醜い自分を受け入れられるか
人事担当者(特に採用面接担当者)として一番必要な力は何かと問われるときには、いつも「自己認知ができているかどうか」と答えていた。
自分がどんな人間で、どんな偏見(とあえて言う。フラットに言えば、志向や価値観などの思考特性のこと)を持っているかということである。
もちろん、それ以外にもいろいろ必要な能力はあるが、自己認知力以外の力は相対的に獲得が容易で、かつ自己認知度の高低が面接評価の精度に与える影響が強いと感じていたからだ。応募者からの情報を偏見で歪めずに、評価できるかど