モバイルホームプランニング

建築系エンジニア兼コンサルタントのスタジオスケッチです。トレーラーハウスの企画開発に向けた情報を発信しています。hp:https://www.s-sketch.com/

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最近の記事

トレーラーハウスレポート【バードウォッチングトレーラー】

本記事ではトレーラーハウスの実例をレポートしています。今回は【バードウォッチングタイプのトレーラーハウス】です。 北海道コムケ湖畔のバードウォッチイングトレーラーハウスを見に行きましたコムケ湖畔にはバードウォッチング専用のトレーラーハウスが設置されています。こちらのトレーラーハウスは初期の企画と躯体設計について、弊社も参加させていただきました。 場所は北海道紋別市のコムケ湖のほとりにある「コムケ国際キャンプ場」にあります。 冬季につき車の侵入は禁止されていたので途中から

    • トレーラーハウスレポート【グランピングトレーラー】

      本記事ではトレーラーハウスの実例をレポートしています。今回は【グランピングタイプのトレーラーハウス】です。 北海道でトレーラーハウスに泊ってきました前年の12月になりますが、北海道のグランイングトレーラーハウスに泊まってきました。 このトレーラーハウスは弊社も開発に携わらせていただきました。特に北海道の寒さに対応した「あったかトレーラーハウス」を目指していましたので、あえて冬の北海道へ泊まりゆきました。 場所は北海道常呂郡置町にあります「おけと勝山温泉ゆぅゆ」です。

      • トレーラーハウスのスタイル提案【シェアオフィス】

        本記事ではトレーラーハウスのプロダクトスタイルを提案しています。今回は【シェアオフィスの提案】です。 多様化する働き方へ【シェアオフィスの提案】リモートワーク、スタートアップ、ドロップインの需要に向けたシェアオフィスの提案です。 街中での設置だけでなくビジネスホテルの敷地への展開もあるかと思います。シェアオフィスの用途だけでなく、学生用の自習室や社会人用の学びの場としても活用できます。商業施設と併設することで、周辺地域の集客効果を狙うことも可能かと思います。 平面図

        • トレーラーハウスのスタイル提案【パーソナルオフィス】

          本記事ではトレーラーハウスのプロダクトスタイルを提案しています。今回は【パーソナルオフィスの提案】です。   スタートアップへ向けて【パーソナルオフィスの提案】トレーラーハウスを利用した小規模事業主様向けのパーソナルオフィスの提案です。 事業主様への付加価値としては、新たにオフィスを建設することなく小規模な投資で自分のオフィスを持つことができます。自宅の敷地に置きたいという時にもお勧めです。オフィスビルでの賃貸利用に対して、通勤時間や周辺環境にご不満のある方にもお勧めで

          トレーラーハウスのスタイル提案【ワーケーション宿泊タイプ】

          本記事ではトレーラーハウスのプロダクトスタイルを提案しています。今回は【ワーケーション宿泊タイプの提案】です。   多様化する働き方へ【ワーケーション宿泊タイプの提案】ホテルや企業施設へのトレーラーハウスを利用したワーケーション宿泊タイプの提案です。 リモートワークが普及する中、自然の中で仕事をするワーケーションが注目されています。トレーラーハウスにより都会の喧騒から離れた場所で、心地よく仕事をする空間を提供します。ホテル事業主様には企業の保養施設としての提案が可能です

          トレーラーハウスのスタイル提案【ワーケーション宿泊タイプ】

          トレーラーハウスのスタイル提案【グランピング宿泊タイプ】

          本記事ではトレーラーハウスのプロダクトスタイルを提案しています。今回は【グランピング宿泊タイプの提案】です。   自然と一体の時間を過ごしたい【グランピング宿泊タイプの提案】キャンプ場やホテルへのトレーラーハウスを利用したグランピング宿泊タイプの提案です。 宿泊する方への付加価値としては本格的なアウトドア志向ではないけれど、自然に囲まれた時間を無理なく快適に過ごすことができます。キャンプ場事業主様やホテル事業主様への付加価値としては、テントや客室では提供できないサービス

          トレーラーハウスのスタイル提案【グランピング宿泊タイプ】

          トレーラーハウスの企画開発 No.07【商品企画戦略と販売企画戦略】

          本記事ではトレーラーハウスの企画開発について解説をしています。第7回目のテーマは【商品企画戦略と販売企画戦略】です。   規格商品か自由設計か?【商品企画戦略と販売企画戦略】前項までトレーラーハウスのハードとしての作り方を解説してきました。しかしトレーラーハウスを製造できるようになったとしても、商品企画戦略と販売企画戦略がないと、肝心の商品仕様は決まりません。 商品企画戦略と販売企画戦略はそれぞれ多様な要素を含んでいるので、一般論として解説をすることは難しいですが、どち

