旅がくれるインスピレーション

2021年5月28日 19:58

みなさんこんにちは！
Shimeji & Oyakiです。
外資系企業で10年くらいマネージャーをしています。

小用があって岩手県まで行ったので、陸前高田市の

東日本大震災、津波伝承館

に寄ってきました。

無料とは思えないほどの充実したコンテンツで、わかりやすく津波の原理や、その時何が起きてどの様に対応して来たのかを説明してくれています。

どれだけ津波が凄惨なものであったか
三陸海岸の津波の歴史
先祖代々、どの様に津波の恐ろしさについて語り継がれ、その結果どうだったのか

あまりにもボリュームのある内容だったため、数時間この資料館で過ごしたのではないかと思います。

色々心に残った中で一点強調するとすれば、

リーダーシップについて

です。

市や県の担当者、学校の先生、一番最初にヘリコプターに乗って動画を届けようとした人、数えきれないほど多くのリーダーシップがそこにはありました。

思い返せばコロナが始まってから、私も大人数のチームを抱える立場として、リモートワークの立ち上げや、会社への販売サポート体制の構築などそれなりのリーダーシップを発揮して来た様には思います。

しかしながら、気持ちはいつもどこか、

「前任者はこんな面倒なことがなかったからまだマシだっただろうなぁ。
俺はコロナのせいで余計な手間をかけなくてはならないんだから、ついてないよなぁ」

という思いがありました。

もちろんコロナは私のせいではありませんし、運がないと言えば運がないかもしれません。

でも少なからず人の命がかかっているこの状況下で、もっと前向きに皆を励まして、元気づけて、リードしていくことができたんじゃないだろうか、と感じました。

東日本大震災では被害の現状が目の前にあったということもあるかもしれませんが、私が資料館で見た多くの「リーダー達」は、そんな情けないことは考えずに、「どうやったら多くの命を救えるのか」ということに焦点を当てて指揮をして来た様に受け取りました。

自分が変えられるのは自分だけです。
他人や、ましてはコロナの状況を一個人がどうこうできることはないけれど、

「まだ遅くはない。しっかりとリスクや人の感情に向き合って行こう。」

と思わせてくれた資料館でした。

Shimeji & Oyaki

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