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マネージャーになったら上司と部下に好かれる様に動くのは諦めましょう!

みなさんこんにちは!
Shimeji & Oyakiです。
外資系企業で10年くらいマネージャーしています。

よくマネージャーは、「人に嫌われる仕事」という言い方をされること、ありませんか?

厳密にいうと、こういうことだと思います。

・誰かの好き嫌いを元に判断してうまくいくポジションではない。
・大きな決断をしようとすればするほど、抵抗勢力が生まれる。


まずマネージャーをしている中で、上司や部下に好かれることを意識して働いている様であれば、ちょっと考えた方がいいかもしれません。

基本的にそれは原理的に不可能だからです。

中間管理職になるということは、会社のトップからのエネルギーと、下からの突き上げによるエネルギーの中間に立つということになります。

当然その両方のエネルギーは方向性が一致しないことが多く、そこに中間管理職としての難しさがあるわけです。


上を立てれば下に嫌われ、下を守り過ぎれば上に嫌われ。


難しいですよね?
好き嫌いを基準にして動くと、必ず限界を迎えます。


ではどうすればいいか?

色々な方法があるかとは思いますが、私の場合は基準を好き嫌いと別のところに置く様にしています。

ゴール
KPI
就業規則
ガイドライン
グローバルからのマテリアル
会社のVisionやValue
チームで話し合って作成した方針
などなど

要はなんでもいいのですが、Aという人の要求に対して、その要求を飲めない理由を説明するには、自分以外の何かが決めた基準を用いて話すのが早いです。

部下でも上司でもそれは一緒で、基準に基づいて一定の行動をすることを意識することで、好き嫌いから離れることができます。

もちろん嫌われることもあると思いますが、"私"ではなく"会社の基準"を元に判断されたことに対して非を唱えるのは、なかなか難しいですよね。


大きな決断には必ず抵抗勢力が生まれます。

何かを大きく革新させようとする時には、必ず保守的な人に抵抗されます。
私の場合は新しく就任したポジションで、こんなことがありました。


部下M「S&Oさん、私たちは今まで色々努力を重ねて来て、今の働き方が一番いいな、と思ってます。新しくS&Oさんが来ることで、色々変えられないといいな、とみんな言ってます。」

S&O「そうですか。ですが前期の販売成績を見ると、このチーム会社の中で最下位ですよね?何を持って"今の働き方が一番いい"とおっしゃってるんですか?」

部下M「・・・」


おそらく当時の方々は、"自分たちが働きやすい"という基準を持って最善の方法を模索して来たのだろうと思いますが、"会社のゴール"としっかり意識合わせができていなかったのは明らかでした。

これは当然前任のマネージャーの失態であり、部下に対して嫌われることを恐れて、なんでもいいよ、いいよ、と続けて来た結果なのだろうと推測されました。

その後は当然方針変更することになりましたが、大きな感情的抵抗に合うことになりました。

まぁ嫌われていたでしょうね、私は。笑


ただ会社のゴールとチームの方向性を一致させることができなければ、中間管理職として存在価値がないわけです。

マネージャーがそれを変えることができなければ、部下たちはもっと社内で孤立して行ってしまうので、中期的にはテコ入れする判断が正しかったのだろうと思います。


ということで、上司と部下に嫌われない様に動くのは、あまり得策ではないと思うよ、というお話でした。

では!

Shimeji & Oyaki

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