詩『世界の終わり』

『世界の終わり』



電話いっぽんで、世界は終わる
精神は崩壊し、呼吸が出来ない


生まれたときから、そこにいて
今日まで私の、家でした


うろたえている
逃げ出そうとしてる


私の心が気絶した
必死に死んだ、ふりしてる


残り少ない階段が
世界の終わりを、告げている


今年の残暑は
少し長いといいな…ど思う


父の好きな
「かっぱえびせん」を
買いたいな




【父に捧げる詩】




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