【こころがととのう】魔法の言葉「まぁ、いいか!」
ほとんどのことは、自分の思い通りにはなりません。それは、人の行動や思考であれば、尚更です。自分のことでさえ、思い通りにならないこともあると思います。
そんな当たり前のようなことでも、意外とコントロールできないことに意識を集中させてしまうこともしばしばあるのではないでしょうか。
私自身、まさに自分ではどうすることもできないことに対して意識を持ちすぎて、イライラしたりしてしまうことがありました。いまでは、理解しているので、ほとんどそのような感情を持つことはありません。なぜなら、「まぁ、いいか!」といって深く考えないようにしているからです。
「まぁ、いいか!」で自分をコントロール
この言葉はとても効果的です。【諦める】という意味をしっかりと理解すると、諦めるという言葉は、本来悪い意味ではないのですが、大切な部分が理解されずに伝わってしまっています。
漢和辞典で「諦」を調べると、【つまびらかにする。いろいろ観察をまとめて、真相をはっきりさせる。まこと】と書かれていて、悪い意味は全くありません。また、仏教語では、真実、真理、悟りを意味しています。
諦の意味は、日本語では「明らか・明らかにする」に近く、実際に日本語の「諦める」と「明らか」は言葉として同源です。物事の真実の姿やありさまを明らかにすることで、やっと諦められるという考え方なのです。
今の時代の【諦める】は、望んでいることを途中でやめるという、なんとなくマイナスのイメージを持ってしまいますが、非常にもったいないことです。
諦めるという本当の意味を理解しつつ、「まぁ、いいか!」という言葉を使い、自分の感情をコントロースすることは、自分自身への余計な時間を費やすこともなく、さっと事を見極めて判断するにはもってこいです!
殆どの事はコントロールできないことを知っておく
この世の中、自分が思った通りにコントロールできることなんて殆どありません。
例えば、天気、自然、人の行動や思考、子どもの行動、親の行動、部下や上司の行動や発言、経済、世界の情勢、自分自身の思考や行動等々。はっきり言って、自分のことさえコントロールできないのです。
それを無理やり、『自分の思い通りにならないのはなぜだ!!』と思い、それに対して怒りなどの感情を持っていても、はっきり言って無駄でしかありません。また、世の中の溢れた情報を受信して、あれこれと思考を巡らせてしまうことも、非常にもったいないことです。
この世の中、本当にコントロールできることなんて、無いに等しいのです。それであれば、はじめからそんなことには気を遣わず、自分がコントロールできることに集中することが自分の時間を大切にすることができ、自分自身のこころを安定的に保つことができるのです!
自分に悪影響が無いことは踏み込み過ぎない。
守るべきものやことがある場合は、「まぁ、いいか」の対象外です。自分自身の命や身体、家族や親族、自分の財産となるもの。これらは、どのようなことがあったも、基本的には守らなければいけません。始めから、諦めてしまうものの対象外です。ただ、何も準備無しであったり、謝った判断をしないように準備することが大切ですね。
予測をして予め準備しておく
例えば、資産を守るために無防備であると、気づくと資産が奪われている可能性があります。詐欺商品や詐欺と言わないまでも、明らかに自分自身の資産形成に影響があるモノ。世の中には、当たり前のモノが実際にはそれらに当たるモノが非常に多いです。それらを掴まされたりしないようにするためには、それらの知識を学び、理を理解しておく必要があります。
正しい判断ができるように、こころと身体のバランスを整えておく必要もあります。常に精神が不安定であったり、身体が不調であると、良い行動と判断ができません。ほかにも、様々な事柄がありますが、しっかりと準備して置く必要がありますね。
こころと時間を大切にしよう
「まぁ、いいか!」と言って事を見極められるようになり、自分にとってはどうすることもできないことにこころと時間を奪われないようにしましょう!そうすることで、自分が本来やりたいことに注力をすることができます。それを実現することで、自分のこころが充実し、大切にしていることに繋がります。
自分だけの人生というストーリー、楽しい時間を過ごしていきましょう!
最後まで読んでいただいた方に感謝申し上げます。ありがとうございました!