強いが、私の友人ギャルは一味違う。
彼女は「ダイソーの398円サンダル」を「これが新世代のファッションだ」と言わんばかりに履きこなしている。
確かに、