20240926「振り子の連動」
歌を歌っている
物語は進む
風は吹いて
季節が巡る
状況はなかなかだが
悪くはない
いつもそんな気もして
いつの間にか
今にいる
聞き耳を澄まし
声を聞く
誰かのそれが届いたなら
節を拾って
継ぎ足して
続きを繋げて行こう
途切れても誰かが続けるだろう
解いた綻びを縢って
更に強度を与える
痛みと悲しみが
通り抜けたその残滓に
気持ちの分と直感の浮上で
身体が軽くなる
一難さってまた一難
そんな出来事を廻しては
誰かが一応の解決をつける
それが正しいのかなんて
誰も決めつけることもできないが
相応の判定で引き分ける
可分の推移を受け止め
次の行動に移す
それもまた問われるのだが
その次の事象へと踏み込む
いつも新たさが待っている
可能な限りの進捗で
歩けもしないくらいに
もうへとへとなんだが
呆れるくらいに大丈夫だと
そう思えるのなら
次へ進んでもいいのだろう
きっととそっとで
場の空気を入れ替える
騒がしいがどこかで静か
癒える気もしないが
ただそのままというわけにもいかない
どれもが変化しつつ保持し
ためらいの中を右往左往
揺れるその振動で
ゆらりと躱し
身体は既に踊っている
名も無い各々がそこに在る
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