ソーイング 『檸檬』の為のブックカバー
2018年5月頃製作。
過去作品。
手縫いで作った文庫本サイズのブックカバー。
レモン柄の生地との出会いが先だったか、文庫カバーが欲しくて布を探していたのだったかは、忘れた。
とにかくこのレトロなレモン模様に、無性に心惹かれた。
白か黒か、迷って両方買った。
作り方はネットで探した。これは片側の折り返し部分にベルトが付いていて、本の厚さに合わせて調節できる作り。
ストライプの生地と組み合わせて、両方の柄が表に出るようにアレンジした。
白レモンにはベージュ縞、黒レモンにはグリーン縞。
直線や規則的な柄はまっすぐ縫いやすいのも嬉しい。
手縫いでもきれいに出来た。
『檸檬』に装着してみると、この一冊の為に誂えたかのように雰囲気ぴったり。
半端に余ったレモン生地も捨てるには惜しくて、お揃いのしおりも作った。作り方は忘れたけど、これはたぶん自分で考えた。
文庫本に挟んで使うには厚すぎ、実用品というより飾りみたいなものです。
『檸檬』以外の本に装着してもよく馴染んで使いやすかった。
気に入ったので、のちに違う柄・違うサイズでも作ってみた。
柄の組み合わせを考えるのは、悩むけど楽しい。
いくつか持ってると、本のイメージやその日の服に合わせて選べる。
※ブックカバーの作り方はこちらを参考にしました。
ミシンがあれば便利、アイロンは必須。
※サイトのトップページはこちら。
アレンジ方法メモ。
作り方どおりに表・裏で違う柄を楽しむのも良いけど。
縫い目の位置をずらすだけでパッチワーク風になる。
本体の布2枚を中表に縫い合わせる工程で、短い辺を先に縫い、縫い代を割っておく。
柄の切り替え部分が表に出るように(M型に折り込む部分を避けて)、縫い目を端から10cmくらい?ずらす。あとは同じ手順。
久しぶりに読み返した。
作中のレモンは重い憂鬱と焦燥を吹き飛ばすユーモアの象徴として描かれる。
嘘みたいな黄色、安定感のない紡錘形。
レモン柄に惹かれたのは、この作品のイメージと重なったからなんだろうな、と。