見出し画像

会社員からフリーランスになって夫に対してキャリアへの嫉妬がなくなった話

転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、フリーランスになりました。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

今日は久しぶりに夫婦のお話

このnote始めた時の自分の心境は、ずっと会社員をやってきて、結婚して会社をやめて自分のキャリアが途絶えたこと、社会との接点がなくなり自分の存在が切り離されたような気がして、毎日孤独だったこと、それを何か形に残しておきたい、自分の頭の中を整理したい、このモヤモヤを言語化して外に出したい、そんな思い出はじめました。

今自分が色々な選択肢を持って働くようになって、結婚して仕事を辞めて専業主婦をしていた時と大きく心情が変わったと思います。

今回は夫婦とは、働き方とは、キャリアとは、自分の人生を主体的に生きるとは、色々含めながら考えていきたいと思います。


フリーランスになるタイミングが来た時の話

今は自分の働き方についての記事が多くなっていますが、最初の方の投稿は、夫婦生活を通しての夫との関わり方、夫へのキャリアへの嫉妬などが多くて、振り返ると今でも苦しくなります。

当時のわたしは、なんとなく会社での働き方が合わなくなってきており、転職しようか働き方を模索している状況でした。
このときはフリーランスになりたい!と思っていたわけではなく、わたしの入社した会社は、昔ながらの昭和体質の社風でバリバリの体育会系、いわゆる大手企業に属するタイプの会社でした。

福利厚生は良いし、一緒に働く人にも恵まれて楽しい会社生活をおくっていたのですが、入社して6年目の年で新規事業部に異動になりました。
そこから、自分の働くということについての意識や考え方が大きく変わり始めます。

その辺の経緯はこちらの記事で書いています。

そこで、フリーランスという働き方について色々調べたり、スクールに通ったりしたのですが、やはりフリーランスって露出している情報がかなり偏っていて(キラキラ系に)、なんかかっこいい!理想の働き方だ!やってみたい!当初のわたしは希望に満ち溢れていました。

ずっと会社員だったわたしが、最初に触れる情報って結局表に分かりやすく出ているような情報ばかりで、本質を得ていなかったなと今になって思います。

これ、結構今からフリーランスなりたいと思っている人あるあるだと思うんですよね。
noteにいる人は結構本質を得ている人が多いと感じるのですが、他のSNSはいい部分のみしか情報として出てきていないので、実際になってみて色々苦労するなと思います。

だからわたしは今後もフリーランスの本音や実情をどんどんさらしていきます(笑)

今の会社の働き方が自分に合わなくなってきている、大好きだった会社の人と自分の価値観が合わなくなってきている、転勤族の夫と結婚することになった、フリーランスの働き方が魅力的に見えている。

今はそのタイミングが自分に来ているんだと確信して、わたしは会社員を辞めて現在の道を選んでいます。

夫へのキャリアへの嫉妬が生まれる

そうやってフリーランスの道を歩みだしたものの、当初自分が思い描いていた道とは全然違い、苦労の毎日。

もちろん最初から上手く行くはずがなく、自分が何をしたいのか、何を価値提供できるのかも分かっていない状況で、当たり前のように何もできずに半年くらいが経ちました。

会社を辞めるという選択をしたのは自分のはずなのに、夫の転勤があるから、自分は自由な選択が出来ない、この働き方をしなくてはいけない、なんだかフリーランスとして働くことを勝手に自分の義務だと思い込んでいた気がしています。

結婚すると、自分の人生を主体的に生きるというのが本当に難しくなりますね。

独身の時は、自分のために精一杯生きていけたけど、相手の人生もそこに乗っかってくるわけで、それを加味しながら自分の道を調整していくって本当に難しすぎることだなと、今になって思います。

そしてこの時に一番抱えていたのがキャリアの問題

夫とは実は同業で、会社は違うものの同じような業界におり、お付き合いしている時はそれがとても魅力的で、仕事の話もたくさんしたし、自分の知らないことを知っている、仕事が出来て凄い、尊敬の気持ちを持っていました。

