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こころのAEDがあればいいのに。

職場で防災研修があった。
その時、心配蘇生についても勉強した。

心臓震盪しんぞうしんとう
心臓に特定のタイミングで衝撃が加わると心臓の電気系統が乱れて正常な収縮ができなくなってしまうというもの。

この特定のタイミングとは、心臓がゆるまった瞬間のことで、ドクンとなる心電図の立ち上がりからピークまでの0.02秒。一瞬のことだけど、1分間に約80回くると思えば、意外と多い気もする。

その瞬間にボールが胸に当たるなど、小さな衝撃でも心臓は混乱するとのこと。

心臓震盪になった場合、絶対にAEDでしか心臓は回復しないという。救急救命士の方は《絶対に》という言葉を3回ほど使った。

AED(自動体外式除細動器)

AEDは心臓の鼓動を電気ショックによって止める役割がある。動かすために、止める?!それって、逆に死ぬんじゃないかと思うのだが、心臓は一度止まることによって、再起動し、正しいリズムで動くようになるらしい。

心臓って、すごい。


パソコンでいう強制終了からの、再起動ってやつか。


私はこの話を聞きながら、心のAEDもあればいいのにと思った。

夜寝る前の心がゆるまった時、ふいに刺激的な情報を見てしまうと正常に動かなくなる。例えば、アジア人は欧米で差別を受けるというニュースを見て、(差別された事がないにも関わらず)差別された気持ちになり、海外には行きたくないと考えてしまう。
こんな具合に、起こってもいない情報がぐるぐると同じ思考を繰り返し、自分を傷つけるようなシミュレーションによって呼吸は浅くなる。

そんな時、一度思考をドンッと電気ショックで止めてしまいたい。

一度止めてしまって、正常な思考回路に戻したい。


AEDには丸くて光るボタンがあった。音声に従って、必要な時にボタンを押すと電気ショックが流れる。


頭の中にそんなボタンを持ちたい。正常じゃない思考回路になったとき、ボタンを押して止めたい。


最近、ネットニュースとXとインスタとYouTubeを削除した。使う時にインストールするという面倒な手間を設けた。


あると見てしまうから。


まだ、心のAEDは売ってないので、普段から心に衝撃を受けないように気をつけたい。


そんなことを考えていた。








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TOMO
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