自律神経の調整に関係しているもの|ホルモン・神経伝達物質
こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。
今回の投稿のテーマは【自律神経】についてです。
自律神経については過去何回かお伝えしております。
自律神経を調整していく方法としては、主に生活習慣の改善だと思っていますが、運動や睡眠、日々のストレス対策など色々ある中で、noteのような文章でお伝えする媒体で最も伝えやすいことは「食事」のことだと考えています。
なので、自律神経を調整するために必要な「食事」に関連する話をしていくのですが、その前提になる話をまずはさせて頂きたいのです。
○自律神経とホルモン・神経伝達物質
自律神経とホルモン・神経伝達物質は密接な関係があります。
自律神経の司令塔は視床下部ですが、視床下部を司令塔としたホルモンもあるし、自律神経の影響を受けることが多いです。
ホルモンと神経伝達物質は似たようなものなのですが、ちょっと違います。簡単にですが両者の違いをお伝えします。
●ホルモン
内分泌臓器に作られた後に⾎液中に放出され、全⾝を巡りながら複数個の⽬的の器官の細胞に情報を伝えるための物質のことです。⽬的の器官(標的臓器)の細胞には受容体があり、その受容体が⾎中のホルモンをキャッチすることで信号が伝わるという仕組みになっています。
……….
ちょっとイメージしづらいですよね。
自分で書いてこんなことを言うのもおかしな話なのですが、ポイントはA地点で作られたものを血液を介してB地点まで運ばれて、そこで働くものなのです。ほんの僅かな量で働くものでもあります。
●神経伝達物質
これは⾎中に放出されるものではなくて、神経から神経に情報を伝えるものです。神経細胞と神経細胞の間には隙間(シナプス)が合って、神経伝達物質を放出する側と受け取る側に分かれていて、受け取る側は受容体を持っています。情報を受け取ったらまた次の神経に情報を渡していき、⽬的の筋⾁細胞まで情報を伝えます。
○大元となる栄養素は「これ」です
この2つの大元となる栄養素は「たんぱく質」です。これ、血液の話をするときにも同じところから話をスタートさせるのですが、第1の栄養素と言われるたんぱく質が何より大事です。
なので、自律神経を整えたいと思っている人がまず意識しないといけない栄養素はたんぱく質です。多く含まれているものは、動物性食品なら肉・魚・乳製品、植物性食品なら大豆製品などです。
ただし、たんぱく質だけでは足りません。あくまでこれがベースなのです。
例を挙げると、たんぱく質の成分であるグルタミンに「ナイアシン」が働くことで「グルタミン酸」に変わります。そして、グルタミン酸は「カルボキシラーゼ」という酵素が働くことで「GABA」に変わりますが、カルボキシラーゼは「ビタミンB6」がないと働きません。
ナイアシンもビタミンB群で、B6も肉や魚に多く含まれています。なので、動物性食品をしっかり摂ることってここでは大事なことだったりします。苦手な人もいらっしゃるかもしれませんが、そういう方はサプリメントなどの栄養補助食品でビタミンB群は補給した方が良いかもしれません。
ミネラルでは「鉄」が重要になってきます。ドーパミンやノルアドレナリンを生産するには必要な栄養素です。特に女性では鉄分が不足している人が多いのですが、鉄が不足することで生じる症状は貧血だけではないということは知っておいて損はありません。
他にも自律神経を調整するために摂るべき栄養素はあるのですが、少しずつ紹介していけたらと思っています。
今回は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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