スウェイバック姿勢の「骨盤前方シフト」をコントロールする着眼点について!
今回はスウェイバック姿勢について。
以前のスウェイバック姿勢について書いたコラムも大変好評なので、見てない方は以下のコラムも合わせてご覧頂ければと思います↓↓
スウェイバック姿勢の方は臨床上とても多くて、病院やクリニックでも医療機関でなくても10人いたら7〜8人はスウェイバック姿勢といえるくらいの割合でよくみる姿勢パターンだと思います。
この姿勢パターンを理解して、改善するためのスキルがあるだけでも自信を持ったアプローチや患者さんに対しても説得力がある説明ができると思うので、今回のコラムも参考にして頂ければと思います。
スウェイバック姿勢の骨盤前方シフト
スウェイバック姿勢の特徴的な姿勢パターンとして問題になってくるのは「骨盤前方シフト」になります。
この骨盤が前方シフトする仕組みを理解してないと、スウェイバック姿勢を修正することは不可能です。
骨盤前傾位&後傾位の違い
骨盤前方シフトも矢状面上の動きになりますが、この骨盤前方シフトが生じる際に骨盤が前傾した状態で骨盤が前方シフトするか、骨盤が後傾した状態で骨盤が前方シフトするかで行うべきことが多少変わってきます。
反り腰姿勢など骨盤前傾した状態の方は臨床的に多いですが、それも骨盤が前方シフトしてない状態で、骨盤前傾のみしている状態です。
ですが、、
中には骨盤前傾した状態のままで骨盤が前方シフトしている状態の方がいる理由としては、元々関節が緩い状態になっているかもしくは肋骨がリブフレアの状態としては上半身重心が後方にシフトしている状態になっている方がほとんどになってきます。
足関節の影響と骨盤前方シフト
スウェイバック姿勢の骨盤前方シフトとしては、骨盤や体幹だけの問題に限らず足関節の影響もあります。
臨床的に多いパターンとしては…
扁平足や外反母趾など足の剛性が低くなっている状態であって、後足部がオーパープロネーションの状態になると、後足部での安定性が作れないので、前足部で体重支持したり、足部全体で足部を接地する様な状態になります。
その結果として、、
足部も外転した状態での背屈位で立位保持をする様な状態になるケースも多く、足部が緩い状態になると骨盤もそれに伴って前方シフトしやすくなるので足部からの影響もあることを知っておく必要性があります。
骨盤前方シフトを修正する着眼点
胸郭と骨盤の位置取りを整える
骨盤が後傾した状態で前方シフトしていても、、
骨盤が前傾した状態で前方シフトしていても、、
結局のところは、、
骨盤と胸郭の位置関係を整えることが重要になってきます。
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