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作詞(小説風?)

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記事一覧

作詞『バレンタインデー殺人事件』

『バレンタインデー殺人事件』

【1番】
 ずっと前から片思い
 あいつはみんなの人気者
 チョコもたくさん貰うはず
 だけど負けない、決戦日

 ママと手作り徹夜して
 あいつのハートを殺すのよ
 恋する乙女はサイコパス
 そうよ今日まで、がんばった

 人生、最初の難事件
 バレンタインデー殺人事件
 そうよ、わたしは探偵じゃない
 あいつを殺す殺人鬼

 愛という名の猛毒で
 夢中にさせるの

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作詞『2月14日』

『2月14日』

【1番】
 恋を邪魔する悪役は
 どんな時代もいるものよ
 阻む試練に負けないの
 愛はヤンチャで向こう見ず

 明日は2月14日
 世間がざわつく バレンタインデー
 チョコとか渡し告白したり…
 わたしも便乗? バレンタインデー
 「決めてやる!」
 口とは真逆の へっぴり腰が
 トップニュースを
 飾るのよ

【2番】
 指をくわえたモブキャラが
 そうよわたしの居場所なの

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作詞『桜、咲け(受験生)』

『桜、咲け(受験生)』

【1番】
 人生賭けた 闘いがある
 死ぬほど努力 重ねた歳月
 結末なんて 恐怖の権化
 逃げ出したいね 発表の日は

 愛する気持ち エネルギーに変え
 おんなじ学校(とこ)へ⋯ 約束をした
 励まし合って 成績あがり
 それでもしんどい このプレッシャー

 桜、咲け
 よろこびの 花びら にぎりしめ
 恋よ、咲け
 笑い合う その未来 感じたい

【2番】
 家族

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作詞(童謡)『節分のうた』

『節分のうた』

【セリフ】
 「鬼はそとー、福はうちー」
 「鬼はそとー、福はうちー」

【1番】
 二月二日の 節分は
 豆をまきましょ 鬼退治
 歳の数だけ 豆食べて
 今年の健康 祈りましょ

【2番】
 恵方…見つめて 食べましょう
 太い巻き寿司 一本分(いっぽんぶん)
 しゃべりたいけど しゃべれない
 今年の幸福 願うため

【3番】
 食も地域で 違いあり
 そばやイワシに くじ

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作詞『雪の慕情』

『雪の慕情』

 「雪やこんこ あられやこんこ
  降っても降っても ずんずん積もる…」

【1番】
 幼馴染みの 元彼が
 お洒落になって 正月に…
 門出にあげた ネクタイもせず
 私に連絡 なにも無し

 雪やこんこ あられやこんこ
 降ってはタクシー 邪魔しておくれ
 雪やこんこ あられやこんこ
 もう少しあなたと 話させて

【2番】
 酒場のトイレで うわさ聞く
 あなたの彼女が 綺麗

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作詞『冬将軍の蹄(ヒヅメ)の音』

『冬将軍の蹄(ヒヅメ)の音』

 あなたの目線の その先は…
 わかっていたけど 知らぬふり
 去年作った 雪だるま
 解ける宿命(さだめ)も 知らぬふり

【1番】
 髪を切れば 綺麗だ!と
 服を買えば センス褒め
 料理作れば おかわりをして
 ふさぎこめば 朝まで側に

 欲しがる言葉や 空気をくれる
 やさしいあなたが 解けてゆく

 今夜の寒波の 大雪が
 ふたりの未来を 阻むのか
 

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詩『あなたのもとへ』

『あなたのもとへ』

 私が鳥なら 獣なら
 虫なら花なら 月ならば
 人の心に 住みついて
 あなたのもとへ たどり着く

 恋する思いが 命なら
 あなたのその手で 死にたいの
 胸の炎に 焼かれても
 あなたのもとへ しがみつく

 ぐらぐらと ぐらぐらと
 地球を揺らして 泣いている
 愛する女の 情念よ
 あなたを照らす 朝になれ

詩(演歌)『お正月』

『お正月』

【1番】
 お雑煮ひとつで 故郷がわかる
 日本の歴史が ここにある
 縁起担ぎの お節料理は
 主婦らを家事など 休ませるため
 やさしいおもいの お正月
 おめでとう おめでとう
 愛する家族よ おめでとう