結婚してわたしが会社を辞めてからは、これが完全に裏目に出てしまい、自分のキャリアが途絶えたこと、自分のやりたいことを叶えている夫への嫉妬、自由に制限なく働けている夫に日々苛立ちを感じながらも、何も出来ていない自分に否定的になっていました。

自然とお互い仕事の話もしなくなったし、将来のビジョンとかキャリアの話とかお互いに触れなくなりました。

ただ、これ今考えるとすごく良かったなと思っています。

フリーランスの自由は選択肢の多さ

たぶん、わたしはそのまま会社員をしていても到底夫に追いつくことは出来なかっただろうなと思います。

追いつくというと少し違うのかもしれませんが、同業といえども、会社の規模も違えば職種も違う、結婚生活をそのまま送っていたら、きっとわたしは同じように嫉妬を抱いたまま生活することになる気がしていました。

結婚する前から、この人には一生かなわないだろうな・・と思いながらもどこか追いつきたい、一緒に方を並べて働きたいという思いでいた気がします。

フリーランスになってから抱えたキャリアの問題は、自分が歩みたかったキャリアを夫は着実に歩んでいて、それが叶わない自分に対してのものでした。
でも、自分がそのまま会社員を続けていたら、到底追いつけない領域にいる人と同じ土俵でしがみついていることになるのかなと。

フリーランスになって、今わたしは全く違う働き方をしていて、夫への嫉妬というものがほぼ消えています。

当初から考えると本当に信じられなくて、自分でもびっくりしています。

それは、会社員だと出来なかったことが出来ていること、例えば働く時間を決められたり、働く場所に制限がなかったり、出世競争のようなものがない世界にいること、自分で仕事を選ぶことが出来ること、夫には出来ないものを今のわたしはたくさん持っています。

こうやって並べると当初描いていた、キラキラ系フリーランスと同じようなことを言っていますが、実際に色々経験して泥臭く勝ち取ったものなのでどうか、うわべだけの文言で捉えないでほしいのですが・・

会社を辞めた時は、自分のキャリアに悩み夫への嫉が大きくなり、自分がこの状況にいるのは夫の転勤があるからだ、自分はハンデを背負った状態でキャリアを作っていかないといけないのだ、と自分を苦しめ夫への怒りが増幅していましたが、きっと会社員でずっといたときにもこれは変わらなかっただろうなと思います。

どちらも昭和体質の会社、男女平等ではないのが実態、育休産休で自分だけまたキャリアが途絶える。色々なことが想定できて、これもまた考えたら苦しくなります。

同じ土俵で同じように闘うという選択肢を捨てたことで、今はお互いの仕事を尊重出来て、お互いの出来ないことを補い合っている気がします。

これはわたしにとって、新しい発想で新しい感覚。
会社員時代には考えもしなかった、新しい夫婦の形でした。

恐らく夫は何も考えていないので、わたしの嫉妬の気持ちや、働き方が多様化したことでそれが解消されたということも、何も感じていないかもしれません。

最近機嫌がいいな~くらいにしか思っていない気もしています(笑)

でも、わたしにとっては「働く」ということが自分の人生においてすごく重要で、自分の人生を主体的に生きていくためには、この働くという選択肢を多く持っていることが、わたし自身の幸せに繋がります。

だいぶ遠回りと苦労をしましたが、今働く選択肢が増えたことが、自分の人生をより良くしてくれていると実感できています!

フリーランスの本当の自由は選択肢の多さだと思っています。

時間や場所を問わない仕事が出来るのも選択肢の1つだし、働く人や仕事を選べるのも選択肢の一つだし、これからもっと自分にとって良い選択肢が出来てくるかもしれません。

自分が選択出来ることをたくさん持っているというのが本当の自由のような気がします。

最後までお読みいただきありがとうございました。


シンバ🦁

いいなと思ったら応援しよう!