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2019年10月の記事一覧

「映画」というフォーマットがなくなることはないだろうけど。

「映画」というフォーマットがなくなることはないだろうけど。

先週の後半から今週頭にかけては、prime videoオリジナルの「モダン・ラブ」と、Netflixオリジナルの「コミンスキー・メソッド(シーズン2)」にドップリでした。
どちらも一本30分前後で8話。
「モダン・ラブ」は独立した短編ですが(最終話は総集編っぽいけど)、どっちも一気に観ちゃいましたw。

「映画」に関しては、マーベル映画を中心に、イロイロ言われています。

<マーティン・スコセッシ

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エディはイングランドチームも追い込んでるんかね?:映画評「ブライトン ミラクル」

エディはイングランドチームも追い込んでるんかね?:映画評「ブライトン ミラクル」

AppleTVの新作ラインアップを眺めてて見つけた作品。
前回大会(2015年)での南アを破った世紀の番狂わせの一戦に向けて、エディ・ジョーンズが何をし、選手たちがどう応えたかを描いた作品。

ブライトンミラクル

実話に基づく映画化…なんですが、エディ、リーチ・マイケル、廣瀬俊朗、五郎丸歩ら、当人のインタビューも交えて構成されていて、半ドキュメンタリーのような作品です。
エディのほとんどチーム崩

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世界は続く:ドラマ「コミンスキー・メソッド season2」

世界は続く:ドラマ「コミンスキー・メソッド season2」

待望のシーズン2。
金曜日に一挙公開になったんですが、「Modern Love」を観た後、土・日で7話、月曜の通勤途上で最終話を観ました。
もうちょいユックリ観るつもりだったんですけど、見始めたら止まらなくてw。

コミンスキー・メソッド シーズン2

個人的にはシーズン1より笑いました。
アラン・アーキンの辛辣ぶりがもう…w。
大半のネタが「老人ネタ」なんで、こう言うので笑っちゃう自分も…ではあ

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世界観の余韻:読書録「祝祭と予感」

世界観の余韻:読書録「祝祭と予感」

・祝祭と予感
著者:恩田陸
出版:幻冬舎(Kindle版)

映画(蜜蜂と遠雷)の余韻の中、
「原作を読み返すか」
とも思ったんですが、ちと長いw。
で、(多分映画の公開に合わせて出版された)このスピンオフ短編集を。

時間軸的には本編の前後のエピソード、全部で6編収められています。
作品として閉じられた物語ではないので、その作品世界がこういう感じで広がっているというのは割と自然に読めるし、楽しく

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新しい才能だと思う:映画評「蜜蜂と遠雷」

新しい才能だと思う:映画評「蜜蜂と遠雷」

原作は読んでて、面白いとは思ってたんですが、それだけに映画化は「どうかな〜」と。
「四月は君の嘘」の惨劇もありますし…。

しかしこの宇多丸さんの「激賞」を聞いて、「これは観るべきか」と。

<宇多丸、「蜜蜂と遠雷」を語る!>

https://www.tbsradio.jp/419044

蜜蜂と遠雷

まあ、宇多丸さんの評の通り。
これはナカナカのモンです。
原作とは別物。
でも原作の精神はし

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感傷ではなく…:ドラマ「Modern Love」

感傷ではなく…:ドラマ「Modern Love」

prime videoのオリジナル・ドラマ。
1話30分前後で全8話。
この長さが丁度いい感じなのはNetflixの「コミンスキー・メソッド」で実感してたので、通勤時間にでも見ようかと、DLして…

これが無茶苦茶、良かったんですよ!
いや、ビックリ!

Modern Love〜今日もNYの街角で〜

NYを舞台にした、短編ということで、アーウィン・ショーの短編のようなものを予想してたんですが(「

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「おちゃらけ」が足りない:映画評「MIBインターナショナル」

「おちゃらけ」が足りない:映画評「MIBインターナショナル」

思い返せば<ウィル・スミス>は欠かせないキャラやったなぁ、と。

メン・イン・ブラック インターナショナル

「誰がスパイか」
も含めて、予想通りの展開。
…は、まあイイんですよ。
MIBって、ストーリーを評価するシリーズじゃないから。

でもキャラは重要。

クリム・ヘムズワース。
頑張ってたけどねぇ。
ちゃんと面白キャラをやれるのはご承知
…なんですが、本作に関してはウィル・スミスに及ばず。

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ビートルズの曲は涙が出るほど美しいという、当たり前の事実:映画評「YESTERDAY」

ビートルズの曲は涙が出るほど美しいという、当たり前の事実:映画評「YESTERDAY」

ビートルズの「イエスタデイ」と言えば、
「美しい曲だけど、聴き飽きた感もある」
ってブログを少し前に読んだことがあって、
「そうだよな〜」
と僕も思ってたんですが…。

イエスタデイ

あるキッカケで、「ビートルズ」が存在しない世界に来てしまったミュージシャンが、ビートルズの曲を自分の曲と発表して、人気者になり…
と言うストーリーの映画。

予告編にもなってる、<ビートルズが存在しない世界>に来て

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記憶と演技と:映画評「真実」

記憶と演技と:映画評「真実」

妻と午前中の回、観に行きました。

真実

僕は「万引き家族」のインパクトを引き摺ってたんで、
「もっと劇的な展開でもあるのかと…」
って印象だったんですが、妻は
「フランス映画っぽくて大満足」。

<読後感の明るいものを作りたいという思いが強くありました。前作がバッドエンドだったとは思いませんが、今回は自分の中でも最も明るい方へ振ろうと決めて現場に入りました。>(是枝裕和パンフ・インタビュー)

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いやぁ、今更ですが…:映画評「グッド・ウィル・ハンティング」

いやぁ、今更ですが…:映画評「グッド・ウィル・ハンティング」

ええ映画や!!

グッド・ウィル・ハンティング

アカデミー賞を取ってて、ガス・ヴァン・サントが監督で、ロビン・ウィリアムズが出てて…っいて、どう考えても「僕好み」。
…なんだけど、あまりにもハマりすぎてて、逆に敬遠しちゃているという作品。
「フォレスト・ガンプ」とか「ミリオン・ダラー・ベイビー」なんかも同じ箱に入ってたりします。
そう言うことってないですか?(ない?)

台風の影響で、予定も

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HappyTimeのBGMのつもりが…

HappyTimeのBGMのつもりが…

少し前にnoteで「プレイリストをオープンにする」みたいな「#」があったんですよね。
そのイベントには参加しなかったんですが、
「テーマを設けて、曲数を決めてプレイリストを作るのも面白いかな?」
と思って、自分でも作ってみました。

テーマは「Happy Time」。
曲数は「10」。

完全に個人的な趣味なんですが、「男性ジャズボーカル」からチョイス。
どちらかというと好きなのは「女性ボーカリス

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粧し込んで街を闊歩したくなる:映画評「JOKER」

粧し込んで街を闊歩したくなる:映画評「JOKER」

いろんな評も出てるんで、あんまり付け加えることもないですかね。

JOKER

かつて「ヤクザ映画」をみた後に、肩を怒らせて劇場から出てきたように、シナトラの”That’s Life”をBGMに、街を踊るように闊歩したいような気分になっちゃいましたw。

<That’s Life>
https://youtu.be/uC-IhSfXkes

どちらも「善/悪」を持ち出せば、「イケナイ」話。
「倫理

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