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《ハンドメイド》

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刺繍やアクセサリー、羊毛フェルトなど手芸の記事をまとめました
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記事一覧

ソーイング 緑のポーチ

2024年12月製作。 「袋縫い」のやり方を覚えたので、今度は自分で考えてやってみたい。 ※前回ポケットティッシュケースを作りました。 ソーイング初級者だしミシンも持っていない。ので、簡単な、単純な袋にする。裏地なし、マチなし、ファスナーや紐もなし、ただ四角形の袋の形にするだけ。 こまごましたモノがバッグの内ポケットの中でばらけないようにまとめる袋を作りたい。 よく使うバッグの内ポケットと収納したい物を目安に、仕上がりサイズ縦18cm×横16cmに決めた。 ポケット

ソーイング 緑のポケットティッシュケース

2024年12月製作。 布の端処理に「袋縫い」という方法があるのを知って、やってみたいと思っていた。 練習として、ポケットティッシュケースを作ってみる。 星柄の緑の布を発掘した。ブックカバーを作りたくて100均で買った覚えがある。 少し厚みがある、オックス生地? これなら裏地なしでもしっかり仕上がりそう。 ※作り方はこちらを参考にしました。 シンプルなポケットティッシュケースの作り方。縫い目が見えない工夫も | Craftie Style日頃から持ち歩いている人も

ペンギンは宇宙へ還る

2024年11月製作。 ペンギンを象ったチャームに出会った。 小振りながらも立体的な作りで、片足を前に出して歩く姿が表現されている。つんと尖ったくちばし、つるりとしたおなか。かわいい。チェーンに付けてチャームブレスレットにしたい。 ※以前つくったチャームブレスレットの話はこちら。 チャームブレスレットは金属製のチャームをいくつかチェーンにつなげるだけで作れる。 好きなものを無関係に色々集めても良し、なにかテーマを決めるのも楽しい。 ペンギンだけたくさん並べたい気持ちを

ぬいぐるみ テディベア作り比べ しろくま

2024年7月制作。 また別のくまの型紙を発掘した。 本か雑誌か何かに載っていたのをトレーシングペーパーに写して、さらにそれを厚紙に描き写したものらしい。らしい、って過去の自分の所業に違いないのだが。記憶にない。切り抜いて、クリップでまとめてあった。 頭と胴が一体になっているパターン。足裏がなく、腕・足・耳は表裏つながっている。今までで一番簡単そう? 仕上がりサイズは他のくまたちと大体同じくらいになるのでは。 伝言ゲームのように、手で描き写すうちにゆがんでいったと思われ

ぬいぐるみ テディベア作り比べ 飛行士くま

2024年7月制作。 家に、フェルトで作るぬいぐるみの本があった。その中にテディベアの作り方と型紙が載っていた。 フェルトでなくても作れそう。 型紙は80%に縮小した。 前に作ったくまたちと同じくらいか少し小さめになる予感。 作り方をひと通り読んだ。表裏の区別がなく端がほつれないフェルトは、ほかの生地と縫い方が違う。中表から表に返す工程がなく、縫い代もない。 フェルト以外の生地を使用する場合は、裁断のとき縫い代をとる必要がある。 合印がないので付けようとしたら、型紙同

工作×手芸 まち針用ニードルケース

2024年7月製作。 待ち針用の針ケースが欲しい。 待ち針は、ひとセット買って錆びたのを処分しては買い足してきた結果、頭の形の違うのが交ざって残っている。それらを一目で確認できるように収納したい。 市販のニードルケースは、中にマグネットが付いた小箱タイプを見かける。たくさん収納できそう。 でもできれば整然と並べたい。 ニードルブックを作ろうかとも考えた。 ニードルブックとは本の形をした針ケース。中のページ(フェルト)に針を並べて刺して使用する。表紙には素敵な装飾を施す

工作×手芸 黒いフリルのミニ帽子オブジェ

2024年7月制作。 白レース帽子※を作ったときに見かけた、もう少し簡単そうなミニ帽子の作り方も試してみたくなった。 ※白い帽子の話はこちら ざっくり言うと「クラウン(頭を覆う部分)とブリム(つば)を作って合体し、飾り付け」の手順は同じ。 違うのはクラウンとブリムの覆い方。ペットボトル蓋とブリム用台紙を、それぞれ1枚の布でふわっとくるむ。 黒地に花模様が入ったジャカード織のはぎれ。つややかで美しい生地ながらなかなか使う機会がなかった。活用したい。 大小の円を1枚ずつ裁

