わたし(たち)は何故「Synamon」という会社に惹かれるのか?
みなさんこんにちは!Synamon人事のおはるです。
本記事は Synamon Advent Calendar 2022 の2日目の記事になります。
Synamonアドベントカレンダー2022のゆるテーマは『推し』ということで、自分の『推し』について考えてみました。
自分は何が好きで、何に時間を使っているのが幸せなんだろう?
…その結果、我ながら悲しいくらい仕事ばかりしていて、それが苦じゃない(むしろ嬉しい)ことに気づき、「Synamonという会社が『推し』なんだわ…」と改めて自覚しました。仕事が推し活みたいなところある。
今回はせっかくなので、今後の推し活(仕事)に向けて、「ファンベース」とマーケティングの考えをベースに、Synamonファンの根底にある想い(ファンインサイト)を分析してみます。
わたしをはじめとするSynamonファンが、名もないスタートアップ「Synamon」に熱狂するのはなぜか?
簡易的&粗削りではありますが、その分析と仮説の作成にお付き合いください。
ファンインサイトとは
そもそもインサイト(insight)とは何か。
日本語にでは「洞察」「発見」「直感」という意味ですが、マーケティング用語では「消費者自身も気付かない消費の動機、本音」という意味になります。
この文章では対象を「ファン」として、「ファンが共通して持つ、推しに対するアクション(推し活)の動機や本音」をファンインサイトとして定義し、分析を進めます。
※最近よく「ファンインサイトが~」って話してるんですが、ググっても出ないのでもしかするとわたしの造語かもしれません…
なぜファンインサイト分析をするのか
そもそもなぜやるのか?
今Synamonは全社で「ファンベース」に取り組んでいます。
どうですか?なんだか事業だけじゃなく、人事領域においても色々と応用が効く気がしてきませんか…?
ファンは最終的に、価値を「共創」するようになると言われています。それって、採用においては「メンバーとしてジョインする」ということだと思うんですよね。
ということで、まずは自分の担当領域である「採用広報~採用CX」にファンベースの考えをインストールしてみることにしました。
ファンベースの基本は、ファンが感じる「価値(価値観)」をとにかく高めていくこと。なので、まずは「Synamonの価値(価値観)」が何かを探る必要があります。
価値と価値観をそれぞれ言い換えるならば、「ずっと変わらない、Synamonの魅力」、そして「Synamonに惹かれる人すべてが、心のどこかにわずかにでも持っている要素」。これらを言語化できれば、それがSynamonファンが持つ「共感ポイント」になります。
これらを磨き上げ、より共感してもらえる人に、より刺さる表現で伝えていくこと。単純そうでいて難易度は高いですが、今回はそのたたき台をつくる気持ちでやっていきます。
…なんだか人事感が強い話し方になってしまいましたが、これを整理することはファンのみなさんにとって嬉しいことにもなるんじゃないかと思っています!
Synamonの社内外でSynamonを支えるファンの皆さんに、Synamonがよりストレートにその価値を届けていけるように、まずは整理をしていきます。
未来のファン、未来のメンバーが心から共感し、愛着を持ち、信頼してくれるような会社であり続けられるよう、わたしも最大限の誠意と熱量でファンに向き合っていきます。その第一歩として、我々ファンのインサイトを分析していくことにしました。
調査方法
インサイト分析には大きく分けて3つのステップがあります。
それぞれ細かくやろうと思えばきりがないので、今回は今あるデータでできるところまでやっていこうと思います。
細かい手法が気になる方は以下の記事が参考になるので、ぜひ見てみてください!
