武友 淳

1983年静岡県生まれ。「たぬき探偵ジェリー」ブランドを持つ謎解き制作会社の維新エンターテインメント株式会社代表取締役。会社では戦略・戦術、組織形成、人材育成をしています。https://www.tanteijelly.com/

武友 淳

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  • 頭の中を出してみる

    日々思うことなど。雑記。

  • 組織論

    離職率0%の維新エンターテインメント株式会社の組織論

  • 大人の道徳教室

    社内勉強会「大人の道徳教室」では「心の勉強会」と「ブレスト会議」を開催しています。「ブレスト会議」では、日経ビジネスの記事や、私が読んだ本を題材として取り上げます。ビジネスマン、起業家さん向けです。社外の人も参加可能。お気軽にご参加ください。詳しくは以下のページまで。 https://www.tanteijelly.com/contents

最近の記事

不惑になって不惑の本当の意味を知る

もう齢41になるお年頃なのですが、40といえば不惑といいますよね。 なぜ「不惑」というのかといえば、孔子の論語から来ています。 この部分は大学時代にひたすら暗記させられまして、今でも覚えております(教育学部の国語専攻で、漢文の授業がありました)。 不惑の意味は文字通り「惑わず」で、「40歳になったら惑わない」ってことです。この意味について40歳になってからちょこちょこ考えていたんですが、畢竟「惑う必要はないよ」ということなのかなと、最近腑に落ちています。 なぜ惑う必要がな

    • 僕の人生は導きの旅

      最近、いろいろな情報が入ってきていて、一旦まとめようかなと思って書いてみます。つらつら書くので読みにくいかもしれませんが、もしかしたら僕と同じ境遇の方もいらっしゃるかなと思いますので(それこそ導かれてここにやってくるかも)、なんとなく読んでいただけたら幸いです。 自分の人生は自分のものではない僕は28歳の時に会社をおこし、現在40歳で不惑になりました。 思えば、起業してからというもの、自分の人生を生きていないような気がしています。何かに生かされているような気しかしないのです

      • リゾートはなぜリゾートなのか?

        24年6月上旬にフィリピンのボホール島の西にあるパングラオ島にダイビング旅行に行ってきました。4泊6日の旅でした。 ボホール島はセブ島の南にある島で、実際に行ったのはそのボホール島の西側にある小さな島のパングラオ島です。パングラオ島を中心に、その西にあるバリカサグ島あたりでダイビングを楽しんできました。4日ある中3日間ダイビングと、ほぼダイビングの旅行。午前中〜15:00くらいまでダイビングを楽しんで、夜ご飯を食べに行って、部屋でマッサージを受けて、夜はのんびり海辺でビールを

        • 人は変えられないよ。人を変えたければ、自分が変わるんだよ

          毎週水曜日は心の勉強会。「斎藤一人の道は開ける」という本をテキストに全社員で意見交換をしています。 今回のテーマは「人は変えられないよ。人を変えたければ、自分が変わるんだよ」。実はこの本はもう9周目で、9回も言われればさすがに身にしみているわけで。でも社員と意見を交わすと色々な考えがあって気づきを与えてくれます。 「人は変わらないからと言って、意見を言わないのは違うのではないか。みんな人に対して意見を言わなすぎでは?」そんな提言がありました。 確かにそれは大いにあるなと。自分

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          社員のやる気を引き出す方法

          やる気のない社員にあふれる日本企業少し前に、仕事への熱意や職場への愛着が強い「エンゲージしている従業員」の割合を示した記事を読みました。それによると、データがある125カ国中で日本は最下位。エンゲージしている社員はわずか5%、逆にエンゲージしていない社員は72%だったそうです。いわゆる「ぶら下がり社員」がそれだけいるらしく、やる気のない社員に溢れかえっている現状が数値として現れました。 ちなみにこのエンゲージメントスコアが1%上昇すると営業利益率が0.35%改善するそうです。

          社員のやる気を引き出す方法

          謎解きカフェをFC展開したい

          ジェリーの謎解きルームとは当社が運営する「ジェリーの謎解きルーム」というお店があります。 このお店は謎解きゲームが遊べるカフェです。約20種類の謎解きメニューから遊びたいものを選んで遊ぶ。そしてドリンクを1杯頼む。というお店です。 土日祝日営業で、毎週満席が多く、カップル客や20〜30代の方々を中心に楽しんでいただいています。おかげさまで馬渕店に引っ越して2年以上ですが、安定してお客様がいらっしゃってくださっています。また、金曜・土曜の夜などにもイベントを実施しており、人狼

          謎解きカフェをFC展開したい

          良い人材とは?

          会社を13年経営してきて様々な人を見てきました。その中で僕が気づいた「良い人材」についてお話したいと思います。 良い人材とは、使命感を持っている人「良い人材」とはどんな人でしょうか? 僕が思う「良い人材」とは、「使命感を持っている人」です。 「強い責任感を持っている人」と言ってもいいと思います。「強い責任感=使命感」です。 使命感を持つとどうなるか? 責任感が増します。そうすると、仕事に対する意識が高まります。意識が高まると、仕事に対して手を抜かなくなります。ちゃんとやろう

          良い人材とは?

          なぜ当社は人が辞めないのか?

          当社、維新エンターテインメント株式会社は24年4月現在、正社員6名、アルバイト14名の小さい会社です。 2017年10月に1人目の社員が入社し、そこから今日に至るまで正社員は誰も辞めることなく増え続けていきました。 つまり約7年間で正社員の離職率0%の会社です。 当社は恥ずかしながら高給なわけではありません。給料は会社の粗売上によって変動する形態をとっており、会社の粗利益が高ければ高い給料を払い、低ければ最低限の給料しか支払われません。良い時は良い、悪い時は悪い。悪いと言って

          なぜ当社は人が辞めないのか?

