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ポータブルスキルを得るとどうなるか
ポータブルスキルを得よう
前回まででもポータブルスキルについて書かせていただいたが、大事なのでもう一度振り返る。
業種や職種によらず汎用できるポータブルスキルは、今の時代に必須のスキルと言える。
では、どうすればそのポータブルスキルを得ることができるのだろうか。
ポータブルスキルを身に着ける方法と、その際のポイントをご紹介していく。
学び方
ポータブルスキルを学べる所はいくつかある。
厚生労働省のホームページでは、ポータブルスキル研修用のテキストが公開されているし、ポータブルスキルを学べるビジネススクールの講座も多い。
また、企業の従業員に対してポータブルスキルの研修サービスを行う民間企業もあるようだ。
いずれの場合も、ポータブルスキルを学ぶ上で重要なポイントは、単なる知識の習得で終わるのではなく、実践レベルで鍛えることだ。
書籍や動画などによる独学では、やはり実践レベルでの習得には限界があるため、きちんとした研修や講座を受けるというのも1つの手である。
また、思考力はポータブルスキルの中でもあらゆるスキルの土台と言われている。
だから、どのスキルを向上させようか迷ったら、まずは思考力を鍛えることをお勧めする。
いつ身につけるのか
そして、ポータブルスキルはなるべく若い内から学んでおくようにすべきだ。その能力を活かせる期間が長くなり、投資対効果が大きいからだ。
ポータブルスキルをしっかり学んで得ることができれば、分野や業種・職種を問わず活躍できるようになる。
自身のキャリアの選択肢も広がり、様々な場面で活躍できるようになる。
新しい部署に配置されても、慣れない業務にも柔軟に対応でき、どんな仕事でも高い課題発見能力・問題解決能力を発揮する人材として、会社からも高い評価を得られるだろう。
思いがけず会社が経営難に陥り、転職を余儀なくされることがあっても、ポータブルスキルがあれば、高い市場価値を有する人材として有利に転職活動を進められるはずだ。
最後に
ポータブルスキルは、企業にとっても従業員個人にとっても、近年特に重要なスキルとなっている。ポータブルスキルを学び、得ることは、ビジネスパーソンとしての安定した活躍には必須と言えるのだ。
ぜひ一緒に考えよう。