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【アーカイブ】デジタル開発の意義
(『GENROQ Web』2020年12月公開より転載、加筆・修正あり)
自動車メーカー各社が現在積極的に進めているのがデジタル開発である。これまでのデータや知見や経験をベースに、PCのモニターに映るデータやグラフィックを見ながらシミュレーションを重ねてクルマを作るというやり方である。こうすることで開発期間の短縮はもちろん試作車の削減が図られて、時間とコストの大幅な節約が見込まれる。特に試作車
「頑張る」はいらない
#大切にしている教え
社会人になって間もない頃だったと思う。細かい内容はまったく覚えていないのだけれど、自宅(=実家)に上司から電話がかかってきて、仕事の件でこっぴどく叱られた。彼が怒るのも無理はないようなミスだったから、自分は「申し訳ありませんでした」とただただ謝ることしかできず、でもこんな電話からは一刻も早く解放されたいという気持ちもあって「次回から頑張ります!」と言って電話を切った。
トヨタだってちゃんとやってるじゃん
トヨタ自動車の社長が代わり、新体制による方針説明会が開催された。佐藤社長、中嶋副社長、宮崎副社長の3人が登壇され、約40分に渡ってこれまでの成果やこれからの取り組みに関するプレゼンがあったのだけれど、その最中、さまざまな写真や図版などが披露され、個人的にもっとも食い入るように見たのは「電動車累計販売台数」だった。
1997年から2022年まで、「右肩上がり」のお手本みたいなキレイな曲線を描いて