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「バッテリーと花粉と私の12ヶ月戦記 - ヘルメットマンの和風月名ライフ」

どうも、週一で燃料補給するだけで「今週も戦えたな」と感動するたなかです。

原付バイクという戦場に身を置く私、今週末に予定しているバッテリー交換が趣味みたいになってきましたが、今回のテーマは「和風月名」。

ただの十二ヶ月の呼び名じゃないですよ。

これは私にとって、季節ごとの“生き残りの戦略マニュアル”ですから。

では、和風月名をヘルメットマン流に解釈してみましょう。

睦月(むつき) - 「バッテリーの儀式」

まず一月、睦月。

聞こえは穏やかですけど、僕の世界ではこれ、別名「バッテリー交代の儀式」です。

年明け早々、冬の寒さでバッテリーが息絶えるんですよね。

死神が毎年一月にバイクのバッテリーに訪問してきます。

「今年もお前か、死神」と呟きながら新しいバッテリーを装着。

原付ユーザーなら誰もが通る道。

これ、まさにデスノートのシーンそのまま。

交換しなければ「エンジンがかからない」という名の死が待っています。

如月(きさらぎ) - 「風の試練」

二月の如月は、まさに「風神の試練」。

冬の風、なめちゃいけませんよ。

普通の人はスカジャンとか着て「今日は寒いね〜」とか言ってますけど、僕は防風着を全身にまとった防御力100の状態。

それでも風が顔に刺さる。

Workmanの防風ジャケット、たしかに最強だけど、顔の防御はできないんですよ。

もはや、私の顔が風の中で「かんぴょう巻き」状態。ヘルメットを被るのも、まさに戦闘態勢に入る瞬間です。

弥生(やよい) - 「燃料補給の春」

やっと春っぽくなってくる三月、弥生。

でも私にとっては「燃料補給の月」。

寒い冬をなんとか乗り越えた原付は、ガソリンが底をつき始める頃です。

週一の燃料補給、これが私のライフライン。

スタンドに到着すると、まるで長旅を終えた探検家がオアシスにたどり着いたかのよう。

「満タンでお願いします」と言いながら、私の中では「命の水を注いでくれ!」と叫んでいるわけです。

卯月(うづき) - 「花粉地獄と戦う」

四月、卯月は私にとって「花粉のデスノート」。バイクに乗ってると、花粉が文字通り顔に襲いかかってきます。

ヘルメットのシールドを閉めても、何故か花粉は侵入してくる。

これはまるで死神の策略。

鼻水は止まらないし、くしゃみ連発でバイクが揺れる。

シールドの内側に鼻水が垂れる瞬間、私は悟るんですよ。「ここが地獄か」と。

皐月(さつき) - 「絶頂と絶望のはざま」

五月、皐月。

やっと暖かくなってきたけど、これは「絶頂と絶望のはざま」の月。

気温が上がってバッテリーも元気になってきて、エンジンも一発でかかる。

最高の状態だと思っていたら、急に雨。

バイクユーザーにとって、雨は天敵ですよ。

シートがビショビショになってて、座るときの絶望感は筆舌に尽くしがたい。

「これが本当の水も滴るイイ男」なんて洒落を言ってる場合じゃないですから。

水無月(みなづき) - 「梅雨との死闘」

六月、水無月。

バイク乗りにとっては「雨との戦い」。

いや、戦う相手が増えすぎじゃない?

と思うでしょうが、本当にそうなんです。

ここまでくるともう私、傘地蔵か何かですよ。

ヘルメットの上にタオルを被せて走る姿は、自分でも滑稽だけど、こうでもしないと視界ゼロ。

雨が降ると、私の顔は滝修行状態。

雨天走行のスリルはスカイダイビングに匹敵しますよ、たぶん。

文月(ふみづき) - 「夏と戦闘準備」

七月、文月は「夏の戦闘準備月」。

バイクも私も暑さでヘトヘトです。

でも、これはまだ序章。

夏本番に備えて、冷却ジェルシートをヘルメットに貼るとか、さまざまな小技を試みる時期。

こんなことやる人、他にいるんですかね。

私だけか?「これがデスノートの新たな能力か?」と錯覚するくらい、冷却ジェルが生命線。

葉月(はづき) - 「命懸けの熱走行」

八月、葉月はバイク乗りにとってまさに「死の月」。

エンジンより私の体温が高い日々が続きます。

防風着なんて着てられません。

これ、もはやサウナスーツですよ。

でも風を切る瞬間だけは最高に気持ちいいんです。

ヘルメットの中でひとり笑ってる私は、まるで戦闘中の狂戦士。だ

けど現実は熱中症寸前。

長月(ながつき) - 「秋風の和み」

九月、長月は「ようやく訪れた和みの月」。

涼しくなってきて、バイクも私も調子がいい。

エンジン音も軽快で、バイクが生き返ったよう。

風を感じながら「このままずっとこの季節が続けばいいのに」と思う、わずかな安息の時間。

神無月(かんなづき) - 「メンテ月間」

十月、神無月。

バイクのメンテナンスを始める時期。

オイル交換やタイヤチェックをしながら、「これで冬も戦えるな」と独り言。

この月はまさに「神頼み月間」。

冬の寒さに備えるんですけど、毎年冬が来るたびに「あの時もっとメンテしておけば」と後悔します。

人間って学ばないですね。

霜月(しもつき) - 「初霜との遭遇」

十一月、霜月は「初霜との遭遇」。

寒い朝、ヘルメットを被る前に霜が降りてることも。

シートが凍ってて、氷の上に座るようなもの。「シートヒーター欲しいなぁ」と毎年思いながら、冷えたお尻で走り出します。

これがまた、なんともいえない冬の始まりの風物詩。

師走(しわす) - 「最終決戦」

そして最後、十二月の師走は「最終決戦」。

寒さがピーク、バッテリーも再び危機に陥ります。

今年も終わるけど、私のバイク生活もこの月が一番しんどい。

防風着を重ねて着込んで、Workmanからの贈り物を総動員。

ここまできたら、私もバイクも防御力が鉄壁。「まるで要塞だな」と思いながら、凍てつく街を走ります。

以上、ヘルメットマン流の和風月名でした。

これが私の日々の戦いの記録。

どの月も、私にとってはただの季節じゃなくて、バイクと共に過ごす冒険の章なんです。

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