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仕事はリハビリのアラフィフで、絶賛子育て中。No books ,no life! そし…

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仕事はリハビリのアラフィフで、絶賛子育て中。No books ,no life! そして時々小説を書いています。空気を読むってどの空気?親密と依存てどう違う?見えないものは分かりにくいけれど、身体のことは、知ることで楽になる。それを伝えてみたいです。

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いつかの熱帯夜に思ったこと〜からだ手帖 盛夏 〜

いつかの熱帯夜に思ったこと  結局、暑すぎるとニンゲンおかしくなるよ、と伝えたいのだろうか。  テレビのニュースの話だ。  今日の夜、テレビのニュースを見ていて、プールの授業に数人生徒が遅刻したから、連帯責任でクラス全員プールサイドを走らされ、水ぶくれが出来て大問題!みたいな話があった。  はぁ?  なぜそんなことになる?  暑い中、入ったら気持ちよさそうなプールを横目に、熱々のプールサイドを走らされる。  それで子どもたちは何を学ぶのか?  シンデレラの最後、継母が熱々の

    • 許可、だせてる?〜からだ手帖 6月〜

       5月末から6月にかけて、本当にしんどかった。水無月食べたけれど、やっぱりしんどかった。  からだのだるさや、靴を買い換えてデカすぎて、やたらつまづいたこと、座ると寝てしまうこと。ほか、夫や子どもが立てる音‥抱えて持ってきた山盛りの洗濯もの入りカゴを床にダーンと置く音、何十個のレゴやミニカーを混ぜるようにガチャガチャする音、流しに皿を入れる時割れたかのようながちゃん!という音‥が耳について、見てるテレビの音は聞こえなくてイライラすること。  夫がよく言う、「機嫌が悪いのでなく

      • 不健康自慢の楽しみ〜からだ手帖 5月〜

         先日、15年ぶりに、大学の時の友達に会った。皆、現役の理学療法士(PT)である。  待ち合わせ場所で出会ってすぐ喋る喋る。飼ってる猫、職場、親のこと。行きの車の中でも、ずっと喋っていた。  街中を抜け、山に入ってすぐ曲がって細い道を車で上がっていくと、その場所はあった。  車を降りて階段を上がると、淡い色の花が咲いた、薔薇のアーチ。それをくぐってさらにいくと、お菓子のお家?みたいな可愛らしい建物と濃い緑のガーデンテラスがあった。  びゅーびゅーに風が吹く中、もう1人の友達は

        • 死んでから伸びた父の身長〜からだ手帖 4月〜

          死んでから伸びた父の身長  先月、父が亡くなった。  早朝に母から電話があって、私は家族を連れ、指定された葬儀場へ向かった。  奥の畳の部屋に、長机とお茶、菓子が置かれ、「食べたら?」と母が勧めてきた。  部屋の端に布団が敷かれ、父が寝ている。その横でどら焼きを食べながら、なんだか不思議な感じだった。到着してすぐ、手を合わせたものの、父はかたく目をつぶり、変色もしていないし、体も小さくない。なんなら、生前最後に会った時より、大きくなった?と思ったぐらいだった。  お葬式前

        いつかの熱帯夜に思ったこと〜からだ手帖 盛夏 〜

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        • 創作大賞詳細
          2本

        記事

          からだ手帖 3月

          ズレてない  最近、やっと「その人の今」に対応できるようになってきた気がする。その感覚。  そんなの学校卒業して国家資格取ってるんだから、最初からできてるでしょ?  そんな声が聞こえてきそうだが、理学療法士の学校で知るのは、解剖学や体の仕組み、検査法などの、いわゆる「理屈」だ。  観察や計測に基づいた「仮説」を立て、それを改善できそうなプログラムを考えて、相手に伝えて実践してもらう。  そういうもん、だと思ってやってきた。でも、やりながら、どこか、つかみどころのない何か、患

          からだ手帖 3月

          「アホの一つ覚えみたいに」で良い〜からだ手帖 2月〜

           灰谷孝さんの本「人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の影響」にハマっている。  小児発達、発達障害の理学療法については、学校で習ったものの、私は、高齢者がほとんどの病院、施設勤めだったこともあり、ケースで関わる機会か殆どなく、また、なんか人の人生を重大に変えてしまいそうで、怖いイメージで近づいてこなかった。けれど、自分の発達障害っぽさや子どももグレーゾーンな感じで、日々子どもの学校や生活で困りごとが出て、連日「言って聞かせてください」と言われたり、電話で頭を下げるとかの対処

          「アホの一つ覚えみたいに」で良い〜からだ手帖 2月〜

          分け合うこと

          分け合うことは、豊かなこと ひもじいのとは、違う。 こどもがおかわりできないなんて、 ひもじい思いをさせるなら、自分はいらないという人がいる その気持ち自体は、尊いのかもしれない でも、そんなふうに与えられても、誰かと分け合う豊かな心は育たない気がする みんなで食べよう 一緒においしいねという。 代わりにもらっても その誰かとはおいしさが共有できない 遠慮、でもなく いじきたない、でもなく ただ、みんなで食べる幸せ 自分の分を差し出して その後死んでしまったら もら

          分け合うこと

          からだ手帖 1月

          人間のからだも、自然ならば  養老孟司さんの本を読んでいて、「人間だって自然である」というくだりに、へえ?と納得のような違和感のような変な感じがした。  自然だから、って、どういうことだろう。  確かに生き物、地球上の他の生物同様、何かを食べ排泄し群れたり1人になったりしながら、生きている。だが、山とか、オオカミとか、雨晴れの天候とかみたく、野生、こちらのどうにもならないもの、と言うイメージが無かった。  次の瞬間、明日なんてどうなるか分からないし、人工物のように、制御し

