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詩(ポエム)の作品集

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(練習ではない)心が何かを感じて書いた詩を集めました。
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2024年8月の記事一覧

詩『世界の終わり』

『世界の終わり』

電話いっぽんで、世界は終わる
精神は崩壊し、呼吸が出来ない

生まれたときから、そこにいて
今日まで私の、家でした

うろたえている
逃げ出そうとしてる

私の心が気絶した
必死に死んだ、ふりしてる

残り少ない階段が
世界の終わりを、告げている

今年の残暑は
少し長いといいな…ど思う

父の好きな
「かっぱえびせん」を
買いたいな

【父に捧げる詩】

詩『ふあり(HUALI)』

『ふあり(HUALI)』

清浄 純粋とか
平和の意味を持つ言葉
ハワイ語の「ふあり」

やさしく あたたかくて
君の落とす言葉には
泣きじゃくる子になれる

王子様になれたなら
君の脳内 飛び込みたいよ
不安 恐れ 妄想を
きっとこの手で やっつけてやる

死にたい、なんて言うけれど
僕が騒いで 離さない
死にたい、忘れてしまうほど
愛を叫んで 笑わせる

輝く 磨き上げた
そんな意味も持つ言葉

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詩『五輪に降る雨』

『五輪に降る雨』

納得が 出来なくて
不可解な 判定や
結果には 怒りさえ
むなしいね

だけれども 止まれない
立ち上がり 戦って
奇跡とか 運命が
もてあそぶ

オリンピック・レイン
涙の雨のよう
終了の そのブザー
鳴り響く その中で

勝ち取る メダル
笑顔が合言葉
悔しさも 悲しみも
ゴールドに 変えたくて

負けたとき バカ言って
ふざけあう 友がいた
誰よりも この僕を
信じてる

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