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ピアノのバッハ:ピアノで奏でるバッハの愉しさを語るマガジン

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「ピアノのバッハ」という本をキンドルで出版します(刊行間近)。このマガジンは出版される本のオリジナル投稿です。一度の購入ですべて読むことができます。平均一万字の読み応えある記事ば…
バッハに関するユニークな投稿だけが今後もここに集まります。不定期更新。解説してほしい録音や作品やバ…
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記事一覧

ピアノのバッハ(番外編4):バッハ演奏史のコペルニクス的転回

20世紀の半ばに生じた、古楽器復興運動というパラダイムシフトのために、バッハの演奏様式は…

Logophile
5か月前
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ピアノのバッハ30:翻訳されるバッハ

前回からの続きです。今回も14000字強。 長いですが、引用が多いので読みやすいはずです…

Logophile
5か月前
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ピアノのバッハ23: バッハのオリジナル楽譜の弾き方

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Logophile
7か月前
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ピアノのバッハ 8: バッハが愛したクラヴィコード

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Logophile
11か月前
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ピアノのバッハ27: マルチェッロのアダージョ

今回は分かりやすく短いものです。 誰が聞いても心打たれるあろう、「お勧め」の音楽をご紹介…

Logophile
6か月前
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ピアノのバッハ26:アルマンドについて

バロック時代の舞曲は当たり前のことなのですが、踊るための音楽だったので、舞曲には「振り付…

Logophile
6か月前
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ピアノのバッハ25:21世紀的バッハ演奏

ピアノで弾くバッハには、一般的に二つのアプローチがあります. 器楽的なアプローチと声楽的なアプローチのことです。 バッハをピアノで演奏するにあたって、いかにしてピアノの音を出すべきか? ピアノの性質の違いを他の鍵盤楽器と比較してみると、自ずと問題は明らかになります。 ピアノという楽器は、鍵盤に触れた指を離しても音はすぐには消えないで、音は漸減しながら残響として、いつまでも音は鳴り続けます。 オルガンという楽器は、鍵盤に触れた指を抑えたままだと音は永遠に途切れることは

ピアノのバッハ(番外編3):世界で唯一のディヌ・リパッティの映像

今では伝説となった夭折したディヌ・リパッティというルーマニアのピアニストについて、わたし…

Logophile
7か月前
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ピアノのバッハ 24: リパッティ未完のコラール

1950年9月16日、主治医によるドクターストップにもかかわらず、強行したブザンソン演奏会を成…

Logophile
7か月前
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ピアノのバッハ 22: コルトーのアリア

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Logophile
7か月前
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ピアノのバッハ 20: ディヌ・リパッティのパルティータまでの道のり

前回は、人生の終わりに美しいバッハを奏でた名演奏家たちのお話をしました。 今回は、人生を…

Logophile
7か月前
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ピアノのバッハ 19: 人生最後のバッハ

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Logophile
7か月前
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ピアノのバッハ 18: ヨハン・セバスチャン・バッハの作品第一番

バッハが生前に出版したクラヴィア練習曲集は全部で四巻あります。 第二巻は二段鍵盤のための…

Logophile
7か月前
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ピアノのバッハ 17: 謎の鍵盤音楽

今回はバッハが生前に出版したクラヴィア練習曲集(全四巻)について。 モーツァルトやハイドン同様に、十八世紀の音楽家ヨハン・セバスチャン・バッハのほとんどの作品は生前に出版されることはありませんでした。 ですので現在、彼らの作品を紹介するのに、作品番号が用いられることはほとんどありません。出版していないと作品番号はないので当然のことです。 生涯全ての作品を整理してわかりやすくするのに、モーツァルトならば年代順のケッヘル番号(Kv.)、ハイドンならば作品ジャンル別のホーボー