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#140字小説『講釈を裏ごし』/お題:秋分の日/Xへポスト9/23

2023年9月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『講釈を裏ごし』

「ぼたもち食べる?」
「おはぎね」
「同じでしょ?」
「秋のお彼岸に食べるのは、萩が由来のおはぎ」
面倒くさいと感じ始めた。
「ちなみにこしあん派」
どっちでもいいわい。あんこと米、腹に入ったら全部一緒。と大雑把に考える私は、貴方が理想とする丁寧な暮らしクラッシャーになる自信しかない。

2023年9月23日作

◆9月23日は「秋分の日(2023年の場合)」なので、「秋の彼岸」を
 自主お題として創作しました。

秋の彼岸とは、秋分の日を中日とし前後3日間を合わせた7日間と、
その期間に執り行なわれる仏事を指しますよね。

行事食として代表的なものに「おはぎ」があります。
似た行事食として「ぼたもち」がありますが、基本的には呼び方が違う
だけで、同じ食べ物といえるでしょう。
秋の彼岸のおはぎは「」が名前の由来、春の彼岸のぼたもちは「牡丹」が
名前の由来になります。
なので、厳密には多少かたち(大きさ)の違いなどがあるようですよ。

秋(おはぎ)はあんこの材料となる小豆の収穫時期にあたるため、
表皮がやわらかいので粒あん向きで、春(ぼたもち)は貯蔵していた小豆を
使用するため、こしあん向きだそうです。
しかし、現代の既製品としては、どちらの時期にも、様々な種類が売られていますよね。いい時代だ~。
スタンダードな小豆のあんこ以外にも、きなこ、ずんだ、黒ごま、青のり
など……バリエーション豊かなおはぎも楽しみたいですね。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

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想田翠
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