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#140字小説『嫁ぐという概念に拒否反応』/お題:コスモスの日/Xへポスト9/14
2023年9月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します
※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。
『嫁ぐという概念に拒否反応』
「結婚してください」
コスモスの花束を渡した。バラの花束よりも彼女らしいと思って。
花言葉も愛情や調和、純真などでぴったりでしょ。
彼女はフリーズ。サプライズ成功!?
「笑い話に時が変えてくれるとしても……そもそも苦労はしたくないんだけど」
あ……秋桜か。彼女が昭和歌謡好きなこと忘れてた。
◆9月14日は「コスモスの日」らしいので
自主お題として創作しました。
9月中旬は、コスモスが見頃になるタイミングであるとともに
3月14日の「ホワイトデー」からちょうど半年後にあたります。
プレゼントにコスモスを添えて贈り合うことで、大切な人とお互いの愛を
確認し合うための記念日として制定されたそうです。
コスモスの花言葉は、ピンクや白、黄色や赤など、色の違いによって
多少異なるようです……
調和/乙女の純真/愛情/秩序/謙虚/真心など、です。
特に「調和」や「謙虚」は、ギリシャ語で『秩序』や『調和』を意味する「Kosmos」に名前が由来することにちなんでいるようですよ。
本文中には、さだまさし作詞・作曲、山口百恵歌唱の1986(昭和61)年の
ヒット曲『秋桜』の歌詞にちなんだ台詞が出てきます。
【明日嫁ぐ私に苦労はしても 笑い話に時が変えるよ
心配いらないと笑った】という歌詞ですね。
「女へんに家」と書く「嫁」と呼ばれること、「嫁ぐ」という単語に
嫌悪感や拒否反応を抱く方が増えているのを肌で感じます。
『秋桜』という歌自体は、名曲なんですけどね。
★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
#今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。
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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓
◆【青ブラ文学部】の【短歌物語】という企画にも参加しています。
1200字:5分半程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓
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