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noterさんからの大切な記事

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#読書感想文

「羅生門」を読む① 序章として処女作「老人」を読む

「羅生門」を読む① 序章として処女作「老人」を読む

「羅生門」が「帝国文学」に発表されたのは1915年(大正4年)11月です。芥川龍之介は当時、23才、東京帝国大学在学中でした。その1年前、「新思潮」に「老年」という短編を発表してますから、「羅生門」は彼の第2作目になります。

どうでしょうか、ここまでで、この芥川という作家、かなり特異、というか有り体にいうと変です。処女作、しかも彼はこのとき大学生です。それで「老年」?ありえなーい、でしょ。「羅生

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【エッセイ#22】手紙はあらゆる場所に届く -夏目漱石『こころ』の構造について

【エッセイ#22】手紙はあらゆる場所に届く -夏目漱石『こころ』の構造について

以前、谷崎潤一郎の『痴人の愛』について書いた時、日本の近代文学の中で、海が印象的な場面として『痴人の愛』と、夏目漱石の『こころ』を挙げました。

『こころ』に海が出てくるのは、冒頭と回想内にもう一つあるくらいで、印象的な場面ではあります。

しかし、この作品を読んで最も頭の中に残るのは、場所ではなく手紙です。有名なあの告白という意味だけではありません。モノとして何度も飛び交う「手紙」。
 
素晴ら

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恋慕渇仰|緒形拳さんを偲ぶ

恋慕渇仰|緒形拳さんを偲ぶ

『恋慕渇仰 |  緒形拳』
タケノコさんがオススメしてくださったエッセイです。

俳優では一番好き!と私が公言している緒形拳さんの訃報をニュースで知った時はとてもショックでした。

好き!といいながら、これまで書籍は読んだことがなく、『恋慕渇仰』は新鮮でした。

緒形拳さんが墨をすって筆で字を書いていることも知らなかったです。

フランス人写真家 ロベール・ドアノーさんの写したパリの緒形拳さんは男

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