[医療・介護]離職者を減らす方法2
責任を取らせることが一番
離職者を減らすには離職する原因を減らすべきだ。
他部署からのクレーム、上司からの圧力、同僚からのいじめ、色々あるだろう。離職者が現れた場合、離職する原因となった人間に対して責任を負わせる。
他者排除の原因となるクレームを発信したもの、いじめとなる原因を発した者に責任を負わせる。
自己都合で辞める場合、本当の意味での自己都合で辞める者などたかが知れている。
追い出されて辞めていくのだ。つまり、軽はずみなクレーム、排除に対する言動が被害者を蝕み、病み、人生を狂わせるわけだ。
その者たちには相応の責任をとってもらわねばフェアではないだろう。
勿論、職場の人間関係を放置して、追い詰めた管理職にも相当の責任を負わせるべきだ。
日本人はとかく、責任を取らない人間が多すぎる。職場の人間関係において、無責任な管理職や人間が多いから、いじめが生じてしまう。そのような人間に対して、何らかの責任・ペナルティを負わせるシステムがあれば、排除による離職者やパワハラに対する離職者は現れないだろう。
セクショナリズムの徹底
他部署へのクレームを完全排除する。他部署からの口出しは一切無用。その代わり、自部署における責任は一切合切負う。
部署間の口出しが横行してしまえば、それぞれの責任の所在が曖昧になるし、なすりつけあいになりかねない。
他部署へクレームを出した場合、クレームを受けた者が心身を病む、または離職した場合、クレームを出した部署が責任を負う。
言った言わないにはならない。他部署からクレームが出たと言う事実がまず存在しているのだから。もし、違うのであれば、上司がクレームをでっち上げたと言うことになる。
医療はとりわけ縦社会構造からチーム医療という形で、横社会構造へ変化してきた。
僕はこれは、医療が責任逃れをするために社会構造を作り変えたと考えている。
だれも責任は取りたくないからだ。
チーム医療と言う美辞麗句に隠れて、誰も責任を取ろうとしない。
言われたもの、いじめられた者が涙を呑む社会、企業は間違っている
社会や企業はいじめや排除について寛容である。
そんなことはないと否定する人もいるだろう。しかし、間違っている。いじめや排除を受けた当事者が言うのだから。
企業や管理職はいじめや排除する側ばかりを常に擁護している。
いじめや排除を受けて、「会社に合っていない」と言うのは、「企業とはいじめや他者排斥に寛容である」と言い切っているのだ。「会社を代表している」と自称する管理職自身が。
もし、企業や社会がいじめや他者排斥に寛容でないと言うのであれば、それを証明しなければならない。
もっとも、無理ではあるが。
一番楽な方法を今、企業や管理職はとっているに過ぎない。排除してもいいものを排除する。という方法を。
これでは離職者は無くならない。排除された者を見て、職員のモラルも下がる。そして、離職者が増えれば、希望者も減る。離職率が高いところは入りたくないからだ。