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改めて 自己紹介です
このnoteでは
『医学的食事療法と子どもの教育』について発信しています。
今日は自己紹介。
この10年、どうやって生きていこうか悩んできましたが、やっと方向性を見出しました。
noteの記事も溜まってきたので、改めての自己紹介と、今後の方向性を見出した記念に、noteに書き留めたいと思います。
いつになく長いです(^^♪
結論は、医学的食事療法の啓蒙と、仲間と楽しく子育てしていくぞ、という話です。
22年間、病院管理栄養士として働いています。
ICUや緩和ケア病棟を含めた全病棟、約30の診療科を担当してきました。
良い上司に機会をいただき、拙いながらも、
学会発表や医学雑誌、医学書の執筆も経験させていただきました。
認定資格は、がん病態栄養専門管理栄養士研修指導師、糖尿病療養指導士、NST専門療法士、病態栄養専門管理栄養士など、上司同僚後輩に恵まれ、お陰様で病院管理栄養士としては大体全部やらせていただいたと思っています。
職歴としては、
はじめの1年は、委託給食会社で病院食を作り、
次の1年半は、胃腸系の病院に異動し、献立作成や発注業務、栄養指導を中心に、保健所の監査対応なども経験しました。
そこから転職して、都心にある460床くらいの地域の基幹病院で、病院所属の管理栄養士として20年。
人に恵まれ、他職種含めて風通しの良い病院です。
転職したての私なんて、ボロボロのだめだめ。
上司同僚患者さんに育てていただき、辞めないでよかったな。
最初のころは残業まみれ。
嫌気がさして、社会人7年目に、
BBT大学院の問題解決講座を受けました。
職場外での学びというのは面白いものです。
それ以降は定時上がりがモットー。
職場に着く前から、どうやって全部をやりきって定時で上がるか、どうやって+αを出せるか、そんなことばかり考えて出勤してきました。
だからタイムストーラー大嫌い。
時間を無駄にしないで。
東京都の千代田区には医療機関がたくさんあって、周囲には800~1000床超えの大学病院をはじめ、様々な病院が密集しています。
働く環境には恵まれ、上司同僚をはじめ向学意欲にあふれた人ばかりです。
仕事=学び。
年をとるほど面白い。
ワンオペ育児継続中です。
結婚してからはじめの7年間は、フルタイム勤務のワンオペ育児で男児2人を育て、現在は3人目の育休中です。
本当に孤立無援のワンオペ育児で、よく倒れなかったなと思います。
夫婦で子育てしてる家庭がうらやましかった。
これまで無我夢中で、色々顧みる暇もなく、ひたすら突っ走ってきました。もっと大変な思いをされている方もいますが、ワンオペは過酷で、いや~、何度辞めようと思ったことか。
毎日ギリギリ。
B’zの「ギリギリchop」大好きです。
でも辞めなくてよかった。
上司同僚後輩に支えられました。
人一倍の大変さを味わえたおかげで、人の苦しみを推し量れるようになり、それは仕事に活かせるし、何より元々行動スピードの速い私ですが、超マッハで動けるようになりました。
そこらへんは良かったかな。
そしてあるとき分かりましたね。
アカデミックな分野は、上には上がいるし、そもそも私はアカデミックな分野には興味がわかない。
もともと勉強は好きで、高校と大学は共に主席、卒業時には全国栄養士養成施設協会成績優秀賞もいただきました。
知らないことを学ぶことは好きですが、そこから先のアカデミックな分野には全く興味がない。
むしろ学んだことをどうやって広く社会に還元できるかという、どちらかというと、食が本来持つ予防医学的なパワーに魅せられてきました。
病院では、糖尿病や肥満症、メタボリックシンドロームの教育入院というものがあります。治療と教育的な意味を込めて3~7日くらい入院するプログラムです。
そこでは集団栄養指導というものがあって、数名から十数名の患者さんにこじんまり2時間くらいお話しするのですが、終わるときはみなさん拍手してくださるんです。楽しかった、と言って教室をあとにされる患者さんを見ると本当に幸せ。
みなさんがみなさん食事療法に高いモチベーションを持っているわけではありません。医師に言われて渋々入院という人も。
やっぱり私はこっちだな、ということがはっきり分かって第三子出産です。
東京都の千代田区から、ど~んと飛んで、愛媛県のしまなみ海道にいます。
今、島暮らしをしてるんです。
島ってすごい!
こんな所があるなんて!
都心のビルジャングルが当たり前でしたが、
「子育て中のみんな、こっちにおいでーーー!!」
と声を大にして伝えたい!
これまでは、玄関を出ると靖国神社。
都心ながら緑の多い地域で、子育てにいいな、なんて思っていたのですが。
公園ではボールだめ、水遊びだめ。仕方ないですが。
自転車にもひかれそうになったり、人が多すぎる。
夜は千代田区、しーんとしています。
一方こっちの島は何だ⁈
もちろん、人が少ない、公園の遊具使いたい放題なのは、過疎化が進展しているからなのですが。
そのあたりはどうにかしないといけない問題です。
島に来たきっかけは、義両親2人の介護です。
これを取り巻くストーリーには触れません。
でも、島に引っ越せて本当に良かった。
何よりも、自然の中で子育てする素晴らしさ!!
