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【本紹介】メンタルを強くするための3つのステップ『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?』【書籍レビュー】

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現代の忙しい社会で、強いメンタルが必要だと感じる人は多いでしょう。下園壮太さんの著書『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?』は、私たちが抱く「メンタルの強さ」に関する誤解を解き、本当の意味でのメンタルの強さを手に入れる方法を教えてくれる一冊です。


強いメンタルとは「頑張ること」ではない

まず、メンタルが強い人とはどのような人でしょうか?多くの人は、困難に屈せず、我慢強く最後までやり遂げる人をイメージするかもしれません。しかし、下園さんは、実際にはそういった人ほど心を壊しやすいと指摘します。我慢強さや忍耐力が、限界を超えると一気に崩れてしまうことがあるのです。

真のメンタルの強さとは、自分の心や体が疲れていると感じたときに、無理せず休むことができる能力です。例えば、残業をしないで帰宅する、週末はグダグダ過ごしてリフレッシュする、といった行動ができる人こそが、メンタルが本当に強い人なのです。

自分を理解し、無理をしないこと

メンタルを強くするための第一歩は「自分を深く理解すること」です。自分がどのような状況でストレスを感じるのか、逆にどのようなことでリフレッシュできるのかを知ることが大切です。

例えば、人との交流が苦手な人が、休日に大人数のパーティーに参加すると、かえって疲れてしまいます。このように、自分が何を苦手としているかを把握し、それを避けることが、無駄なストレスを避けるために重要です。苦手なことに無理して取り組むのではなく、自分の限界を知り、その範囲内で行動することが、メンタルを守るためには欠かせません。

頑張らないことを頑張る

また、メンタルを強く保つためには「頑張らないことを頑張る」ことが必要です。これは、無理をしないで適度に休むことを意味します。下園さんは、頑張ることを「借金をすること」に例えています。頑張れば頑張るほど、体や心に借金が溜まっていき、それを返済しない限り、いずれ破綻してしまうのです。

特に、睡眠はメンタルを回復させるための最も効果的な方法です。メンタルが強い人は、しっかりと睡眠をとり、日々の疲れをリセットすることを怠りません。逆に、メンタルが弱い人は、睡眠不足になりがちで、これがさらなる疲労とストレスを生んでしまいます。夜眠れない場合は、昼寝を取り入れるなど、とにかく体を休めることが最優先です。

リラックスできる時間を持つ

メンタルを強化するためには、ただ休むだけでなく、リラックスできる時間を持つことも大切です。下園さんは、休日の過ごし方として「はしゃぎ系」と「癒し系」を挙げています。「はしゃぎ系」とは、旅行やスポーツ、デートなどのアクティブな活動です。一方、「癒し系」は、温泉やマッサージ、美味しいものを食べる、映画を見るなど、心身をリラックスさせる活動です。

特に、メンタルが疲れていると感じるときは、「癒し系」のアプローチが効果的です。無理してアクティブな活動をするのではなく、ゆったりとした時間を過ごし、心身を癒すことが大切です。

視点を広げ、柔軟に考える

さらに、メンタルを強く保つためには「視点を広げること」も欠かせません。問題に直面したとき、自分だけの狭い視点で考えるのではなく、相手の立場や、時には宇宙規模の視点で物事を捉えることで、悩みやストレスが軽減されます。

たとえば、ニキビに悩んでいるとき、自分だけの視点では大きな問題に感じますが、他人はあまり気にしていないものです。さらに、宇宙の視点で見れば、そんな悩みは取るに足らないものだと感じることができるでしょう。このように、視点を変えることで、過度に悩むことを避け、メンタルを強く保つことができるのです。

まとめ

下園壮太さんの『とにかくメンタル強くしたいんですが、どうしたらいいですか?』は、私たちが抱く「強いメンタル」に対するイメージを覆し、本当の意味でのメンタルの強さを手に入れるための具体的な方法を教えてくれます。無理をせず、自分を大切にし、適度に休むこと。そして、広い視点で物事を捉えることで、真のメンタルの強さを手に入れることができるでしょう。


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