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食欲と亡骸

食欲

2022年7月の投稿です
元記事はこちら

食のエンタメ化にどっぷりハマって
食べなくてもいいものを食べている

おいしいことは大切だと思うけれど
自分へのご褒美なのもわかるけれど

このシロップほんとうに必要ですか
水分足りているのにタピるんですか
昼食べたのにじゃがりこいりますか

場所の確保のためにデザート頼む?
インスタで見て美味しそうって何?

最近こんなことばっか考えちゃう

どこでみたか忘れたけれど、
「食べもの」っていうのは

生命の亡骸の集合

普段のレシピにちょっと足すだけで
美味しくなったり

お店の人がキッチンで試行錯誤して
おいしいものを作ってくれているのは
もちろんわかってるし感謝してる

だけど
自分の美味しいっていう感情のためだけに
別に食べなくてもいいお菓子やデザートや
飲まなくてもいい甘ーいドリンク飲んでるのが

なんかな〜って思う

「趣味はカフェ巡り♪」
とかほざく人間の言えたことじゃないけど

コメント抜粋

なんかな〜と思いつつ、食べてしまう自分もいる
中央大学 女子学生
生命の亡骸の集合って言葉が刺さる…
食べることって何かの命をいただいているんだよね。それに感謝して食べなきゃいけないなと改めて感じました。
私も食べなくてもいいお菓子やデザート食べてる趣味はカフェ巡り♪の人間なんですけどね()
早稲田大学 女子学生

これ絶対どっかの誰かのパクリ

2022年10月の投稿です
元記事はこちら


だと思いつつ書いたのですが、今頃になって思い出しました。

哲人王、マルクス・アウレリウスの「自省録」でした。おそらく。

こんなこと誰でも思いつつ生きているでしょうし、パクリ元なんてごまんとありそうですが。

肉の料理屋そのほかの食物については、これは魚の死体であるとか、これは鳥または豚の死体であるとか、ファレルヌム(=ワイン)は葡萄の房の汁であるとか、紫のふちどりをした衣は貝の血に浸した羊の毛であるとか、また交合については、これは内部の摩擦といくらかの痙攣を伴う粘液の分泌であるなどという観念を我々はいだく。
自省録 第六巻


あーースッキリした!!!
名高い哲人王からパクったなら安心です。

今日はぐっすり眠れそう…(もう朝)

追記:この文章に続けて彼は、

「『素晴らしい』『美しい』などの外見・賞賛(=詭弁)ではなく、『物自体』の中核に到達すべきだ。表面だけを見て、『それには価値がある』と判断し、満足し、たぶらかされるのはよくない。」
と言う旨の言葉を残しています。

食文化だけでなくて、色々と背中をぐさっと刺された気分になりますよね笑

コメント抜粋

普通に面白い考え方だよね~。結局おいしいものを食べるって完全なぜいたくではあるけど、おいしく食べる分には心の健康にとって必要だと思ってる。食べすぎ注意だけど
一橋大学 女子学生
マルクスアウレリウスがこの文章を書いた時から、もっと食文化は広がってると思うけど、今の世界を見て書いたらどうなるんだろってめっちゃ思った
学習院大学 男子学生
歴史的哲学者の著書から無意識にパクっちゃうとかかっこよすぎる😂その食欲っていう投稿、まさにタピった日(ダイエット中なのに)に見たから🤤って感じだった笑
早稲田大学 女子学生
参考文献の引き出し広すぎてすごい笑
明治大学 女子学生
自分の考えを持って食事に向き合ってる人ってすてきだとおもいます!
現代人の多くが忘れかけてしまうことって感じする
学習院大学 男子学生

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