全方位海!
そして山!
夜空に星ってこんなにあったんですか!
魚めちゃおいしい!!
n-3系の脂肪酸が大事っていうけど、やっぱり魚でしょ。
しかも、お隣のプロ農家さんや色々気にかけてくださるご近所の方からご教授いただき、20種類も野菜を育てることができました!
昔から、農産物直売所の近くに住みたいと思っていたんです。
それが叶った。
というかそれを超えて、畑で作れるようになった。
栄養士さん、
土の中の根の様子を知らないで、栄養指導とかしちゃだめかも!
ということで、
都心からど~んとぶっ飛んで、島暮らしをはじめ、10年もがいてきた悩みが消えました。
島に来たから解決したというよりは、島に来てからもずっと模索し続けたからだと思います。
自然に癒されました。
ぶっ飛んで良かった。
これまでと対極の環境に身を置くことができたのは良かったです。
千代田区は子育てしやすいです。
20年くらい住んでます。
文句なしに住みよい環境です。
文化的教育的施設も多く、
職住園近接が叶います。
ワンオペママの味方。
でもぶっ飛んでみたらこっちも良い。
ここは愛媛県の今治市です。
島に来て、暮らしがとてもシンプルになりました。
10年越しの夢だった家族揃っての暮らしも叶い、
自然の中で、
土の、葉っぱの、花の香りをかぎ、
玄関を出ると富士山みたいな山がみえる!
畑でできたもの(いただきものの方が多いかも)、
すぐそばの海でとれたものを分けていただき、
夏と冬の太陽のパワーを知り。
そんな中で半生を顧みることができました。
自分がやってきたのは病院の中の仕事。
そこそこ大きな病院なので、毎日大勢の患者さんに会います。
助け、助けられ、年を取るほどに面白い仕事。
でもやっぱりそれに上乗せして、病院で学んだことを、広く一般の方に伝えてこそ知と経験を循環させられる。
島に来てそう思いました。
自分は病院で頑張ってきたけど、やっぱりそこは狭い社会。
最先端の情報を取りに行って、向学意欲にあふれる上司同僚と働き、頑張ってきましたが、+もっと広く、もっと多くの方に、食で貢献できることがあるはず。
そんなことを思うようになりました。
島に来て、生きてきた社会が狭かったということが分かりました。
しまなみ海道って本当に素敵なんです。
東京での認知度は低いです。
でもここは観光資源に恵まれています。
都心の子育て世帯にPRしたい。
自然の中での子育ては超おススメ。
未就学の間こそ、ぜひ体験していただきたい。
島の真ん中からだって、車で10分も走れば、透明度抜群の海!
太陽光がキラキラ反射する美しい海面!
だだっ広い公園!
地元の方は、それしかないよと言いますが、
逆に都心にはどれもない。
手を結びましょうよ!
真逆ですもの!
そんな活動もしていきたいと考えています。
それと共に、
もっと広く、もっと多くの方に、必要としている方に最適な食事の情報を届けたい。食事療法です。
たとえばダイエット一つとってみても、なんでそんな枝葉の情報が広まってしまうのか。色々なノウハウがあるようですが、もっと問題の本質を見出した方が早いのに。
これはおそらく、使命かな。
半生かけてやってきたことを、広く世の中に還元したい。
noteにもぽちぽち書いていきます。
子供の不登校不登園。
島に来て、一時、長男次男が不登校不登園になりかけました。
それはもう、家族みんながもがき苦しみました。
そして何人ものプロに助けていただき、みなさまのおかげで、今では楽しく通っています。
千代田区にいるときは、多忙を理由に教育はすべて外注する予定でしたが、
教育というのは家庭教育こそ力を注ぐべき。
何だかいつも忙しくて、目の前にいる子どもに向き合えていなかったようです。
でも今はもう大丈夫。
こどもの大好きを応援してあげることが最優先事項です。
そんな中で見出した、STEAM教育×食育の、面で見せる遊びのような学び。
そしてシュタイナー教育にも出逢いました。
最近知りましたが、元々私はシュタイナー系の幼稚園に通っていたそうです。
モンテッソーリの育児本は何冊も読んできて、生活にもそんな視点を取り入れてきたのですが、島に来て、自然派シュタイナーに感化されました。
今は和製シュタイナーとして有名な樋口先生に教わっています。
そして樋口先生から縄文についても教えていただき、興味が多方面に伸びています。
大変長くなりましたが。
このnoteの記事で伝えたかったことは、
これからは以下の2点を主軸に生きていきます。
やっと定まりました、という長い話でした。
1.
病院管理栄養士として、より広く、より多くの方へ、その方にフィットした食事療法を届けること。
2.
仲間と一緒に、楽しく子供を育てること。
シュタイナーや縄文、STEAM食育、都心と島暮らしに興味を持ってくださる方と一緒に、ワンオペではなくて、仲間と一緒に、楽しく子育てしていきたい。
これからは、この2つを軸に生きていきたいと考えています。
なんだか落ち着かない気分の10年でしたが、やっと、自分なりの整理ができたと感じます。
本当にやっと。
軸が定まると、人は早いし強いですよね。
「医学的食事療法と子供の教育」をテーマに、がんがん行こうと思います!!