【2番】
 仲間や兄弟 親戚つどい
 年々増えてく お年玉
 酔っておうちで くつろぐも良し
 初詣出掛けて 買い物もいい
 ゲームやカラオケ それもいい
 しあわせだ し

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作詞(演歌)『令和、枯れすすき』

『令和、枯れすすき』

【セリフ】
 「貧しさに負けた
  いいえ、世間に負けた……
  古い歌がベースですが
  今のわたしの素直な気持ちを
  聞いて下さい」

【1番】
 貧しさが憎い
 政治はそれでも奪う
 仕事さえ無くし
 その日暮らしのふたり
 「死のうか」なんて言わないで
 カップ酒…買った
 酔いましょう、あなた
 令和の枯れすすき

【2番】
 だまされて、ごめん
 かぞく守れず

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詩(演歌)『初雪』

『初雪』

 今年も北風 乗ってきた
 恥ずかしがりやの 初雪さん
 手のひら、ぬくもり 消えてゆく
 やさしさ、苦手と 言うように

 あらがい積もって あばれたり
 いろんな生き方 やってみる
 本当の自分が わからずに
 いろんななまえの 雪になる

 だれかの恋路を 助けたり
 無謀な愛情を なだめたり
 いつかは川へと ながれてく
 きたないものでも 見るように

 恋して衣服を 燃やし

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作詞『サンタのしっぽ』

『サンタのしっぽ』

【1番】
 白い宝石 サンタが撒いて
 奇跡の地球(ステージ) 魔法がかかる
 はやるこころが 靴下になり
 聖なる命が そら翔ける

 愛とは決して 見えぬもの
 だれもが欲しがる 見えないけれど

 今宵は素敵なクリスマス
 子供も祖父母も 恋人たちも
 だれもがあいつを 待っているんだ

 愛する気持ちがクリスマス
 サンタのしっぽは 秘密…にしよう
 よろこぶ姿で「あ

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演歌『手を繋いで…』

『手を繋いで…』

【1番】
 冬に凍える さんぽ道
 夜明けの前の むらさきの空
 ひそひそ語らう 虫たちや
 遠くで鳥も 目覚めたか
 老いた夫婦の 隠れた冒険
 そっと寄り添い 
 手を繋ぐ

【2番】
 口に出来ない いばら道
 よくぞここまで 来たものですね
 子供や仕事や 親のこと
 なんどもけんか やりました
 老いた夫婦が 畳んだ人生
 ちょこっと許して
 手を繋ぐ

【3番】
 

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作詞(中山美穂さんへ)『ミポリン』

『ミポリン』

【1番】
 悲しい訃報が テレビに流れる
 嘘だって思って それでも見ている
 ドラマでデビュー 歌までヒット
 青春時代の わたしの神様

 きつめの目線に かぼそい声質
 大人を纏った 少女の魅力
 せつなくかなしい あなたのハート
 存在していた あらがう同志で

 大人になって気づくこと
 老いて忘れてしまうこと
 今夜はあなたが…はなれない
 朝まで子供で、泣かせてね

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作詞『灼熱地獄めぐり』

『灼熱地獄めぐり』

 部屋の空気も 沸き立つような
 灼熱地獄の 夏鍋の午後
 俺も美味しく? 茹であがりそう
 壊れたエアコン 死神か

 涼むシャワーと 氷をパクり
 努力、根性、昭和でゆこう
 夢を見ないか? 恥ずかしがらず
 地獄めぐりは 青春さ

 絶対、熱帯、異常な、地球
 ノアの方舟 どこにある
 有効期限の人生ならば
 よそ見している 暇はない

 だから俺に 乗っかりな!
 い

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