尊敬と感謝 小売業のエキスパートに!
「部下指導で大切にしていることは?」と店長の皆さんにヒアリングしたときに
部下や仲間への尊敬と感謝
と返答された店長の言葉に私も大いに賛同しました。
その数週間後、販売スタッフから接客時にまつわるエピソードの1つでショックを受けたことがありました。
入店されたお客様に
「いらっしゃいませ」と歓迎のあいさつをし、アプローチをしたところ
お客様は顔近くで手を払い(まるで追い払うような仕草)寄せ付けないようにされたとのことでした。
無人の店舗を謳っている(うたって)いるブランドでは決してありません。このエピソードを話してくれたのは高級海外ブランドと言えば名前が挙がってくるほどです。
きっと該当ブランドを所持していれば世にいうステイタスというものを感じらえる存在です。
改めて
尊敬と感謝
店長をはじめ働く仲間同士での素敵な想いを聞いたあと、目に余るお客様からのぞんざいな態度に残念な思いがしました。
人のことを手で払いのける。という行為を肯定する気は全くありませんが、店舗側にできることは何か。
一人のスタッフとして何ができるか。
店舗では多くのお客様と「はじめまして」という初対面の関係であり、そこから友好な関係構築を、店舗側から行うことをしています。
できる限り、安心と安全(少なくともマイナスの印象を与えない)ことに全力投球し、客側と店側双方にとって居心地の良い店づくりをできるようにしたいものです。
手で追い払われたスタッフは日本人の男性スタッフでしたが、日本在住20年以上の海外出身スタッフも「日本人の人に接客してもらいたい」と明確にスタッフ交代を申し出られるとのエピソードもお聞きしました。
(お察しかと思いますが、会話も言語力もお持ちで日本の文化を十分に理解されていました)
小売業のエキスパートたちは、きっとこれまでに販売現場で色々な方と接してきて嬉しいエピソードもたくさんあると思いますが、ときには「人として」ショックなことも経験されていることと思います。
だからこそ、店長たちが部下や仲間に尊敬と感謝!という言葉も滑らかに出てきたということもあるのではないでしょうか。
何はともあれ、売り手にも買い手にも一期一会という言葉を思い出し、互いに良いひとときが過ごせる店舗づくりをしたいものですね。