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11-12月音楽記録
1.“Schizophrenia” Sonic Youth
ドラムで始まる、ポコポコとしたタムの音を聴きながら、あの音が入ってくるのを待つ、ベースとモヤがかかったようなギターの音。その音が鳴ると、自分はノスタルジックな夜明けや、自分がまだ生まれていない頃の、懐かしい光の中にいる。
サーストンムーアの、その曲に寄り添うような優しくて諦めを含んだ男性ボーカル。過去の光を思わせる。1分30秒のとこ
ギターが鳴る、ロックが鳴る
Led Zeppelinのgood time bad times、AC/DCのhighway to hell、Number girlの透明少女 、FreeのAll right now、Joy Divisionのdisorder。そのギターが鳴った瞬間に俺は感動してしまう、ロックの衝動と言ってしまいたくなるものがそこで生まれている、俺の中にも生まれる。THEE MICHELLE GUN ELEPH
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1.“Seaforth” King Krule
思考がまどろんでいくような心地。簡素なドラムのせいか音数が少ないと思ったのだけど音の輪郭がどうも掴めない。ギター同士の音や、ギターとボーカル、ボーカルとコーラスがぶつかって混ざって、蛇みたいにうねった音に聴こえる。奥から聴こえるどこか薄い一定のドラムパターンも、ずっと聴いていると朦朧と気持ち良くなっている。意識の焦点が合わなくなるみたいな音像。去
ARRIVAL を見て
前置き
映画を見てから既に3週間ほど経っており、一時は自分のキャパを超えて長くなってしまった文章を前にして身動きが取れなくなり、放置していた。しかしなんとなくずっと気がかりだったのでとても雑にレビューを終わらせました。
この映画の主軸(構成としての展開)は2つある。一つは地球という世界の結束、こちらを大枠とする。もう一つが、ルイーズの家族の記憶という形で描かれる、個人的な世界の物語。この
私を構成する42枚
#私を構成する42枚 、というもの。この言い方、個人的にちょっと恥ずかしい。さておきこのタグは10+12+20枚で選ぶリストで、どうやって選ぼうかと考えた時に、昔好きだったのと今好きなのという指標を、その間の細かい区切りは置いておいて漠然と思い当たる。
昔好きだったというと今好きじゃないみたいな言い方にも聞こえるかもだけど、正直今好きかそうでないかは置いておいても、こうやって思い当たったアルバム
わがつまさんのライブに行った
日常に溢れているような何気ない会話や、何気ないやり取り、何気ない風景。生活の中で、自分たちは多くの場合それらを、横目に通り過ぎていってるように思える。無感覚は言い過ぎだけど、普通のこととして。だけど、例えば小説なんかで書かれる何気ない日常を読んでいる時に、それが尊いものだと、自分が感動していることに気づくことがある。普段の生活ではそれらが無感情のベールに包まれているように。
わがつまさんの歌を聴