実際に調査してみる
①データを収集する
本来であればアンケートなども検討するところですが、幸いなことにわたし自身がSynamonファン。自分自身の自己分析に加えて、社内に軽いヒアリングをかけて、「Synamonという企業の顕在価値」(既に存在している、明らかになっているSynamonの価値)を調べてみました。
また、過去にSynamonファン2名とTwitterスペースで話した音声ログも残っていたため、こちらも参考にしていきます。
そうして一覧化したのがこちら。自分以外の意見も多々ありますが、いちファン(兼メンバー)として頷けるものになりました。
余談ですが、ヒアリングを通して、自分の推しが推されている姿を見ている(スキを共有している)とめちゃくちゃ幸せになれますね。
特に社外のファンの方から頂いた以下のコメントは死ぬほど読み返しています。わかる…わかるよ…ありがとうございます…。
②データを分析する
ざっくりではありますが、「Synamonという企業の顕在価値」が何個か挙がってきたので、次はこれを深堀りしていきます。
シンプルな方法ですが、「Reason why?(それはなぜか?)」でその根底にある心理を掘っていきます。
こうしてそれぞれの顕在価値の裏側を掘っていった結果、以下の形に落ち着きました。
全体主義感
→すべてがビジョン(BE CREATIVE, MAKE FUTURE、世界の進化)達成のため(なので、必然的に全体主義な動き方になる)
未来志向
→「人間、まだまだ高みにいけるだろ!」という期待
テクノロジー愛
→SFで見た世界への憧れ
フラット感、縦割り感の無さ、ちゃんとディスカッションできる
→非合理への嫌悪感
組織構造がしっかりあり、責任の所在がある
→ビジョン達成のために自分が何をやるべきか考えている(自分ごと)
挑戦的
→未知への探求心
→夢見た世界が来ることへの確信
同じ夢を持った仲間
→ビジョンに向けて行動をしている
また来たいと思えるイベントを開催している
→社外だろうが、ビジョンミッションに一緒に向かう仲間
結果だけ書くとすっ飛んでる感じがしますが、どういう思考を辿っているかは以下を参照頂けるとわかりやすいかなと思います。
③インサイトを定義する
さて、Synamonファンが少なからず心に秘めている想い(仮説)が9個ピックアップできました。
ネガティブからポジティブまで、幅広い要素が抽出できたので、あとはこれを満たすファンのインサイトを言語化していきます。
Synamonファンの、Synamonに対するアクション(推し活)の動機や本音はなんなのか。
長~~~~~~~い!!!!!!!
ただ、内容的にはかなりしっくり来ています。おそらく、記事を執筆するときはこのインサイトをイメージするだけで精度が上がりそうな気がする。
このままでは少し長くて使いにくいので、「Synamonファンの価値観」と「Synamonの価値」の切り口で整理してみます。
価値観:夢見るリアリスト
Synamonが持つ、未来へのピュアな憧れや想い、それらを夢で終わらせないために、全力でリアルに立ち向かう姿勢、価値観
価値観:未来開拓仲間
同じビジョンを持つ人を立場を問わず仲間として扱い、共に未来を目指す姿勢、価値観
価値:未来実装の戦略家
夢見た未来(ビジョン)から逆算し、今何が必要かを考え、戦略として打ち出せるという価値
価値:実行するプロフェッショナル
高いスキル(ビジネス、開発、デザイン等)とマインドセットをもって、質の高い打ち手を実行し、ビジョンを現実に近付けているという価値
だいぶすっきり。
ひとまずはこの形で、今回のファンインサイトの分析と仮定を終えてみます。
もちろん、これが絶対的な正解ではないと思います!!おそらくは抜けてしまっているニュアンスがあったり、勝手な思い込みや理想が入ってしまっているところもあるんじゃないかなと思うので、そこは適宜ブラッシュアップしていきたいですね。
おわりに
い…いかがでしたでしょうか…!?!?
これを読んでくれている皆さんが、読み終えた今、「あ~~~わかる~~~~それなんだよな~~~!!!!」となっていればこれは一定筋の良い分析だったのでしょうが、「なんかしっくりこないな~…」もしくは「全然違え!!!」という場合は、どこかに見落としがあったり、分析が甘かったのだと思います。ど、どうでしたか?共感できましたか…?
ファンベース、非常に本質的かつ面白い考え方だと思うので、もっともっと極めていきたい所存です。
ファンベースでSynamonが育つ→ファンのみなさんにSynamonの価値が届く→ファンの皆さんがSynamonを推す→ファンベースでSynamonが育つ…のサイクルをどうにか成り立たせたい。がんばるぞ。
みなさまどうぞよろしくお願いいたします…!!
【ファンのみなさんにお願い】
TwitterのリプライやDM、コメント欄、もしくはアンケートで、「自分が思うSynamonの価値」「自分がSynamonに共感する価値観」をぜひぜひ教えてください!!
みなさんのコメントを参考に、さらにブラッシュアップをかける所存です!
お読み頂きありがとうございました~!!