          トレーラーハウスの企画開発 No.07【商品企画戦略と販売企画戦略】

          トレーラーハウスの企画開発 No.06【生産工学的アプローチ】

          本記事ではトレーラーハウスの企画開発について解説をしています。第6回目のテーマは【生産工学的アプローチ】です。   ものづくりにカイゼンを!【生産工学的アプローチ】前項まではトレーラーハウスの「設計としての」作り方を中心に解説をしてきました。本項では実際の「ものづくりとしての」作り方に対して、お勧めしたい手法を中心に解説してゆきたいと思います。 その手法とは、「生産工学的なものづくりへのアプローチ」です。このアプローチはトレーラーハウスの製造において大変有効であると考え

          トレーラーハウスの企画開発 No.06【生産工学的アプローチ】

          トレーラーハウスの企画開発 No.05【プランニング】

          本記事ではトレーラーハウスの企画開発について解説をしています。第5回目のテーマは【プランニング】です。   住宅より難しい?トレーラーハウスの【プランニング】トレーラーハウスには住宅設計には無い、独自のプランニング上の注意事項があります。外形サイズ、重量、重心の3つの注意事項です。外形サイズとは法的なサイズの制限、重量とはシャーシの最大積載荷重の制限、重心とは走行時の安全性のことを指します。 この3つを守りながらプランニングをすることが必要です。以下、車検付き20ftシ

          トレーラーハウスの企画開発 No.05【プランニング】

          トレーラーハウスの企画開発 No.04【ハウス工法と脱着機能】

          本記事ではトレーラーハウスの企画開発について解説をしています。第4回目のテーマは【ハウス工法と脱着機能】です。   ハウス工法はブランドをつくる?【ハウス工法と脱着機能】ハウスの構造体をどのような工法でつくるかによって重量、サイズ、コスト、デザイン等が変わります。それぞれの長所短所を比較して、自社の事業計画に対して最適な工法を選択する必要があります。 工法を選択することと並行して、シャーシとの脱着方式についても検討が必要です。既存のコンテナをハウスに使用する場合はコンテ

          トレーラーハウスの企画開発 No.04【ハウス工法と脱着機能】

          トレーラーハウスの企画開発 No.03【シャーシの種類と選択】

          本記事ではトレーラーハウスの企画開発について解説をしています。第3回目のテーマは【シャーシの種類と選択】です。   シャーシによってハウスが決まる?【シャーシの種類と選択】シャーシはトレーラーハウスを構成する要素の中で、最も重要な部品であるといっても過言ではありません。このシャーシの上部にハウスを接合することでトレーラーハウスが構成されるのですが、その接合方法はいくつかに分類されます。 接合方法はトレーラーハウスのサイズ、準拠する法的基準、等が密接に関係しており、どの接

          トレーラーハウスの企画開発 No.03【シャーシの種類と選択】

          トレーラーハウスの企画開発 No.02【車両と建築の基準】

          本記事ではトレーラーハウスの企画開発について解説をしています。第2回目のテーマは【車両と建築の基準】です。    難しいけど知っておきたい!【車両と建築の基準】トレーラーハウスの開発を行うにあたり、トレーラーハウスは建築物なのか車両なのか、どの法令で規定をしているのか、ということを把握しておく必要があります。 トレーラーハウスが車両であり、建築物には該当しない扱いとなるためには、「車両としての基準」に準拠することと、「建築物の基準にあてはまらない」ことに準拠することとい

          トレーラーハウスの企画開発 No.02【車両と建築の基準】

          トレーラーハウスの企画開発 No.01【事業化を目的とした企画開発】

          ご挨拶はじめまして。スタジオスケッチと申します。 私は住宅とトレーラーハウスの企画開発・設計支援の仕事をしているフリーのエンジニア兼コンサルタントです。 トレーラーハウスは昨今、メディアでも取り上げられる機会が多くなりテレビやウエブでご覧になったことがある方も多いかと思います。キャンプ場や駅前の商業スペースなどで見かけたことがある方もおられることでしょう。 可動性、備蓄性、生産性、コストパフォーマンス、そして災害時の対応力などから、多くのマーケットに対して高いポテンシャル

          トレーラーハウスの企画開発 No.01【事業化を目的とした企画開発】