いち早く”悩みフェーズ”を抜けるには

2021年4月17日 20:51

みなさんこんにちは！
Shimeji & Oyakiです。

外資系企業で16年くらい働いてきて、自分を含めて人の色々な「決断」を見てきました。

決断の前には”悩み”が付き物で、今回はどのようにその悩みフェーズをいち早く抜け出せるのかを記事にしてみたいと思います。

完全に私見とはなりますので状況によって合う、合わないはあると思いますが、決断に時間がかかるとご自覚されている方の参考になれば幸いです。

結果って誰にもわからない

まず前提として掲げたいのは、どのような決断をするにせよ、結果って誰にもわからないよね、ということです。

もちろん経験から推測できることは増えるし、その多くが当たることもあるでしょうけど、基本的には誰も未来のことを正確には予測できません。

「昇進試験受けてみようか」

「転職してみませんか？と言われた」

人生には多くの選択肢があります。
当然その選択肢を前に”悩む”ことになります。

「新しい仕事は自分に向いているのかな」
「転職先にもいいところはあるけど、人間関係は今の会社でもいいし..」

悩むというのは、感情と不確実な未来の想像の入り混じった心理作用だと思います。

別にこれ自体は人間の自然な心理作用だと思いますので悪いとは思いません。

しかしながら、”悩みフェーズ”に時間を使いすぎると、問題が出てきます。

・チャンスが失われる
・状況が全く変わってしまう
・決断力がないと見なされる

決断するために与えられた時間って実はそれほど長くないはずです。
状況は刻一刻と変わりますし、何かの売買においても決められないうちに、他の人に先に取引されてしまったりします。

チャンスが訪れてきたら色々な心の作用(悩み)を抑えて、パッと飛び込める力が意思力、決断力なのかな、と思います。

個人的な経験で言えば、この意思力、決断力は筋トレのように経験を積むことで鍛えることができます。

たくさんの決断を経験してきた人は、迷いなく決めることができますし、例えば情報が揃ってなくて決められない時も、”情報が不足している”ということをすぐに見抜くことができます。

一方で“考える”というのはどういうことかというと、意志の元で判断されていくプロセスだと思います。

AとBというチョイスがあった時にAを選択した。
しかしAにはこういう良さと悪さがあるので、悪い部分をどのように補うか

こういうことは”悩む”ことではなくて、”考える”ことに該当すると思います。
考えることによって、マイナスだった部分がプラスに転じることもありますし、プラスをさらにプラスに伸ばすこともできます。

“悩む”フェーズでは特に生産的なアウトプットは出ません。
多くの場合自分の感情と、不確定な未来の想像の波に流されているだけなので、強いて言えば”気持ちの整理ができる”というのが最大の着地点でしょうか。

“考える”というフェーズになると、とても生産的になります。
どのようにより良い成果を出すか、という目的が生まれますので、生産的なアウトプットが出てきやすくなります。

上記の通り、基本的に選択肢が迫られた時に、いかに”悩んでいるフェーズ”を早く抜け出せるかが重要になります。

ひとつお勧めしたいのは、何かを決めるときに以下の分類をすることです。

・確実にわかっていることはなんなのか
・不確実なことはなんなのか
・不確実なことを確実にする術はあるのか、ないのか

要するにわかっていることとわからないことを区別しましょう、ということです。

不確実性が高ければ高いほどギャンブル的な要素が出てきます。
根拠なく決められる人(ギャンブル)以外は、

わからないからもやもやする=迷う

ということになります。

ですのでまず最初に問うべきなのは、

何がわかっていて、何がわからないのか。
次にわからないことをわかるようにする方法はあるのか。

となるかと思います。

自分が”迷っているな”と感じた時には、是非こういったアプローチで”考える”方向にシフトさせてみてください。

決断において重要なのは、限られた時間で質の高い情報をできる限り多く把握することだと思います。

悩むことの最大のリスクは、自分自身の中で正当化してしまうことにあると思います。

「いきなりこんなこと言われたって誰だって困惑するよ！」
「なんで自分だけこんなことを決めさせられなければならないんだ！」

この決断に関しては悩んでも仕方ない。
そう思ってしまっている様な状況であれば、もしかしたら思考停止状態に陥っている可能性があるかもしれません。

とはいえ人間はどうしても感情に左右される生き物だと思いますし、完全にそれを断つことが正しいとも思いません。

ちょっと悩むのに時間使い過ぎているなと感じた時に、

「ちょっと悩みすぎてるから、”考えて”みよう！」

と思ってもらえるようなきっかけになれば幸いです。

では！

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