「主役を喰う“ヒートテック俳優”現る!極寒ロマンスで場外乱闘」
「どうも、たなかです。」
いきなりですが、最近の冬ドラマ観てますか?
たなかは観てません。
主役はどうせまた、広瀬すずか北川景子あたりで、「寒いけど心はあったかい」系のラブストーリーを展開するんでしょう。
でもさ、考えたことありません?
もしも自分が冬のドラマに出演したらって。
いやいや、「無理に決まってんだろ」って、そう思うかもしれない。
でもちょっと聞いてほしい。
私がヒートテック一枚で極寒の撮影現場に放り込まれたらどうなるか、今回はそんな妄想を書いていこうと思います。
冬のドラマといえば、必ずと言っていいほど登場するのが**「カフェシーン」**。
雪がちらつく中、ホットココアを飲みながら恋人を待つシーンですよ。
これ、私がやるとどうなるか。
私:「寒すぎて、カフェ入った瞬間に『ホットココアください』って言えないんですよ。
ヒートテックがもう限界突破してて、『ココアじゃなくてカイロ、ください!』ってね。」
店員:「あの、ホットココアでよろしいですか?」
私:「いや、マジでこの状態見たらわかるでしょう?寒すぎてヒートテックがほぼサランラップになってますから。」
いやもう、この時点でスタッフ全員が爆笑ですよね。
「このシーン、本当は切なさを出すところなんですけど」って言われても、無理ですよ。
体はガチガチ、唇は紫、目には涙……って、感動じゃなくて完全に凍傷の兆候ですからね。
ドラマの中盤になると、決まって「雪山キャンプ」が出てきます。
これ、わかります?
キャンプ好きのカップルが雪景色をバックに、焚き火を囲んで語り合うやつです。
はい、ここで私が登場。
私:「焚き火があるから大丈夫?いやいや、焚き火は温かいけど、こっちはヒートテック一枚ですから。焚き火じゃなくて、もう火炎放射器を持ってきてほしい。」
彼女役:「あ、でも景色は綺麗ですよね。」
私:「景色?確かに綺麗だよ。でもね、こっちは西野カナが流れるたびに**『会いたくて会いたくて』じゃなくて『帰りたくて帰りたくて』**って、心の中で叫んでますから。」
スタッフ:「そんなこと言わないでください、ロマンチックなシーンなんですから。」
私:「いやいや、ロマンチックも何も、この気温、もはやロシアですよ。次のシーンは、私が完全防寒で毛布にくるまってるシーンにしてもらっていいですか?」
もうね、寒さに耐えきれず、私がアドリブで「焚き火の精霊」とか言って火に向かって祈り始めたとき、監督が「今までにないリアル感だ!」って言ってシーン採用。
いや、リアルっていうか、これ完全に遭難者の動きですから。
そして、最終回。
クライマックスのシーンですよ。
恋人同士が涙ながらに再会する感動のシーン。バックで流れるのは、西野カナの「会いたくて会いたくて」。
あ、でも今回は新曲「寒すぎて寒すぎて」に変更されました。
私:「いや、マジでこのシーンにぴったり。寒すぎて、もう会いたいのは彼女じゃなくて暖房機ですからね。」
監督:「いいね、そのセリフ使おう!」
もはや私、主役の存在感を食ってしまってます。
ヒロインが泣いてる横で、私は「もう寒いから二人でヒートテック重ね着しようよ」って言いながら、彼女に一枚渡すという展開に。
これ、実は伏線だったんですよ。
序盤のヒートテックネタがここで回収されるというね、比喩的な重ね着ですよ。
こうして、私の出演シーンは無事終了。
エンドロールが流れる中、西野カナの「寒すぎて寒すぎて」が響き渡る。
これ、完全に冬の名作になりましたね。
でも、こうやって考えると、冬のドラマって私達の日常と似てると思いません?
寒さに耐えながら、ヒートテックを重ね着して、なんとか暖かさを見つけていく。
ラブストーリーもサバイバルも、人生そのもの。
いや、私がただ寒がりなだけかもしれませんけど。
さ、これで私の冬ドラマ出演妄想は終わりです。
来週からは**「もしも自分が夏ドラマの出演だったら…」**を書いてみようと思います。
でもその前に、まずはヒートテックを三重に重ねて暖を取りたいと思います。
以上、たなかの雑感でした。
次回もお楽しみに。