青春の後ろ姿#80 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜 日本古典文庫版 万葉集
これはさらに遡って中学生の時に買ったものです。別に古典に興味があったわけではありません。もっと言うと、大学でたまたま師事した先生が中古文学の研究者でなければ、普通に近現代文学を専攻していたと思います。
ですからなぜ中学生で万葉集なんかを買おうと思ったのかさっぱり記憶がありません。
ただ、我ながらドキッとするのは、折口信夫が訳していることです。もちろんそれは釈迢空としてでしょうけど、私にとって折口信夫は偉大なる民俗学的文学者、天才的な研究者です。その折口信夫の訳の『万葉集』をこうして入門書的な本として出版した河出書房は素晴らしいと思います。
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