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藤本 柊
2025年1月30日 07:42
「おはようございます」アラームをとめて、心の準備をしていて、時間がかかって、ハッと気がついたら6分たっていて、もぞもぞと真っ暗な中起きだす。寒っ…。ちょうど階段から降りてきたジャージ姿の三女とでくわし、「おはよ」「おはよ」と言い合い、靴下を穿く。寒…。次女を起こし、白湯にレモンをちょろんと入れ、啜る。あったか…。いつも付きまとう猫は、ストーブのそばで暖をとっていて、やっぱり一段
2025年1月23日 07:33
「おはようございます」アラームをとめて、開かない目を右目だけなんとかあけて、手探りで寝室のドアまでたどりつく。くつ下を穿きながら、おでこ丸出しの三女に「おはよー」と言う。そのまま次女を起こしに、階段を上がると、「俺のが先ー!」と猫が駆け上がり、手すりをショートカットして、「勝ったね」と言わんばかりに次女の部屋の前でしっぽをブルンとする。「おーい、朝だよー」白湯にレモンをちょろ
2025年1月16日 07:49
「おはようございます」まだ真っ暗な中、モゾモゾと起き出して、もっさんもっさんの寝ぐせウルフ(もはやライオン)でくつ下を穿く。二階の二人を起こし、猫と競争しながら階段をおりて(もちろん猫の勝ち)、ストーブに火を入れる。寒い寒い。トポトポと白湯、レモンをちょろんと、両手でカップを包んで指先を温める。黄色い卵焼きの切れ端、湯気たちのぼる白菜のお味噌汁、夫の酢納豆の匂い…(どうにも足臭い)、梅
2025年1月9日 07:30
「おはようございます。」まだ真っ暗な中、アラームを止めてむくりと起きる。手探りで電気をつけて、片目でくつ下を穿き、ストーブに火を入れる。二階で寝ていた夫と猫が、階段を降りてきて(もちろん猫の方が先に軽快に)、「おはよー」「ナァーー」という。トポトポと白湯をいれ、レモンをちょろんとたらし、フーフーと啜り、卵を二つ、白だしとチャカチャカ混ぜる。何日ぶりかの卵焼き。冬休みの初め
2025年1月2日 08:35
「おはようございます。」そして、「あけましておめでとうございます。」もこもこの毛布と、重たい綿布団、なかなかお布団から出られずにいる。合宿みたいに敷き詰められた布団たちに六人が並んで、夫と姪っ子の間に私は寝ていた。31日に長女が帰省してきて、そのまま私の実家に一家で帰り(次女もインフルエンザからなんとか回復、家族も無事だった)、真ん中の姉一家もきて一緒に年越しをした。お年取りの料