須藤信也

指揮者・吹奏楽指導者/国府台高校吹奏楽部/習志野シンフォニックブラス/アルファモニック吹奏楽団/TOKYO-West ウインド/船橋消防音楽隊他

須藤信也

指揮者・吹奏楽指導者/国府台高校吹奏楽部/習志野シンフォニックブラス/アルファモニック吹奏楽団/TOKYO-West ウインド/船橋消防音楽隊他

最近の記事

指導に対して反応が薄い原因と解決策

【指導に対して反応が薄い原因と解決策】 指導していて期待するような 反応が返ってこない… 演奏があまり変わらない 事ってよくありますよね。 言い方を変えて見たり 練習方法を変えて見たり… いろいろ試してみるけど それでも今ひとつ伝わらない… 良くならない… そんな時どうすればいいでしょうか? そんな悩みを解決する ヒントをお話ししたいと思います。 いろいろな方法があると思いますが 今回は伝わらない原因を 【具体的に分解してチェックする方法】 です。 以下

    • 指揮の秘訣❗️楽器の経験を有効利用する

      【指揮の秘訣❗️楽器の経験を有効利用する】 指揮には色々な秘訣がありますが 指揮をする時に自分のこれまでの 楽器での演奏経験、演奏する時の感覚を 意識的に有効利用しているでしょうか? 【指揮をする】 と考えると 特別なことと思いすぎて 本当は指揮の時にも必要な 楽器の時に使っている 音楽的な演奏感覚の スイッチが切れてしまい その結果 ・演奏しにくい… ・音楽が伝わらない… ・本人の思うような音楽ができない… 指揮になってしまっているケースが 多くもったいない

      • 相手の音をよく聴くとは❓

        【相手の音をよく聴くとは❓】 「周りの音をよく聴いて!」 「メロディをよく聴いて!」 普段からよく言われたり 指示することの多い言葉 だと思いますが こういった言葉をかけても 思うような演奏にならないことも あるのではないでしょうか? 音の聴き方も いろんな種類やレベルがあって 聴いてるつもりでも 実はその聴き方やレベルは 人によってさまざまです。 そのため 「よく聴いて」 という言葉で 適切な反応をできる人 あまり反応できない人 人によって ばらつき

        • 指揮の力を劇的に高めるには❓

          【指揮の力を劇的に高めるには❓】 〜指揮を振る上でのコツやヒント〜 指揮の力を高める 指揮を振る上で役立つ ポイントをまとめてみました。 何かのヒントや考えるきっかけになれば 幸いです! ○自分の中の音のイメージを鮮明にする、 増幅させる →スコアを読みながら頭の中で イメージをしそれを鮮明に濃くしていく フレーズ、リズム、拍子、和声、音色 テンポ、アゴーギグ、バランス、構成… 頭の中で音楽の各要素を 豊かな表現にしながら クリアにしていく →自分で各パートをそれ

          曲間の間の取り方、雰囲気の作り方をどうすればいいですか?

          いただいた質問への回答 〜曲間の間の取り方や次の曲への雰囲気、流れの作り方について〜 交響曲などの楽章の間や組曲の曲間を どんな風に考えたらいいか 解説して欲しいと リクエストがあったので 書いてみたいと思います。 「曲間はどのくらい時間とったらいいのか?」 「どんな空気で過ごせばいいのか?」 「次の曲へどう繋げたらいいのか?」 こんな疑問を持ったことがある人も 多いのではないでしょうか? 曲間をどうするかは 曲やシチュエーションによっても 様々なので 答えは一つ

          曲間の間の取り方、雰囲気の作り方をどうすればいいですか?

          【パートで音色を合わせるには❓】

          音色を合わせるにはどうしたらいいですか? という中学生の質問に対する回答を 紹介させていただきたいと思います! ---------------------------------- これはたびたび話題に上がるテーマだと思いますが けっこう混乱しがちなテーマだと思います。 よく上がる疑問が ・人によって音色の個性や特徴が 違うのにどうやって合わせるのか? ・使ってる楽器も違うのに合うのか? 音色を合わせる、揃えると 言うと 当然こういう疑問が出てくると 思いますが

          【パートで音色を合わせるには❓】

          【合奏で自発的にテンポや音楽の流れを作るには❓】

          中学校の先生から 合奏で自発的な流れやテンポが無いのでそれを作るにはどう指導したらいいですか? という質問があったので それに対する回答を紹介させていただきたいと思います! ---------------------------------- 指揮者がいる状態で 大人数でやる演奏の場合 特に中高生は そもそも合奏で演奏する時は 自分たちでテンポや流れを作るものだという意識が薄かったりない傾向があって 演奏する時は 指揮者の点に合わせるもの 指揮者をよく見て それに合わせてい

          【合奏で自発的にテンポや音楽の流れを作るには❓】

          【いろいろな音色を引き出すには?】 後編‼️〜 いろいろな音色を吹き分ける方法〜

          前編からだいぶ間が空いてしまって 前編読んでくださった方も覚えてないかもしれませんが😅 続きを書きたいと思います! 今回紹介するのは 超定番ですが 【音色のイメージを声で歌って聴かせる】 声色を使って伝える方法です。 これは意識的にうまく使えればかなり 効果があります。 (指導者目線で書いてありますが、演奏者の方もこれから説明する声色や歌の響かせ方のイメージを自分の中で持つことで演奏に生かす事ができます) ちなみに これは必ずしも声楽的に美声では無くても 大丈夫で

