都会に出た人が戻らない田舎。ヒルビリーエレジーを語り出すと止まらない
最寄の駅から実家まで、母に車で迎えにきてもらい(歩くと30分かかる。バスは1時間に2本で最終が20時台)、むかし「市街地」と呼ばれていたさびれた場所を抜けつつ帰途につく。コロナ以前から「疫病の後ですか?」って聞きたくなるくらい歩く人を見かけない。うっかり一度ヒールで歩いたら、片道で踵がボロボロになって泣いた。歩道が整備される頻度も都会とは違うらしく、日が暮れてから自転車で走ると見えない段差と雑草で転びそうになる(街灯はほぼない)。
ここはもう、私たちが生きているうちにはどう