工作×手芸 白いレースのミニ帽子オブジェ

2024年7月制作。 レース生地のはぎれを発掘した。手縫いでは縫いづらそうな生地だけど……。何かに使えないか。 はぎれ活用アイデアを検索してみたところ、ペットボトルキャップで作れるミニ帽子の作り方が目に留まった。やってみたい。 レースは一枚では透けるし扱いにくいので、別の白い生地と重ねて使うことにした。 ペットボトルの蓋は白無地のものを用意した。 フェルトはパーツ同士の接続用、色はなんでもいい。 手順はざっくり言うと、クラウン(頭を覆う部分)とブリム(つば)をそれぞれ

コード刺繍 赤いピンクッション

2024年6月製作。 ピンクッションが欲しい。 条件をまとめてみる。  ☆メインカラーは赤!  ☆裁縫箱の角に収まる四角形、厚みは4cm以下。  ☆気兼ねなく針を刺せる、実用的なデザインがいい。  ☆高級感も欲しい。 四角形を作るのは簡単だ。 問題は、高級感と機能性の両立か……。 ヒントを探しに本棚へ向かった。 刺繍の本には刺繍を施した、レース編みの本にはレースを飾ったピンクッションの作り方が載っていた。 針山というものは、針を刺して使う。10本20本の待ち針、糸

ぬいぐるみ スエードで作るテディベア2

2024年6月制作。 前回のくまはこちら。 1匹目で作り方を把握できた。 2匹目は改良方法を考えつつ作ってみる。 実は件の100均フェイクスエード、色違いも買ってしまっていたのだった。良い色だったのでつい………。 縫い終わって表に返す前に、全てのパーツの縫い代に切り込みを入れた。 1匹目のときは切るのを忘れたパーツがあった。ひっくり返しやすくするためと、くびれ部分のラインをきれいに出すため。 前回、最も作りづらくてゆがみが気になったのは足パーツだった。今回は裁断の段

ぬいぐるみ スエードで作るテディベア

2024年6月制作。 くまを縫いたくなった。 テディベアは以前作ったことがある気がする、というくらいの記憶。作り方はなんとなく知っている。 手持ちのはぎれの中から、刺繍用に買って忘れていたスエードを発見した。 型紙はネットで探してDLした。 制作過程を、いつもと違うカメラで記録してみた。 レトロ風味だけど2024年の話です。 ボールチェーンでぶら下げられるくらいの大きさにしたい。 DLした型紙を適当に縮小して印刷し、厚紙に貼って切った。厚紙に貼っておくと繰り返し

ソーイング 『檸檬』の為のブックカバー

2018年5月頃製作。 過去作品。 手縫いで作った文庫本サイズのブックカバー。 レモン柄の生地との出会いが先だったか、文庫カバーが欲しくて布を探していたのだったかは、忘れた。 とにかくこのレトロなレモン模様に、無性に心惹かれた。 白か黒か、迷って両方買った。 作り方はネットで探した。これは片側の折り返し部分にベルトが付いていて、本の厚さに合わせて調節できる作り。 ストライプの生地と組み合わせて、両方の柄が表に出るようにアレンジした。 白レモンにはベージュ縞、黒レモ

ビーズ刺繍 ストールクリップ

2024年2月制作。 部屋を片付けていたら、以前刺繍用に買った材料をいくつか発見した。 その中にあった「スカーフ留め」なる金具。 ………買った覚えがあるようなないような?? 平らなプレート部分に刺繍モチーフを貼り付けることができる。 作ってみた。 右の銀色のがスカーフ留め金具。表は飾りを貼るための楕円形プレート、裏はクリップが付いている(画像は裏側)。 左上の黒い塊はガラスカボション。穴が開いていないパーツ。今回は接着剤で貼り付けて使う。 土台用スエードにカボション

本の話 航空隊のトレンチアート

歴史が好き、古いものが好きで、アンティークの世界にも興味がある。 アンティークショップやオークションで時々遭遇して気になる「トレンチアート」なる言葉……。 硬貨を加工したアクセサリーやスプーンなどを見たことがある。 塹壕(trench)の兵士が制作した工芸品、としばしば説明される。 もう少し詳しいところが知りたくて、というか、WW1のイギリス航空隊関連のものも存在するのか?が気になって。 手に取ったのは『The Archaeology of the Royal Fly