          【いろいろな音色を引き出すには?】 後編‼️〜 いろいろな音色を吹き分ける方法〜

          【音楽的で楽しいロングトーンの練習方法】 〜音色を磨く秘訣とロングトーンを効果的に楽しくするアイデア〜

          基礎練の定番 【ロングトーン】 その効果や必要性はいろいろな意見があると思いますが 「習慣としてやっている人」 「好きだし必要性を感じてやっている人」 「好きじゃないけど必要性を感じてやっている人」 いろいろな人がいると思います笑 今回はロングトーンを 好きでやってる人にとっては より効果的に 好きじゃないけどやってる人にとって 少しでも楽しくて意味のあるものに するアイデアを紹介したいと思います。 そもそもロングトーンの目的はなんでしょうか? ・音色を

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          【音量以外でメロディを浮き立たせるには?】 〜メロディを浮き立たせる原理〜

          メロディが浮き立たない… ごちゃごちゃする… 特に吹奏楽ではたびたび 問題となるテーマですよね。 いろいろな原因があると思いますが 伴奏を抑えてメロディも出してるのに 今ひとつ浮き立たない… というケースもありがちだと思います。 今回音量バランスの調節だけでなく メロディを浮き立たせる方法について 考えみたいと思います! そもそも音楽だけに限らず 浮き立たせたいものが浮き立たない状態とは どんなものでしょうか? 一つ言えるのは 【周りのものと似ていて区別がつ

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          【距離をとった合奏で発達する感覚は?】〜コロナ対策〜

          コロナ対策でパート練、セクション練 合奏等で通常より大きく距離をとった 状態で練習する事が多いと思います。 そういった環境は やりにくさがある反面 逆に通常では得られない メリットや育つ感覚も あると思い 得られる要素を挙げてみました。 ・周りの状況を察する感覚、アンテナ ・予測する力、イメージで補う力 ・周りに伝えようとする発信力 ・指揮者から汲み取ろうとする力 ・自分の中で軸となるテンポ、音楽の流れを持つ力 ・空間、隙間を響きで満たそうとする意識 以上の

          【距離をとった合奏で発達する感覚は?】〜コロナ対策〜

          【いろんな音色を引き出すには?音色を吹き分ける方法】 〜管楽器、吹奏楽指導〜前編

          今回はいろんな音色を出すための ヒントとなる話をしてみたいと思います。 素晴らしい演奏、感動する演奏は 音色の変化も多彩な事が多いですよね。 ・その曲ごとに相応しい音色 ・フレーズや場面によっての音色の違い 描き分け ・フレーズの中での微妙な音色の 変化 ・声部やその役割ごとに適した音色 ・調性の色、イメージに合った音色 そのシュチュエーションによって いろいろな音色が要求されると思いますが 【いろいろな音色を吹き分けるには 具体的には何が必要か?】 これに

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          【和声感を教えるには?】

          【和声感】のある演奏をするにはどうしたらいいか? 生徒や楽団のメンバーに和声感をどう伝えたらいいか? 演奏の現場で難しく感じる事もあると思います。 いろいろな方法があると思いますが 比較的 手軽にできて効果の高い方法を一つ 紹介したいと思います! 和声感を理解してもらう 導入として とても使いやすいのが バッハの平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調です。 シンプルな作りの中に 非常に美しい和声の流れが ある曲ですが 基本ずっとリズムが16分音符 のため要素が

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          【指揮の左手の使い方について✋🏻】

          【指揮の左手の使い方について✋🏻】 「左手の使い方ってどうすればいいですか?」 という質問や 困っているという声をよく聞きます。 そして自分自身も 昔よくそう思っていました笑 左手の使い方は右手より ある意味自由度も高くて 人によって使い方や個性に 幅があるので 教えるのが難しい内容です。 (人によってはそもそも教わるものじゃない という人もいるかもしれません) 自分自身もそういった解説や動画に あまり多く出会った事がなくて 詳しく教わりたいと思っていました。

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          【コロナで合奏が難しい時の対処法】

          感染対策をしながら合奏を始めた 団体もあるみたいですが まだ大人数での合奏は難しいという 団体も多いのではないでしょうか? その対処法として大人数で合奏は できないけれど、合奏の練習になって アンサンブル力もつく方法が 【グループに分けて人数の少ないミニ合奏を作る】 です。 一部屋に10名前後なら練習可能な 団体も多いと思います。 そこで10名前後で小さな合奏体となるように 出来るだけ全ての声部が入っている グループを作ります。 全体の人数にもよりますが 例えば

          【コロナで合奏が難しい時の対処法】

          【コロナの制限の中で生徒のモチベーションを上げるアイデア

          少しずつ活動再開したり、コンサートも行われ始めましたが 自分が指導に携わっている 国府台高校も合奏はまだ再開できてない状況で コンサートやコンテストの出場も 明確に決まっていないのもあり 生徒のモチベーションにも少し 影響が出てきています。 (やはりずっと個人練やパート練が続くと 合奏がやりたいと思うのと 明確な目標である本番に向かって いく状況がないとモチベーション あげるのが難しくなってくるようです) 同じような状況に置かれている方も まだ多いと思ったので 制限が

          【コロナの制限の中で生徒のモチベーションを上げるアイデア