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2020年6月の記事一覧
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5「今から数年後・・・」第10章 : 後編 Part.10 (No.0130)
後編 Part.10のつづき
本はこの世のものや人々が思考した事などがすでにまとめられているものですが、その種になるものは「この世」に無限というほど存在しています。
新しい教師たちは子供達が自分で、どんなに幼い頃であろうと関係なく一人ひとりが「本」を書くことが出来ることを目指していました。
それはこの世を文字にすることですから、まず幼い頃には特にですが、文字を読むのではなく世界を読むことを
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5「今から数年後・・・」第10章 : 後編 Part.9 (No.0119)
後編 Part.8のつづき
しかし、こうして時代が変わり過去の研究が進むとその理由も判明しました。
世の万物は階層構造をしており、僅かなものを多くが支える事が基本になっています。
この構造自体は現在の新しい時代でも確かに変わりませんが、問題はその多くが支える存在が悪そのものであったことでした。
始めから悪を支える人達などいないはずですから、恐らくは歴史の何処かで入れ替わったり、少しずつ乗っ
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5「今から数年後・・・」第10章 : 後編 Part.8 (No.0118)
後編 Part.7のつづき
新しい教師たちの教育方針にとって特に大切な部分は、
「考える事が出来るようになること」
でした。
過去の時代は、考える力は殆ど誰も持ち合わせていませんでした。
ひとりひとりには極めて優れた美しい頭脳も才能も与えられていたにも関わらず、その力の使い方どころかその存在すら教えてもらえずに一生を奴隷労働で終えていく人ばかりだったのです。
過去の時代から教員として現
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5「今から数年後・・・」第10章 : 後編 Part.6 (No.0116)
後編 Part.5のつづき
驚くほど子供たちは愛に敏感でした。新しい教師たちもこの今の時代になってやっと人への、子供たちへの愛に気づいたのですが、それにしても気持ちを込めることが、これほど子供たちに、人々に大きな影響を与えるのかと感嘆しました。
そしてそれまで如何に愛を軽んじ冷たい心で人生を送り、子どもと接してきたのかと振り返り、かつての苦しさと真実を知った喜びで泣き崩れたのでした。
ただ、
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5 「今から数年後・・・」第10章 : 後編 Part.5 (No.0115)
後編 Part.4のつづき
新しい教師たちは、何か特別な事を子供たちに教えたりはしませんでした。
それはもちろん手を抜いているというわけではありませんでした。
過去の教師や学校では、正しいことであっても教えすぎていました。
教えたら出来るものという風に人の認識を非常に乱暴に解釈していたのです。
そうやって子供たちを全部同一のものとして、まるで工場のように取り扱っていました。
その残酷な扱いが
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5「今から数年後・・・」第10章 : 後編 Part.4 (No.0113)
後編 Part.3のつづき
このような学習生活をたっぷりと時間をかけ、一人として置き去りにせずにじっくりと行う授業。
毎朝早くに集まり、集まった場所からすぐ目の前にある路地や公園や街路樹などを使って1日中みんなで話し合ったり探し合ったり絵を書いたり調べたりを続けていました。
今まで素通りしてきた何の変哲のない場所なのに、いざ立ち止まって調べだすと何週間かかっても切りないほど新しい発見が次々に
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】 「『ヒキガエルよりマシでしょ』 作戦」 (No.0112)
昨日誕生日だったのに、ミントはガッカリとうなだれて空き地の土管に座っていました。
その姿を見つけた友達のミライは、心配になってミントに近づいてみると、彼は何やらヘンテコなたぬきのヌイグルミを持っていました。
「ミント、誕生日おめでとう。そのヌイグルミはひょっとして誕生日プレゼントで貰ったのかな?」
「ああミライ、全くそうだよ。」
「その調子だとそれは君が望んだものとは随分違ったみたいだね。」
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5 「今から数年後・・・」第10章 : 後編 Part.3 (No.0110)
後編 Part.2のつづき
子どもたちはどんどんと元気になっていきました。
自然の中で身体を使って遊ぶことだけでなく、そのときに大人が教えてくれる事を何でも喜んで集中して聞き、学んでいました。
それはキャンプだけでなく、普段通ってきた学校の中や近くの公園や通学路でもそうでした。
新しい教師たちは子どもたちに何も特殊な事を教えることはしませんでした。
とにかく身近なものから教えてあげました。
彼