自分が完璧でないことを理解した時からマネージャー職が楽しくなった

2021年4月25日 18:14

みなさんこんにちは！
Shimeji & Oyakiです。
外資系企業で10年くらいマネージャーしています。

今回の記事は、マネージャーになりたての方やマネージャーをしているけど辛いんだよね！と言う方にオススメです！

マネージャーは皆の模範となってリードしなくては！

マネージャーになりたての頃、部下や上司と話すのが苦痛でした。

部下が悩んでいることは、全て自分が回答を出さなくてはならない。
上司に自分の部下の失敗について問われても庇わなくてはならない。
部下、上司、会社の悪口は言わない。言わせない。

自分より経験を積んでいる方や、年上の方が部下についたりすると、それだけでプレッシャーを感じたりしていました。

今思い返してみると、なぜそこまで抱え込もうとしていたのか分かりませんが、当時は本気でそう思っていました。

今当時の自分に声をかけるのであれば、

「マネージャーの役割は部下と違うんだよ〜！」

とか伝えてあげたいですが、当時の私がそれを聞いたとて、理解できなかったに違いありません。

まぁマネージャーとしての仕事はうまくいかなかったですね

部下からは突き上げは来るし、上司からも同僚からもプレッシャー来るし、、文字通り全然"マネージ"出来ていませんでした。

元々私は自分が完璧ではないことは"知って"いましたが、多分一般的概念として知っていただけで、理解していたわけではありませんでした。

その中でマネージャーを始めてからの1,2年間は、いかに自分がまともに仕事ができないのかを痛感する日々が続きました。

自信？なにそれ？って感じでしたし、日々出来る限り問題が起きない様に、波風が立たない様にしていました。

人間にはもちろんキャパシティがあります。
私は特に小さな小さなキャパシティなので、簡単にオーバーします。笑

ある日15人くらいの部下が集まっている中で、自然と涙が出て止まらなくなってしまいました。
そして、自分が今どれだけ辛いのかを切々と語ると言う、今思い返しても死ぬほどみっともなく、恥ずかしい黒歴史を作ってしまいました。笑

それがターニングポイントだったのかはハッキリとは分かりませんが、それを見た部下は一致団結し、なんとか私をサポートしようと躍起になって働いてくれました。(なんと優しい方々だったんでしょうか。)

結局色々な理由があってその会社は退職しましたが、"完璧性"という縛りからは吹っ切れたように思います。

自分は完璧ではないし、カリスマ性もないし、特段いい人でもないし、優秀でもないし、立派なマネージャーではない。

ま、いいんじゃない？
だってそんな私をマネージャーとして必要としているのは会社だし。
できる範囲でやっていこう。

となったわけです。
面白いことにその意識になってからは、マネージャー職が楽しくて仕方なくなりました。

何かやってもうまくいかないのが当たり前。
あなたの問題はあなたが解決してね。でも何かして欲しかったら言ってね。
モチベーションマネジメントをしろ？私催眠術使えないので無理ですスミマセン。
何かして欲しいなら、"具体的に効果を明確にして"提案してくれるかな？

できないものはできないと率直に言う。
こちら側から空気を読んで提案することはやめる。

当たり前にそれが出来るので、本当に楽しく働けます。

自分は完璧ではないように、他人も完璧ではありません。
部下、同僚、上司、みな役職が違うだけで、人類皆平等！皆不完全です。

昔だったらキリキリ激怒していたような人の失敗とかも、今では笑って流せます。
自分が完璧ではないのにどうして他人に完璧を求められましょう？

もちろん最終的に色々な判断はついて回りますが、一回一回目くじらを立てて、小さなことに拘って他のもっと重要な仕事を止めてしまっていた昔に比べれば、圧倒的に効率よく働けるようになりました。

そうは言っても最終的に部下が最大の成果を出せるようにサポートしたり、会社の経営方針に沿って組織をリードしていくために、厳しい戦いをすることもありますが、

自他ともに対しての非完全性を理解すること
不必要に他人の責任範囲を侵食しないこと
できないものはいち早くできないと伝えること

これらはマネージャーとして健全に働く上で、非常に重要なことだと思います。

読んでいただいてありがとうございました！
もし思うことがあればコメントなどいただけると嬉しいです！

では！

Shimeji & Oyaki

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