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指導に対して反応が薄い原因と解決策

【指導に対して反応が薄い原因と解決策】

指導していて期待するような
反応が返ってこない…
演奏があまり変わらない
事ってよくありますよね。

言い方を変えて見たり
練習方法を変えて見たり…

いろいろ試してみるけど
それでも今ひとつ伝わらない…
良くならない…

そんな時どうすればいいでしょうか?

そんな悩みを解決する
ヒントをお話ししたいと思います。

いろいろな方法があると思いますが

今回は伝わらない原因を

【具体的に分解してチェックする方法】

です。

以下のように
指導に必要な各項目ごとに
分けて考えて
どの項目が原因で伝わりにくいのかを
チェックしてみましょう。

○自分自身の中身の部分

・まず自分がよく分かってるか?

・イメージがはっきりしているか?

・曖昧なところはないか?

・何をどうしたいか?具体的にどう演奏したいのかはっきりしているか?

・演奏の具体的な表現内容、演奏の詳細を把握してるか?

○伝え方の選択(何を使って伝えてるか?)

どれを使うと効果的か?
どれとどれを組み合わせると効果的か?

・歌って聴かせて伝える

・楽器を使って伝える

・ジェスチャーを使って伝える

・指揮で伝える

・言葉で伝える

→具体的言葉

→抽象的言葉

→例え

→音楽的内容

→奏法的内容

複数組み合わせることが多いので
組み合わせ方を
効果が大きくなるように
工夫する

○言葉の選択、分かりやすさ

・理解できる言葉か?

・伝える内容は分かりやすいか?

・相手のレベルにあった言葉、伝え方か?

・効果的な言葉を使っているか?

○気持ちの持ちかた

・自信と確信を持って伝えているか?

・熱量は?テンションは?

・伝えたいという意思の強さは?

・相手に寄り添っているか?

・独りよがりになってないか?

・熱量と冷静さのバランスは?

○声のトーンや抑揚、テンション、感情

・伝える内容にあった声のトーン、抑揚、感情か?

・状況によって使い分けているか?

・自分のキャラクターが生かせる話し方か?

・相手の気持ちを掴む、心を動かすのに
必要な話し方と充分な熱量、テンションか?

相手に伝わるために必要な度合いは?

・伝わらない時に調整しているか?

○練習方法の選択

・相手に適しているか?

→学年や年代

→性格、個性

→経験

・その時の状況に適しているか?

→演奏上のどんな問題が起きているか?

・その時の段階、時期に適してるか?

→練習の始めてからどの時期か?
→本番までの時間は?
→どのレベルか?

○指揮が適切か?

指揮が原因で伝わりにくくなってないか?

・テンポは?

・予備拍は適切か?

・要求している音楽と一致しているか?

このような感じに分けて
チェックしていく事で
問題点が鮮明に
浮かび上がってきます。

問題をごっちゃにしてしまわず
分解すること
一つ一つ分けて考えること
が大切です。

また
これは一つが
原因の場合だけではなく
複数が組み合わさってる
場合もあるので
その辺りも含めて
考えることが必要です。

これはその場で
全て考えるのは
難しいので

その場ではパッと
思いつく所だけ
チェックして軌道修正し

細かいことは
後で練習を振り返って
一つ一つ確認して

課題、改善点を見つけて
次回それをもとに
アプローチを変えて試してみる

という事を積み重ねていくと
その場でも判断できるように
なってきて
軌道修正も可能になります。

細く沢山の項目を挙げましたが

まずは

反応が薄くて

「あれ?」

と思った時は
焦って闇雲にやるのではなく

・何が原因で

・どこをどう変えれば伝わりやすくなるか?

冷静に分析して
調整するよう心がけてみましょう。

積み重ねていくことで
次第に期待する反応に
近づけていけると思いますので
ぜひ試してみてください(^^)

最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

少しでも参考になれば幸いです(^^)

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