          からだ手帖 1月

          からだ手帖 12月

          思い込みによる逆走・自分と付き合う助走 「shokoさん皮膚薄いから〜。」  フットケアサロンで終わりかけにサラッと言 われた時、それまで眠くてしょぼついていた私の目が、カッと開いた。  皮膚薄い?厚いのではなく? 「かかとがガサガサって、皮膚が分厚いんじゃないんですか?」 「それは角質です。今取りました。」  がーん。  昭和な顔でショックを受けている私に、ケアリストさんはあれ?と驚いている。  皮膚薄いですよ?いってませんでしたっけ。  薄いから、水分入れてもすぐで

          からだ手帖 12月

          からだ手帖 11月

          障子の埃が目につく歳  ここ数年で、本を読む体力が落ちたように思う。  読みたい本は次々見つけて、ポチリと買ってしまうのだが、中々最後まで読めない。  原因は、結論からいうと、トシだ。  だが、年齢とともに、視力や記憶力、理解力のような知的機能が低下する、といった単純なものでは、無かった。  これが老眼?と思った最初は、明るいリビングで字が滲んで読めなかった時。  それまでは、夕方や夜寝る前の少しの時間でも、本を読んでいた。ベッドサイドテーブルの明かりをつけて、隣の子ども

          からだ手帖 11月

          からだ手帖 10月

          軽さの正体  職場に新しい職員がくると、必ず介助技術指導をする。  中でも、寝返り起き上がりから座ってもらって、立ち上がり車椅子に移る、あるいは2人の介助で移って頂く場面については、我々理学療法士の役目になっている。  そこで毎回感じるのが、同僚A先生の起き上がり介助の軽さだ。利用者役で私は毎回起こしてもらうが、私の首肩に入った腕も、起き上がりの要の骨盤を押す手も、全くと言って良いほど圧迫感や硬い当たりは、無い。そして、起きようとこちらが動きを合わせる間もなく、ふわりと体は

          からだ手帖 10月

          こんなときに、リハビリなんて。

          「こんな時にリハビリなんて‥」 いらんし、と言ってなくても見える。この後アンタ面倒見るの?と目の奥に書いてある。 胸の奥がギュッとなるが、彼女の隣の主任がオロオロ顔で見守っている。 しかたない、笑顔でスルーする。 モヤモヤを抱えつつ、患者さん当人には、何とか笑顔で、じゃあベッドもどろっかー、と声をかける。  何度となく、言われてきた。  看護職や介護職。自分のイメージで喋ってる。自分が仕事中に体調くずされたら。  とりあえず、何もしなきゃ何も起こらない。  家族に電話

          こんなときに、リハビリなんて。

          スリーピングビューティープロジェクト〜キニナル彼女が気になる私 JK〜

           たいそうな感じのするタイトルだが、そんな変わったことでは無い。  心配性の母親の願いを、カタカナにしてみただけだ。  あなたがこのビジネスでやる社会的意味は、何ですか?  さわらぎ寛子先生のワークシートに取り組んでいて、立ち止まった。  社会的、意味。  最近の企業が、こぞって打ち出しているやつ。  利益追求だけじゃない、社会を意識した何か。  すぐでないってことは‥?  個人的理由で頭一杯の私が浮き彫りになる。  いや、一つ、あるかもしれない。  昨年末、娘のこと

          スリーピングビューティープロジェクト〜キニナル彼女が気になる私 JK〜

          必殺技、欲しいよね。

           セラピスト29年やってても、欲しいもんは欲しい。  理学療法士(PT)2年目ぐらいになると、何がしか技術習得に走る。気がする。  AKA、PNF、ボバース、ボイタ、筋膜リリース、認知運動療法、IDストレッチ、等々。その時々の流行りもあるが、大体において、自分の「コレがあれば大丈夫」みたいなものが、欲しくなる時期なのだ。  先輩方の、「これをこーして、こーなってるから、あとはコレやったら仕上がる」(患者さんが動作自立に至るまでの、セラピスト側から見た流れ)的な、なんでそん

          必殺技、欲しいよね。

          トイレは中にある方がいい

           どこでも住めるとしたら。  季節ごとに、過ごしてみたい街はある。  夏のフィンランド、春の山の麓、夏の鎌倉、秋の京都(冬は雪は見たいけれど、雪国に住みたい気か湧かないので浮かばない)。  でも、住む、となると、そこにいる人々との関わりが含まれてくる。無人島で住むのじゃなければ、自分の生活を回していくのに、その集落が死なないために、そこでの役割も果たさなければならない。  ハレの日ばかりではない、ときには煩わしささえ感じる、やりとり。  だから、キラキラしてない時も、過ご

          トイレは中にある方がいい

          受験ですよ!③雪、ぬいぐるみ、あと十日。〜キニナル彼女が気になる私〜

           何やってんだか。  年末までの勢いは何処へやら、娘(中3)はスローダウンしたまま、中学最後の定期テストが終わってしまった。   何やったら良いのか、わからへん。  世間も友達もとっくに受験ムードなのに、今こんなこと言えるのは、ある意味すごいのか?  今までずっとギャースカ言ってきた私も、どこか息切れしてきた。というか、これは彼女の受験であって私のじゃない。  でも、ここまで色々準備して、私立の受験料も払って、もういーんじゃない?頑張んなくて、とは、言いにくい。  

          受験ですよ!③雪、ぬいぐるみ、あと十日。〜キニナル彼女が気になる私〜