12歳の姪に送る本を検閲している件
春に中学生になったばかりの姪へのラインは大抵既読スルーされるのだが、先日、中学生が主人公の部活小説(瀬尾まい子)を渡してみたところ、数日後に面白かった!とメッセージがくる。
滅多にない反応が嬉しくて、続け様にスポーツ小説を送ってみる(佐藤多佳子の陸上と、森絵都のダイブ)。
半月もたたないうちに、面白かった!とまたメッセージが!
あれ? この間まで受験でそれどころじゃなかったけど、この子わりと読書好きね。
なら、おばちゃん、張り切るわ。
で、本屋に行く。
昔読んだ古い記憶を掘り起こしつつ、中学生が読んで楽しいものはどれか考える。
スポーツ小説が好きなら、あさのあつことか王道かしら。あと、三浦しをんの駅伝か…
でも、読書入門としては、ミステリーもためしてみる? 伊坂幸太郎のとか… まずはメジャーどころからよね。
掏摸、面白かった記憶があるけど、ディテール思い出せない… 中村文則って、たまにキツい性描写があるのよね…
中島京子の小さいおうち、名作だと思った覚えがあるけど、中1の歴史の知識でも楽しめる内容だったかしら…
辻村深月を中学生に勧める人多いけど、独特の暗さが、ものによってはキツいよね…
などなどなどなど…
一度読んだだけどとまあまあ記憶は曖昧で(私の場合)、
●両親に見られてもおばちゃんが否定されない程度の性描写
●わかりにくくてつまらない…というのもたまにはいいけど続くと読書の楽しみを薄めるのでほどほどに
●知識がなければ楽しめないものを今渡すより、知識がつき始めに渡した方がいいだろう
とかを考え始めると、もう一度読んで内容を把握してから送りたくなる
で、気にしすぎでは?と思いつつも、お勧め本をいちいち再読中。
しかし
昔読んだ本を改めて読むとやはり発見がありますね。とくに物語は。
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