          グリーンショップからみるライン拡張の危険性

          こんにちは。先日、たまに行くグリーンショップに行きました。 すると、なんか店舗が増えていて、グリーンショップと家具・生活用品店の2つができていました。おお、これは最近戦略本で勉強したライン拡張やないかい、と思ってしまいました。 実は「ライン拡張をすると良くない」と言われています。 ライン拡張とはなにか? 上の本、「ブランディング22の法則」に書かれているのが「ライン拡張の罠」。この本、ブランディングについて簡潔に書かれているので非常に読みやすいです。またどこかでご紹介しま

          グリーンショップからみるライン拡張の危険性

          ブランディングの科学/バイロン・シャープ

          ブランディングやマーケティングの本を読み漁っていますが、この本は他のブランディングの本と違う見解を述べているので非常に面白いです。これまで常識とされていた考えと逆の考えが科学的見地から展開されているので、新しい知識がついたなぁと思わせられました。 リピーターが大事という常識の否定 あらゆるマーケティングの本を読むと「リピーターを大事にしろ」と必ずといっていいほど書かれています。確かにビジネスはリピーターが大事です。常連客によって支えられているお店も多くあります。一人の人が

          ブランディングの科学/バイロン・シャープ

          予想どおりに不合理/2章 需要と供給の誤謬(アンカリング)

          こんにちは。会社で毎週実施しているブレスト会議で取り上げた書籍「予想どおりに不合理」の2章を解説したいと思います。 ブレスト会議については以下のページにまとめてみました。 参加大歓迎ですので、気になる方はお待ちしています。 刷り込みの効果 鳥の雛が最初に見たものを親として認識する現象を「刷り込み」といいますが、我々の世界にも刷り込みははびこっています。例えば、宝石が高いものだというイメージ。これも一種の刷り込みです。企業はこの刷り込み効果を巧みに扱い、私たちを操作していま

          予想どおりに不合理/2章 需要と供給の誤謬(アンカリング)

          予想どおりに不合理/1章 相対性の真相

          比較の罠 毎週木曜日に会社内で実施している「ブレスト会議」。(詳しくはこちら:https://www.tanteijelly.com/contents) 最近実施しているテーマは上記の書籍「予想どおりに不合理」を1章ずつ社員と共有して理解を深めています。今回はその1章を皆さんにも共有したいと思います。 そもそもこの本、とても面白いのでオススメです。何の本かと言うと、行動心理の本です。表紙に「行動経済学が明かす…」と書いてありますが、人間がなぜそう行動してしまうのかについて実

          予想どおりに不合理/1章 相対性の真相

          やる気スイッチグループ 幼児教育で一人を「深堀り」(日経ビジネス2022.01.31)

          塾で有名なやる気スイッチグループについてのまとめからアイディアを出してみました。 幼児教育はブルーオーシャン やる気スイッチが第2の創業を軌道に乗せつつあるようです。 それが幼児教育。幼児や小学校低学年向けの教育市場という「ブルーオーシャン」に目をつけました。このゾーンは大手がいないらしく、やる気スイッチが早々にシェアを拡大しようと、教室数を急拡大させています。「ハロー」というブランドで開始から1年半となる22年2月末には教室数が約850に達する見通し。 その背景にはやっ

          やる気スイッチグループ 幼児教育で一人を「深堀り」(日経ビジネス2022.01.31)

          ファンづくりの極意(日経ビジネス2022.01.31)

          それを人に勧めたいと思うか? ファンをいかに作っていくか、これが経営の最重要項目だと思います。別に今に始まった話ではなく、結局最終的に「ファン」に行き着くものだと思っています。 今回の記事は「ファン」を数値に置き換えて、業界別に企業の取り組み紹介しています。どうやって数値で表すか。それが「NPS=顧客推奨度(ネットプロモータースコア)」。どれだけ人に勧めたいか、をアンケートした数値で各企業をランク分けしています。 ・ヨドバシ・ドット・コム(ECサイト) ECサイト部門でNP

          ファンづくりの極意(日経ビジネス2022.01.31)

          学ぶを結果に変える アウトプット大全/樺沢紫苑

          今回は書籍のご紹介&ブレスト内容をシェアします。 学びを結果に変える アウトプット大全という本で、結構売れている本みたいです。 内容は、学びに関する本なんですけど、要するにインプットよりアウトプットをしろって話です。 アウトプットをインプットより2倍しろ みんなインプットをたくさんしがちなんだけど、本当に大事なのはアウトプット。その比率はインプット:アウトプット=3:7。インプットしたらその倍はアウトプットせよ、ということですね。まずアウトプットという運動をすることで記

          学ぶを結果に変える アウトプット大全/樺沢紫苑

          好調サイバーエージェント 機器から育てたテック路線(日経ビジネス2022.01.17)

          なんだか毎回トップ画像が同じような感じのものになるな。テーマが似通っているんですな。ということで、今回はサイバーエージェントについてです。 好調サイバーエージェント、その理由は? サイバーエージェントが絶好調。 なぜかというと、大きいのが「ウマ娘」の大ヒット。21年9月の連結売上高は6664億円(前年比39%増)。営業利益も3倍の1043億円といずれも過去最高。時価総額に至っては業界最大手の電通と競っている状況。あの天下の電通と渡り合えるところまで来たベンチャー企業という

          好調サイバーエージェント 機器から育てたテック路線(日経ビジネス2022.01.17)