酸素マスクは子供より先に親が先に着けるべきという考え方

みなさんこんにちは！
Shimeji & Oyakiです。

私は10年くらい外資系企業でマネージャーをしています。
マネージャーという括りであれば、多くのことにそこまでの新鮮さを感じなくなってきているところもありましたが、昨年印象に残った言葉がありましたので記事にしてみたいと思います。

主に現職マネージャー、管理職の方に意味があるコンテンツになるかと思います。

飛行機は非常時に酸素マスクが落ちてくるようになっていますが、

「子供よりも親が先につけるべきである」

というのはご存知でしょうか。

当然自分のことよりも子供のことを優先したくなることが親の心理だと思いますが、なんでも子供が嫌がったり、外してしまってまた着け直したり、そう言ったことをやっている間に親が気を失ってしまう危険性があるために、親が先に着用するのが適切だということです。

昨年は変動の一年でしたが、私の会社でも大きく働き方が変わっていきました。

多くの会社でも、社員の安全と、業務パフォーマンスのバランスをどのように撮るか、特に管理職は非常に難しい舵取りを迫られたと思います。

その中で特に管理職向けに発信されたメッセージがまさにこれでした。

「あなたが誰よりも酸素マスクを最初に着けなさい！」

これにはかなり心動かされたことを今でも覚えています。

あ、社員より先にリフレッシュの時間を取ってもいいんだ。
管理職でも息抜きを意識的にしなくてはならないんだ。

色々な思いが浮かんだのと、自分の部下たち(その人達も管理職)がどういう状況にあるのかを今一度考えるきっかけになりました。

自分がまぁまぁしんどい状況にあるのであれば、直接従業員と話をしている彼らはどれくらい辛い思いをしているのだろうか。

気にはかけていたと思いますが、十分ではなかったかもしれません。
そこで、即日管理職全員を集めて同じことを伝えました。

「チーム全体がこの状況を乗り切るには、みなさん自身が先にしっかりと呼吸をして、従業員をサポートできるようになる必要があります。どんなことが必要ですか？」

なかなか最初は出てこなかった意見も、ポツリポツリと聞けるようになりました。

休みが欲しい
従業員と一切話をしなくていいような隔離空間で一定時間仕事したい

よしやろう！
ということで色々試行錯誤をしました。

今でも私の中ではこの言葉は自分の中に生きています。

このアイディアを積極的に広めようとしてくれた会社と、それを良しとする企業文化に感謝しつつ、大きなプレッシャーも感じています。
240人くらいのチームのトップとして働かせて頂く中で、私の考え方ひとつでどれくらい大きな影響を与えてしまうのだろうかと。

私は昔から大して変わっていない(と思う)中で、チームの規模がどんどん大きくなっていくと、どうしても自分の発言の影響力の大きさが計れなくなってしまう、ということを感じます。

そんなに強い意図で言った意味ではないのに、命令と捉えられたり。
いろんな場所で顔色を気にされたり。

最近はそれを指摘してくれる人が出てきたので助かっていますが、自分と他人の視点に相当な差が生まれているということは理解しておかないといけないと感じる今日この頃です。

ぜひ管理職のみなさんで、今辛い時期にいるのであれば、一度自分自身に酸素マスクを用意して、リフレッシュすることも必要かもしれません。

では！

Shimeji & Oyaki

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