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問題行動には、始点と終点の学習と感覚へのアプローチ。「始点と終点」がない混沌とした世界の、終点探しのお手伝い。(『せんせい、いっしょ。-特別支援学校のちょっと変わった先生の、ちょっと変わった教材の話-』#03 北野ちゆき)
隣を歩いていたはずの子が突然、ピュー!と走り出していく。
手をつないで歩いていたはずの子が突然、グッ!っと手を引っぱり座り込む。
隣に座っていたはずの子が突然、バンッ!と背中をたたく。
おもちゃで遊んでいたはずの子が、ガシャン!
突然、持っていたおもちゃを投げる。
突然はじまり、急に終わる行動たち。
私たちは日常生活において、始まりの点となる場面から終わりの点となる場面に向けて、持続した活動
「注視教材」で目を自分のものにして、世界と出会う。(『せんせい、いっしょ。-特別支援学校のちょっと変わった先生の、ちょっと変わった教材の話-』#02 北野ちゆき)
私は、現在特別支援学校教員14年目。
子どもから学ぶをモットーに、たくさんの子どもたちとかかわってきました。特別支援学校では、チームティーチングと呼ばれ、チームで指導にあたっていきます。1クラスを2~3人の複数の先生でチームで持つことが多く、小学部・中学部・高等部まである学校だと、教員の人数が100人を超えることもあります。いろいろな先生と一緒に指導にあたることが、特別支援学校の先生の醍醐味でもあ
「快感教材」から自分の世界に没入しがちな子どもとの関わりをつくる (『せんせい、いっしょ。-特別支援学校のちょっと変わった先生の、ちょっと変わった教材の話-』#01北野ちゆき)
#01 快感教材枕の角を指でぎゅっと押すとき。
ゆで卵の殻をむくとき。
マットレスにダイブするとき。
おばあちゃん家の障子に指で穴をあけるとき。
ママの二の腕をふにふに触るとき。
真冬の霜柱を踏むとき。
ピタゴラスイッチ
みなさんの快感はなんですか?
特別支援学校の教員の仕事の1つに「教材づくり」というものがあります。100円ショップなどで材料となる日用品を買ってきて、カッターや両面テープなど